588話
タイトル『サボの海』

港の人々『おいおい!!ありゃおれの船だ漁船を盗まれた!!』
『どこへ行くつもりなんだ?』
『黒い旗をかかげてる海賊にでもなったつもりか!?』
『バカな!子供一人で海賊!?』『もうすぐ世界政府の鑑が来る!とにかく式典の邪魔
だ!!』

『お~い!!キミ~すぐ戻りなさーい』
サボ『何よりも一番怖いのは…俺がこの国に飲まれて人間を変えられる事だ…!!
俺は戻らねぇ』

ドグラ『え!!?アリはもしかして……サボの奴じゃニーか!?』
政府の船(超巨大船)が来る
サボ『……でけェ船だな…波に巻き込まれそうだ』『離れて行こう……』
後ろ姿の天竜人『アレは何かえ?』
船員『ただの漁船の様に見えますが』

港の人々『あの鑑に本物の世界貴族が乗っておられるのか!!』『一生に一度お目にか
かれるかどうかの尊い存在……!』

サボ『いつかあんな船の船長になれたらすげえな…』
と行った瞬間
政府の船から砲撃 ドン…!!

場面変わり
ルフィ『エースは死んでねぇよ!!』
ダダン一味『まーまーお前の気持ちはわかってる』
『―でも今はその体で軍隊のいるゴミ山に行くのは危険だ』
『あれだけの大火事だ望みは薄くても、おれ達だってお頭とエースは生きてると思い
たい』
『ドグラが今ゴミ山の様子を見に行ってるあいつに任せろ!!』
『辛えのは同じだよ……!ルフィ』

場面変わり
人々『漁船が撃たれた!!』
ドグラ『サボ!!』
人々『子供は無事か!!?』『天竜人の気に触ったんだ!』

サボ火を消しながら『くそ!』『船に火が!!何で急に撃って…』

船員『ジャルマック聖!船には子供が!!』
天竜人『海賊旗を掲げたら何者だろうと海賊だえ』
『何より』
『下々民が私の鑑の前を横切った!!』

鑑からの二発目の砲撃
サボ直撃で海賊旗と破れたサボの帽子が散る描写

場面変わり港
人々『…………!!』
『おい今の船は何だったんだ!?』
『こんな大事な式典の日に天竜人が機嫌を損ねたらどうするつもりだ!!!』
『早く残骸をどけろ!』

焦ったドグラの描写
船の残骸とサボの破れた帽子の描写
場面変わってコルボ山

ダダン一味『おい!!みんな!2人が帰ってきたぞ!!』

傷だらけの2人、エースがダダンを背負っている
『エース!!お頭!!』
『よかった~!!』『2人共無事だったんだな~!!』

エースに飛びつくルフィ『エ~~~ズゥ~~~!!』
エース『ルフィお前…おれが死んだと思ったのか?』
ルフィ『だって……!』
ルフィを殴りながらエース
『何泣いてんだよ!!人を勝手に殺すなバカ!!』

エース『火事の夜ブルージャムには何とか勝ったんだ、でもその時にはもう道が火に
塞がれてて……』
『ダダンが全身にひどい火傷を負っちまった』
『何とか火の届かねぇ火"中間の森"の川縁に身を隠して』
『町に薬品を盗みに行ったりして必死にダダンの命を取りとめてた』

ダダン一味『まーまー…そうかとにかく2人共命があってよかった』
『お頭ぁゆっくり療養しましょうね…』
ダダン『悪ぃなぁ心配かけて』
エース『ゴミ山があんな事になるなんて…サボは心配してねぇかな』

場面変わって式典の描写
ルフィと日が沈んでいく描写

ダダン『エースおめぇあの時なぜ逃げなかった………』
エース『………』
回想1コマ『おれは逃げない!!』
エース『時々…カッと血が上るんだ…逃げたら何か…』
『大きな物を失いそうで怖くなる………"あの時"は…』

エース

『俺の後ろにルフィがいた』

エース『わからねぇけど…たぶんそのせいだ』
ダダンがガープとの回想

ガープ『適うハズもねぇ様な敵の大軍を前にしても』
『ロジャーは逃げずに立ち止まる』
ダダン『死にたがりなのかい?逃げる事も戦いだ』
ガープ『そうじゃが「逃げない」――背後に…愛する者がおるからじゃ』『共に逃げ
れば仲間達も危険にさらす事になる正確に言うならば……』
『「逃げない」んではない…目の前の敵達が仲間を追わんように…「敵を逃がさな
い」』

ガープ『―その時のロジャーはまさに"鬼"』
『仲間の悪口を言われたと一国の軍隊を滅ぼした事もある』
『確かに怒らせりゃあ凶暴・短気でわがまま――しかしその行動はいつも子供のよう
に単純でまっすぐじゃった

『今のエースにも似た生い立ちのせいじゃろう愛する者を失う事を極度に嫌っておっ
た…』
『あんな無茶な生き方をしても運よく生き延びた結果が"海賊王"じゃ』
『世間の評判は最悪でも仲間からの信頼は絶大』
『海兵のわしでさえあいつを嫌いになれんかった…だからエースを引き受けたんじゃ
……』

