先日、フィールドワークプログラムで実施した
外部講師プログラムを紹介したいと思います。
講師の先生は三田村先生。
カイコの研究で有名な先生です。
昆虫に関する書籍も数冊出しているほどなんですよ。
今回使用したのが・・・
コチラ。
今の若い方は見たことないかもしれませんね。
これがカイコがつくった「まゆ(繭)」になります。
このまゆを絹糸にするというプログラムを実施したのです。
まゆを事前に煮出しておきます。
あと必須アイテムがセロテープ台です。これが重要
煮出したまゆに歯ブラシをあてて、糸の先端を見つけ
それをセロテープの回転するところにセットし
巻きます!巻きます!ひたすら巻きます!
すると
このようにきれいな絹糸になるんです。
ちなみにまゆの大きさによりますが
1つのまゆから1300~1500mの絹糸がとれるのです。
セロテープ台からはずすと絹糸の輪っかができます。
この輪っかがすごいんです
引っ張ってもまったく切れません。
私も頑張って切ってみようとチャレンジしましたが
指がちぎれるかと思いました。無理です。絶対に無理です。
この絹糸が着物に使われたり
超高級な絨毯に使われたりしています。
カイコは大昔から人間の生活にとっても関わりの深い昆虫なんです。
これからも昆虫から人間が学ぶことや
人間の生活に役立つものが見つかるかもしれませんよ