我が家の自由研究~恐竜ボーイ編~ | 虫ガールと恐竜ボーイ

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虫をこよなく愛する娘と恐竜を愛する息子の日常を綴った日記です。
だんだん虫に慣れてきた母の写真・絵付き。

前回は娘の自由研究。
今回はやる気のない恐竜ボーイの自由研究です。

母としてはお姉ちゃんの自由研究に便乗させたかったんですが、
「やだ!これはうちが考えたの!」
というケチな姉と、
「字いっぱい書くのやだ。」
というやる気のない弟の利害が一致してしまい
失敗に終わりました。


そこで何とかやらせたのがコレ。

『ちりめんモンスターを探せ!』

ちりめんモンスターというのは、ちりめんじゃこに入っている海の生き物のこと。
最近スーパーで売っているちりめんじゃこはほとんどがカタクチイワシのみになっているのですが、
本来のちりめんじゃこは海にいる小さな生物がたくさん混ざったもの。
よくよく見ると、イワシだけでなくいろんな魚の赤ちゃんや、カニやエビの幼生、小さい貝なんかも混ざっているのです。

 

 

ちりめんモンスターについてはこの本が分かりやすいです。

 

 

 


で、そのちりめんモンスターを専門家に教えてもらって分類・同定しようという
イベントが観音崎自然博物館であったのでそこに参加しました。

ここは以前アカテガニの放仔会でもお世話になったんですが、
その時もらったチラシに他にも面白そうなイベントがたくさんあって、
まずは夏休みの自由研究にピッタリなこれを予約してみたのでした。
これ以外には磯の生き物観察会や化石のクリーニング体験や標本作りなんかもあって興味が尽きませんが、
家からちょーっと遠いのが玉に瑕です・・・。


まず館内に展示されている身近な生き物などを見たり、
めっちゃ触らせてくれるタッチプール(魚がなぜか逃げない・・・!)に行ってからのちりめんモンスター探し体験。(参加者一人500円、付き添いは200円か300円←忘れた・・・)


一人一袋のちりめんじゃこをもらいます。
こんなの。見た目は普通のちりめんじゃこ。


それを、(すいません名前を忘れてしまいましたが・・・)専門家の先生に見てもらいながら
同定していく。

まずは似た種類に分けてからやるとやりやすいですよ、といわれる。
それからカードを見ながら同定し、分からないものは先生や他の学生さんたちに聞く。

一番多いのがカタクチイワシで、普通のシラス。
アジもけっこういる。
↓こんなの


それからカワハギ、キスといった他の魚と、
カニのゾエア幼生、メガロパ幼生がそれに次ぐ多さ。

メガロパ幼生はこんなの↓(すみません画像悪くて分かりませんが、カニに見えないことだけは通じるかな・・・?)


カニは卵から孵るとゾエア幼生という大人とは全く違った姿の幼生になり、
それから脱皮してメガロパ幼生というまた全然違う姿になり、
その後脱皮を繰り返してやっと大人と同じ形になるんだそうです。

ゾエア、メガロパ・・・。
初めて聞いた単語ですが、終わるころには子供たちは
「あ、またメガロパ見つけたー」
みたいな玄人っぽい口調になっててちょっとウケたww

でも大人でも
「何これ?!初めて見るんじゃない?」
とか言いながら探すのは面白かったし、先生も
「これ見たことないんで持ち帰っていいですか?」
とか楽しそうにしてて、いい雰囲気の中で楽しめました。


最後に館長さんがダンナが着てたクリオネのTシャツを気に入り、
クリオネの話を語ってくれておもしろかったんですが、
後の予定が詰まっていたので泣く泣く出てきたのでした。

次は時間に余裕を持って来よう・・・!

息子の成果物はこれ。

字が汚すぎるうえにひらがなとカタカナが混ざっていますが、

一年生の自由研究としては許せるレベル・・・かな・・・?