・・・空はどんより。
いつ雨が降るかわからない危険な状態。
そんな日曜日。
2階のなぜなぜルームでは
電子顕微鏡の画像を見ながら解説している人がいます。
この方は当館の館長
養老孟司館長です。
いろいろな昆虫に精通していますが
特にゾウムシという甲虫に詳しく
昆虫家の中では有名。
でも、昆虫で有名なだけではなく
解剖学者や著者としても超有名。
たぶん、このブログを見ている人の中でも
「バカの壁」という本を読んだことのある人がいるかもしれません。
だいぶ前ではありますが
2003年の年間ベストセラー第1位になった本です。
(2000年以降で最も売れた本かと思います)
そうなんです。
ムシテックワールドの館長にもなってくれています
その養老館長の特別講座が
7月6日(土)、7日(日)に開催されました。
そこで今回使用したのがコチラ
こんなにコンパクトなのに電子顕微鏡なんです
こちらは日立ハイテクノロジーズのミニスコープという電子顕微鏡。
小さな昆虫の微細な構造もミクロの世界で調べることができるのです。
養老館長もこの電子顕微鏡のちょっと古いタイプを持っていて
小さな昆虫のつくりを調べるために使っているそうです。
電子顕微鏡での講話が終了した後
エコハウスに移動して
カサ?
雨が降ってきたのでしょうか?
いえいえ、そうではありません。
カサとペットボトルで作った『吸虫管』を使っての昆虫採集です。
この採集方法はかなりマニアック。
どんな昆虫が集まるかというと
とっても小さい昆虫たち。
その小さな昆虫をチューブで吸い取ってペットボトルに入れるのです。
カサという身近な物を使って昆虫を採集できるのです。
とっても小さな昆虫ばかりですが
意識して探せばけっこうたくさんの種類を見つけることができます。
捕まえた昆虫を養老館長に見てもらって
どんな昆虫か教えてもらっていました
エコハウス周辺での昆虫採集が終わって
最後に養老館長のお話を聞いて・・・
最後に養老館長の
サイン入りの本をプレゼント
子ども達にとっても、親御さんにとっても
よい思い出になったのではないでしょうか?
みんなの笑顔を見ることができて
私たちもうれしかったですね~