キレたダダン『……!引き受けてんのあたしらだよ!!』

ガープ『…ん?何か文句がありそうじゃのう』
ダダン『……!!い…いやないけど!!』
回想終わり
ダダン『恨んでも…血は争えねぇってやつか』

場面変わって
帰ってくるドグラ
ルフィ『ドグラ!!』
『エース達を探しに行ってたんだろ!?2人共もう帰って来たぞ!!』
ドグラ『!!あ…そうなのかそれは本当によかった…!』

エース、ダダン、ルフィの驚く顔
ドグラに殴りかかるエース『ウソつけてめぇ!!』『冗談でも許さねぇぞ!!』

ドグラ『冗談でもウソでもニーんだ!!おりにとっても唐突すぎて…この目を疑った
…!夢か幻を見たんじゃニーかと!!』
『サボは貴族の両親に連れて帰らりたって…ルフィ言っティたなぁ』
『おり達みティーなゴロツキにはよくわかる帰りたくニー場所もある!!』
『あいつが幸せだったなら…!!海へ出る事があっただろうか!!』
『海賊旗を掲げて一人で海へ出る事があったろうか!!?』

1コマ回想
エース『サボの事は一旦忘れる約束だろ』『これがあいつの幸せかも知れねぇんだ』
回想終わり

ルフィ『………サボ』
『幸せじゃなかったんだ…!』
サボ回想『お前らには悪いけど―おれは親がいても"一人だった"』
エース『何で奪い返しに行かなかったんだおれたちは』
サボ回想『何でも言う通りにするよ…!言う通りに生きるから!!』
『この2人を傷つけるのだけはやめてくれ!!』

エース怒りドグラに掴み掛かり
『サボを殺した奴はどこにいる!?おれがそいつをブッ殺してやる!!』
『あいつの仇を取ってやる!!』
走りだすエース
ダダン一味『待てエース』
ダダンエースを抑えつけ『やめねぇかクソガキがァ!!』

エース『どけてめぇ!!』
ダダン『ろくな力もねぇクセに威勢ばかり張り上げやがって!!』
『行ってお前に何ができんだァ!!?死ぬだけさ!!』
『死んで明日にゃ忘れられる!!』
『それくらいの人間だお前はまだ!!』

ダダンエースに掴み掛かりながら
『サボを殺したのはこの国だ!!世界だ!!』
『お前なんかに何ができる!!』
『お前の親父は死んで時代を変えた!!それくらいの男になってから死ぬも生きるも好
きにしやがれ!!』
『おいこのバカを縛りつけときな』
一味『へ…へい』
泣くルフィの描写
ルフィ『サボ~~~~!!』
エース『うるせぇな!!男がめそめそ無くんじゃねぇ!!ルフィ!!』
泣き続けるルフィの描写


朝になり
一味『少しは頭が冷えたか?エース』
エース『…ルフィは?』
一味『夜通し泣いてて今寝てます』
ドグラ『お頭!!』
『今手紙が!!』
『サボからです…!』
一味『え!?』『あいつ海に出る前に手紙を出してたんだ』
手紙には
コルボ山 兄弟へ サボ[Sに×のマーク]

エース『よこせ…!もう町には行かねえよおれ達にだろ!?その手紙!!』
手紙を開ける描写

歩きながら読むエースや手紙を書くサボの描写が入りながら


エース
ルフィ
火事でケガをしてないか?
心配だけど無事だと信じてる
お前達には悪いけど2人が手紙を読む頃は
おれはもう
海の上にいる―――

色々あって
一足先に
出航する
事にした

行き先は…
この国じゃない
どこかだ…
そこでおれは
強くなって
海賊になる

誰よりも
自由な海賊に
なって
また兄弟3人
どこかで会おう

広くて
自由な海の
どこかで
いつか必ず!!

―それから
エース
おれとお前は
どっちが
兄貴かな

長男2人
弟1人
変だけど
この絆は
俺の宝だ

ルフィの奴は
まだまだ
弱くて
泣き虫だけど

おれ達の弟だ
よろしく頼む

号泣するエース
煽り文:果てなき慟哭!

