「オードリー」彩る人々 撮影の舞台裏③ | 武蔵野舟木組 2024

武蔵野舟木組 2024

               さすらい

 

 

すでに放送されて場面もありますが、これから放送になる場面の裏話もあります。

それにしても、大変な思いをして撮影された事が良く判ります。スタッフキャストが一丸となっての撮影は、想像を絶するような大変さが伝わってきます。

 

映画のウソと言う話をしましょう。

映画は、必ずしも脚本の筋書き通りに撮影を行う訳ではありません。そのまま撮る事を順撮りと言いますが、これはとても時間がかかります。昔に比べれば現在では、キャメラも軽いですし、複数のキャメラを使う事が出来ますから、順撮りも可能ですが、昔の映画はキャメラ1台で、撮っていきます。

 

その度に、キャメラを移動し、ライティングを替えますから、それらを順に撮る事は効率が悪い訳です。ですから同じ構図をカットを分けて、続けて撮る事で、最終的には編集で繋いで行くわけです。

 

同じロケ地であれば、子供の頃の美月(オードリー)を撮った時に、大人になった美月のシーンも同時期に撮っておく訳です。シーンやカットを詳細に記録しておいて、編集で繋ぎます。

以前にお話したスクリプター(記録係)の詳細な記録も必要になりますし、カチンコと呼ばれるボールド(看板)にシーン数、カット数、トラックナンバー(何回撮ったか)をキャメラに映して置いて、編集の際に、それを頼りに繋いで行くわけです。

 

ですから、外での撮影などは、突然天候が変わったりすると、繋がらなくなったりと苦労する訳です。