先日九段から日本橋の呉服問屋へ行った時、仕立てあがった羽織を着て出かけた。
着物を縫った時は,仕付と言って細い糸で御覧の様に縫うのが習慣だった。今まで三人に着物の仕立てを頼んだが、仕付をしてくれた御仁は居なかった。
それが先日、仕立てた物だけではなく、直しの着物にも仕付がしてあり、これを縫ってくれた御仁は年配の仕立て屋に和裁を教わったのだと思った次第・・・・。
外した仕付け糸は、指先に唾をつけて湿らせ、それでクルクルと丸めれば御覧の様・・・。仕立て屋のせがれなもんで、こんな事はお手の物・・・・・。
この着物なら茶色の羽織の方がしっくりしたが、次回この羽織を着る時は下に泥大島を着るつもり・・・・。
この日もあちこち歩き廻るので、歩きやすいよう印伝の鼻緒を挿げたのめりの下駄にした。
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