をんごく
読んでみました
第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞 史上初の三冠受賞作!
嫁さんは、死んでもまだこの世にうろついているんだよ
95点
舞台が大阪 船場
大阪弁が古き良き大正時代の
暗さ怪しさをぐっと引き立てます
泉鏡花っぽい綺麗な徒っぽさがいい
大正時代末期、大阪船場
元ぼんぼんの画家の壮一郎は
妻・倭子の死を受け入れられません
未練から巫女に降霊を頼んでみると
奥さんは普通の霊と違う と言われてしまう
壮一郎のもとに倭子が現れるが
その姿は禍々しいものに変容していた
死を自覚していない霊を喰って生きている
エリマキという男
顔がなく 見るものの大事な人に見える
この男がとてもいいキャラなんですよね
可愛げのある人物で
自分のことを誰かになぞらえない壮一郎を
守ろうとしてくれます
ある意味 ゲゲゲの鬼太郎
妖怪と人間との友情や
謎解き要素はないので
ミステリーと言うより
間違えなくホラー
それも愛しの妻と祖先の方々なので
怖いより 哀しい
救いのない倭子ちゃんにも
最後に愛を感じる結果になり
大団円といえる最後にすっきりします
面白かった
少し痩せて
少し戻って
戻さなあかんのに
また痩せない
みっちみち
マッシュルダンスで
ひねりスクワット始めました