で終わり
来週休載
第585話『兄弟杯』
表紙・ハンニャバルとマゼランが釣りしてる
【ルフィ、ゴムゴムの練習+戦いごっこをエース、サボとしてる】
たくましく育つ3人・・・
ルフィ「ゴムゴムのーーーー!!ピストル!!!」
【だがまっすぐにパンチをだせない】
エース「だからおめぇは 何がしてぇんだよ!!」
ルフィ「ぐは!」
サボ「一本だ、エースの勝ち」
エース「お前その能力意味あるのか?」
ルフィ「くっそーうまくいかねぇ!おれの考える通りになればお前らケチョンケチョンだからな!」「もっかい 勝負だ!」
エース「ダメだ、一人一日百戦まで、また明日な」
サボ「ルフィは今日もおれとエースに50敗ずつ おれとエースは24対26」
ルフィ「くっそー お前らおれが10歳になったらぶっ倒してやるからな!」
エース「そん時はオレ達13だ、夕飯の調達に行くぞ」
・・・・・・・・・・・・・
エース「よし、ワニいくか」
ルフィ「ワニめしうめぇよなー!」
サボ「ルフィお前今回は食われんなよ!?前は丸呑みで助かったけどよ!」
【コルボ山の過酷な環境は、彼らを日々強くした】
【この山の北にあるのが、グレイターミナル、通称ゴミ山】
【その更に北には町があるのだが、強固な石壁があり、通れない】
【大門と呼ばれる門が唯一の通路になっていて、1日に2度国中から集まった、大量のゴミが運ば れてくる】
???「おお!ゴミがきたぞ!行くぞ宝探しだ!」
【ゴミ山の人々は時々待ちへ行き再生物資を売り暮らしている】
【しかし町に住もうとは思わない、みじめな想いなど誰にもしたくないものだ】
【大門をくぐると通行人を見渡せる歩道が広がり、まだ少し悪臭の届く端町へ出る、端町は町の不良やチンピラ 達が屯する場所】
【もっと進むと・・・小奇麗な中心街、更にその中心にまた高い石壁がそびえ、その中には「王族」と「貴族」 の暮らす高町がある】
【この国名は「ゴア王国」】
【ゴミ一つなく、東の海で最も美しい国だと言われている、要らぬものを綺麗に排除したこの国は「隔離社会」 の成功例ともいえる】
【ルフィの生まれたフーシャ村も半ば忘れられたようにこの国に属している】
・・・・・・・・

【ゴア王国中心街】
???「食い逃げだあああああ!!誰か捕まえてくれえええ!!!」
窓から飛び降りるルフィたち
サボ「ぷはーっ!ウマかった!!!」
エース「言ったろだから」
警察「またあの3人組か!常習犯だ!なぜ店にいれた!逃すな!そこの子供3人を誰か押さえてく れよ!」
?「ん?サボ!!?サボじゃないか!待ちなさい!お前生きてたのか!家に帰るんだ!」
エース「おいサボ!お前のこと呼んでるぞ!」
ルフィ「誰だあいつ!?」
サボ「・・・!人違いだろ行くぞ!」
逃げ切ったルフィたち
何か隠してるだろと詰め寄るエース・ルフィ
サボ「何だよ何も隠してねぇよ!」
ルフィ「そうなのか?」
エース「そうなわけねぇだろ話せサボ!俺たちの間に秘密があっていいのか?」
エース、ルフィ「話せ」
サボ「は・・・話すよ・・・・・・・」
エース「貴族の息子!!?」
ルフィ「誰が?」
サボ「俺だよ!」
ルフィ、エース「で?」
サボ「お前らが質問したんだろ!!・・・本当は親は二人共いるし孤児でもなければゴミ山で生まれたわけでも ねぇ 今日おれを呼び止めたのはおれの父親だ  お前らにはウソをついていた ごめんな」
ルフィ「謝ったからいいよな!許す!」
エース「コトによってはおれはショックだ 貴族の家に生まれて・・何でわざわざゴミ山に」
サボ「・・・・・・・・」
サボは、ゴア王国の貴族
サボ父(いいかサボ、お前は将来王族の娘と結婚できる男になれ)
サボ母(そうなれば我が家は安泰!あなたも幸せに決まってるわ!)
サボ「・・・・・・・」
サボ父(私は仕事で疲れてるんだサボ!こんな絵を書くヒマがあったら部屋で勉強しなさい!)
サボ「・・・・・・」
サボ母(王族の子とケンカを!?)
サボ(うん・・ケガした・・相手は凶器を・・・)
サボ母(申し訳ございません!どこかケガはありませんでしたか?)
サボ(・・・・・・・)
サボ「あいつらが好きなのは地位と財産を守っていく誰かでおれじゃない 王族の女と結婚できなきゃおれはク ズ その為に毎日勉強と習い事 おれの出来の悪 さに両親は毎日ケンカ」
「あの家におれはジャマなんだ」
「お前らには悪いけど、おれは親がいても一人だった」
サボ父(ゴミ山に近づくなよ!あそこに住んでるのは人間じゃない!人の形をしたゴミだ!)
サボ「貴族のやつらはゴミ山を蔑むけど・・・あの息が詰まりそうな高町で、何十年先まで決められた人生を送るよりいい・・・」

