「オードリー」彩る人々 時代背景 映画は大映 | 武蔵野舟木組 2024

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               さすらい

 

オードリ―に登場する大魔神。

劇中ではスタジオの中に置かれた「大魔王」の名で登場しました。

 

「映画は大映」このフレーズは、さすらいの思い出でもあります。

 

映画「大魔神」は、1966年に大映京都撮影所で作られた特撮映画です。

東宝は、早くから特撮映画を手掛けており「ラドン」「ゴジラ」を始めとして、多くの怪獣映画や「地球防衛軍」「宇宙大戦争」と言った特撮映画を撮っていました。

 

特撮ブームに乗って、大映も時代劇の特撮映画として「大魔神」を発表し、3作品作られてられています。怪獣物としては「ガメラ」と言う作品もありました。

ちなみに日活では「大巨獣ガッパ」という特撮映画が撮られています。

 

オードリ―の中の大京映画は、大映京都撮影所の事だと感じていましたが、大魔神の像をみて、やはり!と思っています。

東映の名前は良く出て来ますし、東京の東宝、松竹の名前もあがります。大映に関しては、市川雷蔵、勝新太郎の二人の名前が出たくらいでした。

クリキン、モモケンも東映の片岡千恵蔵、市川歌右衛門だけではなく、大映の市川雷蔵、勝新太郎の二人をモチーフに考えたのかも知れません。勝新さんは、元々は座頭市の様な汚れた感じの俳優さんではなく、白塗りの二枚目スターでした。

 

大映京都撮影場は無くなってしまいましたが、大映東京撮影所は、角川大映撮影所となって、規模は10分の一ほどになりましたが、現在も東京調布市にあります。

そこには、大映の象徴的な「大魔神」像が今でも置かれています。

 

大映は1971年に倒産しますが、大映は早くからテレビへの制作を東京撮影所で始めたいました。それはみなさんご存知の「ザ・ガードマン」です。

大映テレビ室として制作していましたが、倒産後は「大映テレビ」となり、「奥さまは18歳」や山口百恵主演の「赤のシリーズ」などが作られていたのです。

 

大映京都撮影場は、現在、京都太秦に「大映通り」として残っているようです。

 

大部屋のもみじさん、東映のレギュラー作品が決まったようですね(笑)良かったですね。