ムル☆まり同盟 -213ページ目

脱走

さっそくやってくれた。


ベランダ探検、わずか4回目にして、ムルカが脱走した。お隣に行かないように段ボールでふたをしていたのに、ほんの一瞬目を離したスキに、こじあけて脱走。その後、大好物のささみやおもちゃで釣ろうとしたが、最近のご飯を巡るうっぷんを晴らすがごとく、近くまで来ては、私をからかって逃げていく、ということを繰り返した。プンプン


最後には猫じゃらしで何とか釣れたが、おうちに帰ると「出してくれ~」コールがいつまでも続く。こちらとしても、ベランダに寝転んだり顔をべったり床につけたりしながらの捕獲作戦だったので、すっかり不機嫌になっていて、構わずそのまま出かけた。


帰ると、まだ寝ていない。すでに朝寝どころか昼寝に入ってもよい時間だ。そして、再び、「出してくれ~」コールを始めた。


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もっと遊びたいっビックリマーク


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あっ、あんなところにウグイスさんっ足あと

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あっ、こっちにも何か動いてるよ~~~っコスモス


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さっ、今度は、寝室で騒いでやるっむかっ



あ゛―あっ。


出すんじゃなかったっ。ガーン


もう、すっかり外の楽しさ、味しめちゃって・・・っ。むっ



ムルさん、いい加減に寝ないと、睡眠不足は美貌の大敵、毛のつや悪くなっちゃうよ~~~っキラキラ

モスクワの桜

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レニンスキー大通りにある桜の木

桜の横には「ガガーリン地区」と書かれた掲示板がある。街中のこのような掲示板には、行政からのお知らせ等が貼られている。このすぐ近くに、宇宙飛行士ガガーリンのモニュメントがある「ガガーリン広場」がある。



チューリップ赤チューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジチューリップ赤チューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジチューリップ赤チューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジチューリップ赤チューリップ紫チューリップピンク

私たちが住んでいたレニンスキー大通り沿いに桜の木があった。大通り沿いなのでよく目立つのだが、どのような曰く付きの木なのか、まわりの人たちは誰も知らなかった。自然に生えているわけはないので、恐らくモスクワが気に入った日本人が残したものか、あるいは、大親日家が取り寄せたものだろう。


日本人が比較的集まる地域だったので、当時は大した違和感もなかったのだが、今考えてみると、これだけの気候の差がありながら、毎年、満開に咲き誇っていたとは、かなり、たくましい木なのではないだろうか。


しかも、帰国後夫に聞いた話なのだが、この桜の木、毎年必ず、たくさんのさくらんぼまで付けていたというのだ。日本で桜の季節を迎え、その桜のことが夫との話題に上ったとき、夫が話してくれた。何でも、職場の同僚とちょこっと味見したこともあるとか・・・。


もっとも、開花の時期は1ヶ月以上遅い。この写真も5月中旬から下旬に撮影したものだ。今年もあと1月から1月半後にはこのように満開を迎えるのだろう。その少し後には、夫のように、さくらんぼをこっそり賞味する日本人がいるかもしれない。
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へんなヤツ

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ベッドの下に駆け込むと、しばらくそのまま隠れる。数分後に、ダイニングテーブルの下やソファの陰などからこちらの不意をついて「ふにゃっ」と現れ、その驚いた顔を楽しむ。これが、かくれんぼ&鬼ごっこをしているときの、ムルカの常套手段だ。ベッドの下は、決して人間の手が及ばないから、そこで休憩して体勢を整え、次の作戦を練っているらしい。


