さすらいさんちの話 5/31 | 武蔵野舟木組 2024

武蔵野舟木組 2024

               さすらい

 

 

昨日「オードリー」に登場した大魔神像(大魔王像)の事を書いたので、思い出して保存していた私物の宝物を取り出して見ました。

さすらいが、どっぷり映画を見る事にはまっていた頃の、地元映画館のパンフです。

 

昭和41年(1966年)に見たのが「大魔神」です。

時代劇の特撮映画は、それまでの特撮映画とは違い、時代劇を得意としていた大映ならではの映画でした。主役は高田美和、青山良彦、藤巻潤と言った方々でした。

 

このパンフは、入場する際に必ず貰えたもので、折れないように、大事にノートに挟んで持ち帰ったもので、今でも、この映画館以外のパンフを含め100枚以上が残っています。60年近く前のモノなので、色焼けしています。

さすらいの青春時代の思い出のモノです。資料ノートには、入場料180円と書かれていました。

 

さすらいの住む、東京のJR中央線沿いには、各駅ごとに映画館が存在するほど、映画界は盛況な頃です。我が町には二軒の映画館があり、小学校の頃は、映画鑑賞会の授業があり、東映動画初の「白蛇伝」や東宝映画の「日本誕生」を見に行ったものでした。

吉祥寺には、9軒もの映画館があり、邦画も洋画も、文芸館的な映画館もあり、ワクワクしながら見たものです。邦画五社を始め「吉祥寺オデオン座」「スバル座」「ムサシノ」「井之頭会館」今では、別の形で、やはり映画館が多い吉祥寺です。

 

「おしらせ」には、館内での喫煙禁止の消防署の表示が載っています。

それまでは、映画館での喫煙は可能で、映写機から投影される光に、煙草の煙が放射線状に見えたものでした。高校生時代、隠れて煙草を吸ったのも映画館です。

今では考えられない「おしらせ」です。

 

東京オリンピック「世紀の感動」は、市川崑監督が撮った映画「東京オリンピック」の時の、80時間のフィルム映像の中から作られた「記録映画」です。

当初から記録映画として撮るものでしたが、市川崑監督の「東京オリンピック」は、芸術か記録かという論議を呼びます。感動的な作品でしたが、記録映画としては不十分でした。そして作られたのが「世紀の感動」です。

さすらいは「東京オリンピック」の映画公開前に、叔父の勤めていた東洋現像所(現イマジカ)の試写室で見る事が出来ました。

 

SEGニュースとは、DAIGOさんみたいな3文字です(笑)境映画劇場、単純な発想ですが、今考えると凄いです(笑)

この映画館も、その後数年して閉館になってしまいました。