こんにちは。
蒸しりんご店長のりんごです。
花粉症について続きを書いていきます。
前の記事
今回は治療のパターン②
体質改善。特に腸へのアプローチ。
体質改善。
これぞ、東洋医学の求めるところ！
ッて感じですね。
花粉症にしろアトピーにしろ
炎症部位を抑えるために
局所の熱処理をする。
そうすることで
症状の一過性の改善はあるでしょう。
でもアトピーを例にするとわかりやすいですよね。
炎症部位周辺のみを処置したからといって
アトピーは治らない。
アトピーを発症する仕組みを変えねば。
となると、
体質改善！という話なのです。
でもですね、そうなると
体質改善はすぐ出来る話ではありません。
だ～いぶ前からする必要があります。
え？だいぶ前から！！
そろそろ花粉が飛び出したね、という時期では
遅いの？？ガーン。
となりますよね〜。
１年、少なくとも半年前から
なんて言われたとしたら
気が遠くなる〜！と思いますよね。
たしかに、定期的に鍼灸に通いだしてから
『今年は花粉症が楽なんです』という方は
多いんですよね。
でも、それは鍼灸だけのおかげとも
断定できない。
鍼灸に単発でなく定期的に通うような方は
何らかの体質改善をしたいわけだから
食生活や運動その他
さまざまな養生を取り入れる方も多いでしょう。
本当にダイレクトに鍼灸のおかげとは
言い難いかもしれない。
治療目的で似てるけど
「体質改善」とまで言わなくても
症状を起こすことにつながる
邪をとりのぞく、という方針もあります。
例えば花粉症で言えば
季節がら春先なので
木気旺盛で肝鬱気滞
そこにストレスがある人は更に気滞
そして飲食不摂生などで湿邪がたまる
そういった各種『邪』を除く治療をするのですね。
これだともう少し効果は早いでしょう。
とはいえ、私が常に疑問になること。
そういった病機があったり
体質的な要因があっても
それが、なぜ花粉症として出るのか？
アトピーでも同じ。
なぜそれがアトピーとして出るのか、です。
例えば、腸が弱いとします。
腸が弱い人はたくさんいるでしょう。
でも、腸が弱い人が皆アトピーになるわけではない。
なぜ、この子はアトピーとして出るのか。
春先に肝気旺盛になる
イライラしやすい
暴飲暴食もする
そんな人もいるでしょう。
そこに体質として各種臓器の虚弱は
誰しもなにかしらもつもの。
でも、なぜ花粉症としてその人は出るのか。
影響を及ぼす要因は
邪気なり体質なり
背景としてあるかもしれないけれど
もっと直接的なきっかけになることがあるはず。
それがシステムを狂わせているのではないか。
逆に言うと
そこさえおさえておけば
少なくとも、体質が変わることなくても
システムエラーがなくなれば、
症状が抑えられるのではないか。
体質改善は広すぎてポイントが絞りにくいが
システムなら絞りやすい！
ということで
引き金となることに焦点を当てる
次の治療パターンに行くのです。
つづく
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