エース「・・・そうだったのか・・」
サボ「エース ルフィ おれたちは必ず海へ出よう!この国を飛び出して!
自由になろう!!広い世界を見ておれはそれを伝える本を書きたい!
航海の勉強なら何の苦でもない!もっと強くなって海賊になろう!」
エース「ひひっそんなもんお前に言われなくてもなるさ!
おれは海賊になって勝って勝って勝ちまくって、最高の名声を手に入れる!
それだけがおれの生きた証になる!世界中のやつらがおれの存在を認めなくてもどれほど嫌われても!大海賊に なって見返してやんのさ!おれは誰からも逃げ ねぇ!誰にも敗けねぇ!恐怖でもなんでもいい!おれの名を世界に知らしめてやるんだ!」
ルフィ「ししし!!そうかよーし おれはなぁ!!!!」
「・・・・・・・・・・・・【台詞空白】」
エース、サボ「は??」
ルフィ「なっはっはっはっはっは!!」
エース「・・・お前は何を言い出すかと思えば・・・」
サボ「あはははは!おもしれぇなルフィは!おれお前の未来が楽しみだ!でも3人とも船長になりてぇってマズ くねぇか?」
エース「思わぬ落とし穴だ、サボ、お前はてっきりウチの航海士かと」
ルフィ「お前らおれの船に乗れよー」
エース「将来のことは将来決めよう」
サボ「もしかしたら3人バラバラの船出になるかもな!」
【盃を交わす場面】
ルフィ「あ!ダダンの酒盗んできたな!?」
エース「お前ら知ってるか?杯を交わすと兄弟になれるんだ」
ルフィ「兄弟!?ホントかよー!」
エース「海賊になるとき同じ船に仲間にはなれねぇかも知れねぇけど、おれ達3人の絆は兄弟としてつなぐ!どこで何をやろうとこの絆は切れねぇ」
「これでおれ達は今日から兄弟だ!!!」
ルフィ、サボ「おう!!!!」
3ページ絵だけ
【3人の成長していく回想】
ダダンの家にマキノや長老が遊びにきてる
ガープと3人が戦っている
「独立する」置き手紙をしてダダンとこを出て
木の上に家を作り暮らす3人
【・・・ある日】
ルフィ「サボを返せよ!ブルージャム!!!」
ブルージャム「フフフ・・・」
サボ父「返せとは意味のわからない事を、サボはウチの子だ!」
「子供が生んで貰った親の言いなりに生きるのは当然の義務!よくも貴様らサボをそそのかし家出させたな!ゴミクズ共めウチの財産でも狙ってるのか!?」
エース「何だと!!?」
海賊がエースを殴る
サボ父「コラ海賊!子供を殴るにも気をつけたまえ!ゴミ山の子供の血がついてしまった汚らわしい!消毒せね ば」
サボ「・・・!!!やめてくれよ!!!・・・・おれはそそのかされてなんかいねぇ!!!自分の意思で家を出たんだ!!!!」
サボ父「お前は黙っていろ!!・・・後は頼んだぞ海賊共」
ブルージャム「勿論だダンナ、もう代金は貰ってるんでね、この2人は2度と坊ちゃんに近づけねぇように始末しときます」
サボ「!!・・・ちょっと待てブルージャム!!!お父さんもういいよわかった!」
サボ父「なにがわかったんだサボ」
エース「やめろよサボ!!!」
サボ「なんでも言いとおりにするよ・・・言う通りに生きるから・・!この2人を傷つけるのだけは・・・やめてくれ・・!お願いします・・・・大切 な・・・・兄弟なんだ・・!」
エース「サボ!!!おい!!!・・・行くなよ!!降りきれ!おれ達なら大丈夫だ!一緒に自由になるんだろ! ?」
「ここで終わる気か!!?」
「サボーーーーーーー!!!!!!!!」

おわり
第584話 〝ポルシェーミの一件〟
表紙はクロコダイルとMr.1

柱に縄で縛られたルフィ
ルフィ「離せ!!!おれは何も言わねェぞ!!!」
ポルシェーミ「クソガキ………!!」
大木づちを振りかざし他の船員が焦る
「ウ…!!」

ドカァーン!!!
「!!!」
ゴミ山にある小屋内で大木づちの衝撃音が鳴り響く

大木づちに押し潰されているルフィ
ルフィ「……………!!」
むくっと起きて船員が絶叫
ルフィ「だからおれはゴムゴムの実を食った」
船員「ギャアアアアアア~~~!!!」
ポルシェーミ「………」

ポルシェーミ「……〝悪魔の実〟か…これは本物だな」
「〝グローブ〟持って来い」
船員「!?」
ポルシェーミ「いいかクソガキ お前の友達エースが盗んだのは ウチの海賊団の大切な金だ………」

ルフィをロープで吊し上げる絵
ポルシェーミ「お前はその在り処を知ってる だから教えてくれ…!!」

ドカッ!!
ルフィ「!!!」
トゲ付きグローブで殴りルフィは流血

ビチャ!!
血しぶきが飛ぶ絵
船員「…………!!効いた!!」
ポルシェーミ「海賊を怒らすモンじゃねェ… ウチのブルージャム船長はそりゃあ人でなしなんだ…」
ポタポタと血を流し泣きながら歯を食いしばるルフィの絵

ルフィ「ぎゃあああああ!!!痛ェよォ~~~!!怖ェよォ~~~!!!助けてくれ~~~!!!」
ゴミ山にルフィの泣き叫ぶ声が響く
ポルシェーミ「お前らエースとサボを捜しに行け」
船員「は…はいっ!!」

