蒼いノクターン | 村尚也ブログ 過剰なままに

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おどりの空間 主宰 村尚也が、時に熱く、時にクールに日々を綴ります。



大好きな『蒼いノクターン』聞きながら、散らかった品々を整理。けっして昔の品ではない、まさに現在進行形の書類やらメモやら本なのに、無性に切ない気持ちを沸き立たせ、音楽を止めた。音楽は思い出に張り付いているから、亡くなった母のこと、片思いしてた女の子のこと、今よりもっともっと我が儘だった自分の悪行などが甦り、たまらなくなったのか……。故郷への思いはノスタルジーだが、あの頃の自分も既に現在の僕とは切り離された品々に向かう距離感がある。それなのに、その品々に向かい、いつも「ごめん、ごめんね」とあやまっている僕……
ふと、もうすぐ僕は死ぬのか?という疑念がよぎった。それはけっして死への恐怖ではなかったが、死が近づいたなら僕には必ず予感、お知らせがやってくるだろうという、根拠のない確信がある。まったく根拠のない……
二十歳に出会った音楽がこの年齢になっても、僕のこころを今でも波立たせる。いくら整理と捨てることを繰り返してもまだ張り付いている音楽……若かったねといって、棄てられる日は来るのだろうか?(笑)