今朝もそうだった。ベッドの下に駆け込んだので、しばらく家事にいそしみつつ、どこから飛び出してくるのか、ちょっと楽しみに待っていた。


すると・・・。


遠くから「にゃぁぁぁ」っとムルカの声。


心当たりを一通り見てまわったが、どこにもいない。


もしや、と思い、ベッドの下に開いたわずかな隙間から指をチラチラ見せると、

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ネコ にゃんだ、にゃんだっ・・・


案の定、ムルカが内側から飛びついてきた。面白いので、ボールペンを持ってきて、しばらくそこで一緒に遊んだ。

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ネコ あれぇっ、どうしてわかったの?あ、これ、おもしろい・・・。ねこへび

ニコニコ ムルさんの行動パターンくらい、わかってるよぉ~☆



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ムルカの手が見え隠れしていたのは、このベッドの下でした。音譜


ほんっとに、次から次へと、色々思いつくよねぇ~、その小さな頭でっ、ムルカさん・・・。

意地張ってみたんだけど・・・

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昨夜は、久々に天袋の扉を開けてみた。いっそのこと、機嫌が悪ければ勝手にこもらせておいて、呼びに行かなければいいと思ったからだ。静かにさせる最短距離でもある。


呼びに行かずに、時が流れ、そのうち夫が帰宅し、夕食も済んだ。


すでに10時30分をすぎていた。夫はムルカに会うのを楽しみに帰ってくるのに、ムルカがそれでも降りてこないので、夫がなんとなく気の毒になってきた。それでなくてもなついてないのに、顔くらい見せてやって欲しいものだ。


そこで、しかたなく、迎えに行った。案の定、夏用羽毛ふとんの上で丸くなっていたが、寝てはおらず、ふすまをさっと開けると、何だか泣きそうな顔をしていた。「お迎え遅いよ~」と言わんばかりだった。


その後、居間につれていくと、5分もしないうちに、夕方のにくたらしさはどこへやら、あどけない顔をして私の腕の中で眠ってしまった。いびきまでかいて・・・。ぐぅぐぅ


機嫌が悪ければ勝手に天袋に行かせ、しかも放っておく。昨日は夫のために迎えに行ったが、次は自分から降りてくるまで放っておくと、わがまま病にはちょっと効果があるかも・・・と思った。

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「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」

米原 万里
嘘つきアーニャの真っ赤な真実

米原万里さんの作品は、とにかく面白くて読み出したらやめられない、ついつい、一気読みしてしまう。以前読んだ「ロシアは今日も荒れ模様」もそうだったし、この本も、「2日に1話くらいのペースで少しずつ読もう」と思っていたのに、読み始めたら止まらなくなり、お風呂でも電車の中でも読み続け、あっというまに読んでしまった。


小中学校時代の5年間を在プラハ・旧ソビエト学校で過ごした筆者が、当時の経験および30数年後に果たした旧友たちとの再会に基づいて書いたノン・フィクション小説である。こう聞くと、何だか感傷的な私小説を想像しがちだが、この小説はそれだけにとどまらない。


当時の在プラハ・旧ソビエト学校に通っていたのは、世界中、約50カ国から集まった生徒たちで、その多くは、共産党員や外交官を父親に持っていた。それだけに、親しい旧友たちの祖国はこの30年間に、資本主義化や内戦、革命など、大きな社会情勢の変化を経験している。それぞれの国で起きた大きな動乱や体制の変化について、これまでは報道を通じて、概要や中心人物の名前を知る程度だった。民族的宗教的に複雑な歴史を持つ中欧諸国に関しては、「『あのへん』は色々複雑で大変」と十把一絡げの印象しか持っていなかった。


この本の中では、作者の子ども時代の経験を通し、そのようなバックグラウンドを持つ子どもたちが何をどのように考えて学校時代を過ごしていたのか、その片鱗をうかがうことができる。そして、時代の立役者たちではなく、大人になったその人たちが、一国民の目から見た社会情勢の劇的な変化を、読者の私たちも一緒に感じることができる。


これだけ重い内容を、これだけ読みやすく、わかりやすく、ときには面白おかしく、ときには感動的に、飽きることなく一気に読める形で書ける米原万里さんに、改めて脱帽である。