7月の平日に、柏城小学校(須賀川市)の2年生のみなさんが
工作プログラム「紙とんぼ」を体験しました。
そのときの様子をご紹介します。
“紙とんぼ”って? みなさん、ご存知ですか。
竹とんぼのプロペラ(羽根)を厚紙で作ったものです。
これが、よく飛ぶんです。
作り方は簡単です。
まず、厚紙プロペラの両端にウェイトとしてシールを貼ります。
すると、下のようになります。
次に、プロペラの表面と裏面に絵や模様を描きます。
ムシですね。
こちらは、水玉模様。
安全のため、プロペラの面取りをします。
できあがったプロペラに竹串を刺して、
ホットボンド(いわゆるグルーガン)で固定します。
児童のみなさんはグルーガンの使用経験があり、
とても上手にプロペラと竹串を固定していました。
いよいよ中庭で飛ばしてみます。
よく飛びます。
そこに、ほんもののトンボもやってきました。
ところで、今年はレオナルド・ダ・ビンチの没後500年にあたります。
“モナリザの微笑”で有名な彼は、
竹とんぼと同じように回転翼をもつヘリコプターの原型を
考案していたことをご存知の方も多いことでしょう。
(富山市科学博物館HPの「とやまサイエンストピックス#424」より)
レオナルド・ダ・ビンチはスクリュー型のプロペラが空気中を
ネジのように回転しながら上がると考えていたそうです。
当時、流体動力学はなく、揚力という概念もありませんでしたから、
無理もないことですね。