場面変わりコルボ山と〝不確かな物の終着駅〟の「中間の森」
サボ「急げ急げっ!! ポルシェーミ達がここへ来たら終わりだ!! 早く宝を他所へ移すんだ ルフィの奴が口を割るのも時間の問題だ!!」
慌てて金や宝を持ち出すサボとエースの絵
サボ「ここに来られちゃ今回の盗品だけじゃなく おれ達の5年分の海賊貯金が全部奪られちまう」

コルボ山の一角で人捜しをする男二人組とホームレス集団
帽子の男「〝エースとサボ〟を知らねェかって? お前ら町の不良だろ…やめときな あの2人に関わんのは」
子連れの男「チビだからってナメちゃいけねェ あいつら虎でも食い殺す狂犬だ…!!」
小刀を持った男「エースとサボかァ…見ねェな… そんな事より兄ちゃん達……… ちょっと金目のモン置いてけよ」
不良二人焦る「!!?」

夕日の絵
エース「…気がつきゃ夕方か… ……よし終わった!! 宝は全部移動させたぞ!!」
岩上にある大木の下にエースがいる絵

エースのいる岩下を必死に走るサボ
サボ「ハァ ハァ… エース!!」
エース「―――サボ!どうだった?あいつら向こうに金 探しに来てたか!?」
サボ「ハァ…ハァ…………いや来てねェ!!探しになんか来るわけねェんだ!! あのルフィって奴……!!……!!!ハァ…!! まだ口を割ってねェんだよ!!!」
息を切らしながら話すサボと驚くエース
エース「…え!?」

場面変わりグレイターミナル説明の地図の絵〝海賊の入り江〟

ブルージャム海賊船の絵
ブルージャム「遅ェなァ オイ… 今日の責任者は誰だ?」
船員「ポルシェーミの野郎ですブルージャム船長!」
ブルージャム「もう日が暮れるぞ…… いくら何でも換金は終わってんだろ……!! あの野郎金持って逃げたわけじゃあるめェなァ……」
船員「いやァまさか……」
ブルージャムは歯並びの悪く変な髪型

場面変わりボコボコにされるルフィの絵
ドカッ!!バキィ!!!
ポルシェーミ「いい加減吐きやがれ!!!ハァ…ハァ…」
息を切らし怒鳴り散らし殴るポルシェーミとそれを止めようとする船員
船員「ポ…ポ…ポ…ポルシェーミさん…!!もう無駄ですよ…!!!」
血だらけで泣くボロボロのルフィの絵
船員「………!!コイツ…叫ぶ気力も失ってます ……たぶんもう何も喋らねェし…正直ムゴくて見てられねェ……!!」

ポルシェーミ「ガキをかばうヒマがあったら エースとサボを捜して来い!! 命が危ねェのはおれ達なんだよ!!」
部下の船員を殴り飛ばすポルシェーミ

それを見ていたゴミ山住人
「……あんな子供を……!! 町の保安官を呼ぼうか」
もう一人の住人「ムダだ このゴミ山に法律は届かねェ… それに…あの男はブルージャムの一味だ…貴族に金を納めてる あいつらのこの国での犯罪・殺しは黙認されてる…!! ゴミ山にいくつ死体が増えようがゴミはゴミってわけだ」

ポルシェーミ「答えろ!!!!」
ルフィ「………いわねェ…」
ポルシェーミ「クソガキが一丁前に秘密を守ろうとすんじゃねェよ!!!」
まだ殴り続けるポルシェーミと涙を流すルフィ
ルフィ「いわねェ……!! いわねェ………!!」
ギラっと刀を抜くポルシェーミ
ポルシェーミ「じゃあもういい!!……死ねよ」
ルフィ「!?」

ドカァァン!!!
エースとサボ「やめろォ~~~~~~!!!」
二人で小屋をぶち壊し飛び込んでくる絵
ポルシェーミ「………………!!!」
船員「…コイツだァ~~~!!ポルシェーミさん!! 金奪ったのコイツです~!!!畜生ォ!!!」
ギロリと睨むポルシェーミ
ルフィ「エ…エース~~~!!!」
号泣するルフィの絵

ポルシェーミがエースを掴む
ポルシェーミ「自分から来てくれるなら話は早ェ!!!」
エース「!!? く!!!」
ポルシェーミ「口が堅くて困ってたんだよ てめェのダチが!!!」
エース「サボ!!!」
ポルシェーミ「ん?」
サボ「ウォリャアア!!!」
ポルシェーミを持っていた棒で思い切り殴る
船員「ポルシェーミさん!!!」
焦る船員
ズズゥン!!!と倒れるポルシェーミ

この隙にサボが船員から素早くナイフを奪う
船員「あ!!ナイフ!!」
縛られた縄を切りルフィを抱え走るサボ
サボ「逃げるぞエース!!!」
エース「先に行け!!!」
起き上がるポルシェーミを待ち構えるエース
サボ「!!? バカお前…!!」
エース「一度向き合ったら おれは逃げない……!!!」
ドンッ!!!
凄み構えるエースの絵

