美月(オードリー)は、大京映画の女優さんになる事を許され、大部屋俳優として仕事を始めました。早速大部屋女優さんたちからのイジメの洗礼を受けます。
妬みややっかみの渦巻く世界に足を踏み入れました。
これからは、再び撮影所の中を中心に話が進んで行く事でしょう。そして多くの人物が登場していきます。
大京映画の撮影所は、松竹京都映画撮影所のオープンセットが使われています。
京都には太秦を中心に、東映・松竹・大映の撮影所があり、時代劇を中心に映画が作られました。大映は倒産もあり、現在跡地は住宅になっています。
東映は、時代劇映画やテレビ時代劇を撮りながら、「東映太秦映画村」としてエンターテーメントな観光場所にもなっています。
松竹京都映画撮影所は、「松竹京都撮影所」と今は名称を替えています。
テレビ時代劇の撮影で、各局の時代劇を撮っているようですが、どの程度このオープンセットが残っているのかは良く判りません。
今は昔と違い、時代劇自体が余り作られる事が無くなり、かつては沢山あったこうしたオープンセットも数少なくなっています。
東京にも時代劇が撮れるオープンセットがありました。それはさすらいがいた三船プロダクションで、三船プロ制作作品以外でも、沢山のプロダクションがそのセットで撮影していたものです。
映画の時代からテレビの時代になり、映画の衰退、時代劇の衰退していく時代背景の中で、オードリーの人生が語られて行くのでしょう。