下谷神社の祭りには、祭りにふさわしい装束で出かけた。
帯は二寸二分の細めの角帯、今じゃ、何処の帯屋でも売っていない細身の角帯。江戸っ子は角帯・鼻緒・羽織紐に髷などは細身を好んだ・・・・。
京都の絞り職人が、アタシの下駄の鼻緒を見て「なんや、女物みたいやな!」だと・・・。京都の羽織紐の房は大きく、江戸組紐の羽織紐の房は小さい。てなところにも、好みの違いが。
尻っ端折りをするので、帯の結び目は背縫いに合わせた。チョイ尻っ端折りが雑だった・・・・。
角帯も半纏帯も、神田に結んだ。くぎ抜き小紋の半纏は、祭り半纏と違い袖丈が3寸長い。
腰に下げた巾着はアタシの手作り、手持ちの革の古びた個所を使った物。駒形の根付もアタシがこさえた。
手にしているのは、藍地印伝勝虫の合切袋。吉原繋ぎの合切袋にしようと思ったが、今回は止めにした・・・・。
千鳥の雪駄に、カラスの紺足袋。股引を穿く時の紺足袋は、キャラコではなく厚手の木綿生地の紺足袋。
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