サボ「やめろ!!!相手は刀持ってんだ!!! 町の不良とわけが違うぞ!!!」
ポルシェーミ「オイ…少し魔がさしたんだろ? 大人しく金を返せよ悪ガキ」
エース「おれ達の方が有効に使える」
ポルシェーミ「バカ言ってんじゃねェよ!!!」
キレるポルシェーミ
サボ「お前…ちょっと待ってろ!!」
ルフィを置きエースの助太刀に向かうサボ
ポルシェーミの一刀でエースの額が棒と共に斬られる
ポルシェーミ「ガキに敗けたら おれァ…海賊やめてやるよォ!!!」
額から流血するエースと怒りの表情で飛び込むサボ
ポルシェーミは余裕顔でルフィが唖然とする絵

場面は夜になる
ブルージャム「事の顛末は聞いたぞ ポルシェーミ情けない奴だ………」
船員「マジかよ お前……!!」
ボロボロにやられているポルシェーミの絵
ポルシェーミ「すいませんブルージャム船長…あの金は…」
ブルージャム「こっちを見るな 顔も見たくねェ…」
銃を構えポルシェーミを射殺するブルージャム

場面変わり
ルフィ「うえ~~~~~ん どゥおお~~~…ん」
号泣するルフィ
サボ「お前…悪ィクセだぞエース!!本物の海賊を相手に「逃げねェ」なんて!!! なんでお前はそう死にたがりなんだよ!!!」

サボが怒るもただ黙り込むエース
サボ「…はァ こんなことしちまって ブルージャムの一味はもうおれ達を許さねェぞ この先追われる……!!」
ぐしゃぐしゃの泣き顔のルフィ
ルフィ「恐がっだ…死ぬがどぼどっだ」
エース「うるせェないつまで泣いてんだ!!おれは弱虫も泣き虫も大っ嫌いなんだよ!! イライラする!!」
エース激怒でルフィがピタッと泣き止む
エース「お」
ルフィ「……ありがどう」
ぺこりとエースとサボに頭を下げるルフィ
エースとサボ「………」
礼を言いながらまた泣き崩れるルフィ
ルフィ「たす…助げでぐれで…ウゥ…」
エース「てめェ!!」
サボ「おいおいっ!! 礼を言ってるだけだ」
怒るエースを止めるサボ

エース「……だいたい…お前 何で口を割らなかったんだ!!? あいつらは女でも子供でも平気で殺す奴らだ!!!」
ルフィ「…喋ったらもう友達になれねェ………!!」
エース「なれなくても死ぬよりいいだろ!!!何でそんなに友達になりてェんだよ…おれと!! お前おれにどういう目に遭わされた!? とうとうここまで付いてきやがって!!」

鼻水をすすり叫ぶルフィ
ルフィ「だって他に!!頼りがいねェ!!!」
エース「!?」
ルフィ「フーシャ村には帰れねェし…山賊は嫌いだし…!!お前を追いかけなかったら…」
エース「……………!!」
ルフィ「おれは一人になる …一人になるのは痛ェより辛ェ!!!」
エース「……お前親は…」
ルフィ「じいちゃん以外いねェ」
エース「…おれがいれば辛くねェのか… ……おれがいねェと……困るのか」
ルフィ「うん」

回想場面
「もしロジャーに子供がいたら?? がはははそんな奴がいたら困るなァ!!!」
「そいつは生まれて来る事も生きる事も許されねェ 〝鬼〟だ!!」

場面戻り
エース「お前はおれに 生きててほしいのか……?」
ルフィ「!? ……!!当たり前だ!!」
エース「…そうか―――でもおれはお前みてェな甘ったれ嫌いだしな」
頭をかきながら話すエースにルフィが言い返す
ルフィ「甘ったれてねェよ!!おれは強ェんだ!!」
エース「強い?どこが強いんだ 男のクセに泣いてんじゃねェか!!」
ルフィ「トゲで殴られた事あんのかお前ェエ!!!おれは7歳だぞ!!お前みたいに10歳になったら絶対泣かねェしもっと強ェ!!!」
エース「おれは7歳でも泣かねェよ!!バーカ!!一緒にすんな!!」

ルフィ「おれは誰よりも強くなるんだよ!!! すげェ海賊になるってシャンクスと約束したんだからな!!!」
バチバチと火花を散らすエースとルフィの絵
エース「海賊!?お前が??」
サボ「なー ところでよ おれに一つ問題ができた」
エースとルフィ「?」
サボ「おれは今までこのゴミ山に住んでたけど… 今日をもっておれ達3人は完全に海賊達に命を狙われる事になりそうだろ…」

場面変わりダダンのアジト
ダダン「どういうこったこりゃあ~~~~!! エース!!ルフィ!!そいつは誰だ!!? 何でガキがもう一匹増えてんだよ!!!」
怒鳴り叫ぶダダンに握手するサボ
サボ「よう!ダダンだろ?おれはサボ」
ダダン「サボ!!?知ってるよその名前 おめェもよっぽどのクソガキだと聞いてるよ!!」
サボ「そうか…おれもダダンはクソババアだと聞いてるよ!!」
ダダン「余計な情報持ってんじゃねェよ!!」

