葉脈標本しおり | ムシテックのブログ

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今週、浅川小学校(浅川町)の3年生のみなさんが

「葉脈標本しおり」づくりを体験しました。

 

植物の葉に張り巡らされた葉脈でしおりを作ります。

葉脈には、根から吸い上げた水の通り道である道管

光合成で作られた養分の通り道である師管があります。

当館では、道管のみのしおりを作ります。

 

今回は、ヒイラギの葉を使います。

表皮を溶かして柔らかくしてある葉を歯ブラシでやさしく叩きます。

 

すると、葉肉がどんどん取れていきます。

 

取れた葉肉を水で洗います。

 

葉肉がなくなり葉脈だけになったら、

ピンセットで師管をつまみ、取り除きます。

 

取り除いた師管です。

 

次に、道管だけになった葉を漂白剤で白くします。

 

漂白された道管をポスターカラーで着色します。

 

着色すると、こんなです(ピンボケです)。

 

台紙にレイアウトして、ラミネート加工すると

 

とってもキレイな葉脈標本しおりのできあがりです。

 

台紙に絵を描くのもいいですね。

 

ミネラルを含む水を吸い上げる道管、

光合成で作られた養分を溶かした水を植物の全身に運ぶ師管、

葉脈の中では水が流れ、植物の生命活動を支えています。

私たち生物にとっての水の重要性を改めて感じますね。

 

ここで宣伝です。夏休み中のサイエンスショーでは、

そんな水を使って「わくわく水実験」を行います。

見に来てくださ~い。