(今日はカイコの画像が出てきますのでご注意くださいね)
展示室のなぜだろうランドの中
昆虫に関する展示がいろいろありますが
その中のカイココーナー
あれ?
たくさんいたカイコがたったこれだけになってしまいました。
どうしたんでしょう?
カイコをのせていたこれも片付けられていました。
ん??
カイココーナーのとなりに変な物がつるされている。
たくさんいたカイコはここに移動したのです。
こちらは『蔟』といいます。『まぶし』とよみます。
回転するので『回転まぶし』と呼んでいます。
カイコが移動して上の方が重くなると回転するのです。
下にはビニールでできた受け皿。
たまにカイコが落下するからというのもあるかもしれませんが
こちらは排泄物を受けるものになります。
カイコは桑の葉っぱをたくさん食べて大きくなると
そのうち食べなくなります。
するといよいよ幼虫からサナギになるのです。
サナギになるときに、糸を口から吐いてまゆを作ります。
まゆを作るのは自分の身を守るためなんですね。
時間をかけて少しずつまゆができてきます。
この中で幼虫からサナギになっていくのです。
大昔から人間はこのまゆを利用して
絹糸にしていたのですね。
カイコが成虫になるとカイコガという蛾になりますが
まったく飛ぶことはできません。
だから人間がいないと生きていけない昆虫なんですよ。