【〝不確かな物の終着駅〟を追われる形で共に暮らす事になったエースの親友サボ】
アジトからエース達が山へ向かうのをダダンが怒鳴る絵
ダダン「おめェらァ!!ショバ提供してんだから働きやがれェ!!!」
エース「ルフィ!!ついて来れなくても置いてくからな!!」
ルフィ「ついてく!!」

【エース・サボ・ルフィ やがてこの3人の悪童は山道やジャングルの猛獣―― 町の不良達〝ゴミ山〟の悪党達 入り江の海賊達との戦いに明け暮れ―― その悪名はついに王国の中心街にも届く程となっていく】

ダダン「ドグラ!!マグラ!!「ゴア」ってのは……どこだ?」
ターバンが恐らくドグラ
ドグラ「一応このコルボ山も〝ゴミ山〟もフーシャ村も「ゴア王国」の領土ディスけど?」
ダダン「―だよねェ~」
マグラ「まーまーお頭っ!!珍しく新聞なんか読んで 今日は槍でも降りますかねェ」
ダダン「この王国に客が来るって?何だかでかいニュースになってるが 何の騒ぎだ そんな偉い奴なのか?? 〝天竜人〟ってのは」
ダダンのアジトの絵

終わり
第565話 オーズの道
詳細文字バレ
扉絵ブルック画家シマウマにシマシマにされる




シャボンディ諸島

諸島住民達【なぜ映像が途切れたんだ!!マリンフォードを映せ!!】

マリンフォードに居る海兵【向こうの映像電伝虫にトラブルがあった模様で…こちらではどうにも…!!】

諸島住民達【海軍と白ひげが黙約してたってのは本当か!?
白ひげは仲間を売ったのか!?
何とか見せてくれェ!!】
記者【そうです本社…
復旧の見込みもない様で…】

画面見ながら
キッド【くだらねえマネしやがる…海軍…世界はどうなるんだよ!!余興はここまでって事か…?】

アプー部下【せっかく船を戻してまでこの戦争を見に来たのに電伝虫のトラブルだとォ!?】

アプー【━んな訳ァねェだろ】

部下【え?違うんすか!?】
アプー【バッカだなァおめェらは…見せたくねえェモンがあるから見せねェんだよ世間と海賊達になァ…】
ドレイク【…】

カポネ【白ひげ仲間を売っただと!?バカバカしい!! それをしねェから奴は生ける伝説なんだ!!】

ウルージ【…行こう】

ホーキンス【白ひげ海賊団生存確率━…】

海賊【ボニー船長…!!】
泣きながらボニー【ぐすっうるせェ!!放っとけ!!】
ロー【船を出すぞベポ!!】
ベポ【アイアイキャプテン!ついて来いジャンバール!!】

場面変わり

赤犬の流星火山が降り注ぐ

白ひげ海賊団【…!!ハァ…ハァ畜生ォ!!おれ達の船が…!!】

白ひげ【………………】
白ひげ海賊団【何十年も白ひげ海賊団を支えた船】
マルコ【………………】
燃え崩れるモビー・ディック号見ながら

海賊達【モビー・ディック号が…………!!!】

白ひげ【……………】
【………………すまねェ】
モビー・ディック号を見ながら

場面代わり
他の海賊達【この壁何とかならぬェのか!!】
バズーカ打ちながら

流星火山が降り注ぐ

海賊達【あ…熱ちちちち!!海水がマグマで煮えたぎる…!!おい!!アレ…ん?…!!】

ぎゃああああああ!!
壁からの砲撃浴びる海賊達
海賊達【広場への道が失くなっていく!!
全面海に戻っちまう!!】
白ひげ大気ごと壁を殴る
衝撃が飛ぶ

センゴク【…………】

海賊達【壁が砕けねェ!! オ…オヤッさんの能力が通じねェなんて!!只の鉄じゃねェ】

白ひげ【…………】

壁からの砲撃を海賊達が受け続ける

センゴク【作戦はほぼ順調━━これより速やかにポートガス・D・エースの━━━処刑を執行する!!】

七武海が映る

モリア【キシシ】

ハンコック【…………!!】
白ひげ海賊団達【聞いたか今の!!あんな見えもしねェ場所で仲間をあっさり殺されてたまるか!!オーズの道しかねェ!!気をつけろ!!敵は必ず構えてるぞ!!】

イワ【ジンベエボーイ!! 麦わらボーイは!?】

ジンベエ【さっきまでとなりに…!!あそこじゃ!!】
オーズの道を先頭で進むルフィ
イワ【!?まさか!!やめな!!そんなあからさまな道…!!】

海兵【撃て!!】

【うわあああああ!!】
あっさり砲撃喰らうルフィ
イワ【それ見たことか!!】
倒れているルフィに追い付いた二人

イワ【一つ穴が開いている場所を敵が疎かにする
ワケナッシブル!!
むしろ罠よ!!】

ジンベエ【全く無茶を!!】
ルフィ【ゼェ…ゼェ…!! 何とかしねェと…!!
ハァ 急がねェと…!!あいつらもう…エースを処刑する気なんだ!!】

ジンベエ【そうじゃな何とかせねば…!!
あそこが唯一鉄壁の穴!!
どうにか利用せねば…!!】
イワ【でもあそこは一度に少数しか通れナッシブル!!通った者から順に海軍全戦力を相手にする事になる!!】

ルフィ【ハァ…ハァ…
頼みがあるっ!!】

場面変わり

海兵達【うおおおお!!まだ生きてやがった!!
さっきの衝撃で目を覚ましたんだ!!
リトルオーズJr.!!】

【……………】オーズ何とか立ち上がる

海賊達【オーズだ!!】

海将達【まだ息があったのかオーズ!!】

オーズ【フー…フー…エ…エースぐん…!!】

エース【オーズ……!!】
海兵達【撃て!!立ち上がろうとも虫の息だ!!】

黄猿【オ~…いいよォわっしがやろう】

海兵達【黄猿さん!!】

黄猿【こういう時は…頭をブチ抜くといいよね~…】
指が光る

オーズ【ゼェゼェ】
突然壁の中から柱を乗せた水柱が翔がる

海兵達【何だアレは!!水柱!?】

水柱が処刑台前に落ち海兵達にかかる

コビー【あ】

ハンコックも気付く

海兵【あれは!麦わらのルフィ】

ルフィが仁王立ちの三大将の前へ着地

青雉【あららとうとうここまで…お前にゃ
まだこのステージは
早すぎるよ】

赤犬【堂々としちょるのう…ドラゴンの息子ォ…】
黄猿【恐いね~…この若さ…………】

ルフィ【ハァハァ…】

エース【ムチャだ…ルフィ…………!!】

ルフィ【エースは返して貰うぞ~っ!!】
と乗ってきたマストで殴りかかる

青雉【!】

マストが凍るがルフィ手を離す

ルフィ【ゴムゴムの…!! スタンプガトリング】

砕けたマストが大将達へ
壁内部へ場面移る

海賊達【今壁の向こうに飛び込んだのエースの弟だ!!】

白ひげ【あの無鉄砲さ… 兄貴にそっくりじゃねェか…!!オーズ!!そこにいろ!!お前の力が必要だ!!】

オーズ【オヤッざん…】
白ひげ【ジョズ切り札だ!!】

ジョズ【おう!!】

白ひげ【全員準備を!!広場へ突入するぞ!!】

白ひげ海賊団達【ウオオオオオ!!】

おわり

第564話



タイトル「世界を揺らす男」



扉絵・・・フランキー(バトルコタツにもぐってみかんを食べている)



~最強が攻め込む!!~

ドン!!

白ひげが着地する

だが、いぜんとして傷から血が流れている・・・

海兵「白ひげが・・・!!!動いたァ~~~~~~!!!」

センゴク「・・・・・・・・・」

白ひげがニヤリとセンゴクをの方をにらむ・・・・・

海賊「オヤッさんに続けェ~~~!!!」

海賊達が一斉に動き出す!

海賊達「オヤジに道を開けろォー!!!」

ディカルバン兄弟「スクアードの奴・・・・・・!!海軍にダマされて」

        「オヤッさんを刺したんだ・・・!!!こんな間抜けな事はねェ!!」

        「ーーーそれは一体・・・!!どれ程辛ェ事だよ!!!」

海賊達「許さねェぞ、『海軍』~~~~~~~~~~~~~~~っ!!!」

スクアードが泣きながら・・・・

スクアード「・・・・・・・・・・・・・・・!!」

     「おれは・・・なんて事を・・・・・・・・・!!!」

     「すまねェオヤッさん・・・!!」

     「すまねェ・・・・・・・・・!!・・・・・・・・・エース!!」

     「畜生ォ・・・!!大好きなオヤッさんを・・・・・・・・・!!」

     「おれァ疑って・・・・・・!!!」

マルコ「スクアード!!」

   「泣く事が報いる事かよい・・・・・・・・・!!」

スクアード「!」

センゴク「包囲壁はまだか!!!」

海兵「申し訳ありません!!!想像以上に氷が分厚く!!」

エースが驚いたような顔をしている

ルフィ「ーーー!!すげェなあのおっさん、刺されたのにっ!!」

   「・・・・・・・・・・・・く!!」

ジンベエ「ルフィ君」

ルフィ「とにかく今はエースだ!!!」

イワンコフ「ジンベエェ!!アレをご覧ナサーブル!!」

     「いつの間にか敵は全員広場へ上がってるわ!!」

ジンベエ「んん・・・!!悪い予感しかせんわい、ーーーだがオヤジさんが動いた!!」

    「もう考えとる場合じゃない」

その時!!ジョン・ジャイアント中将が刀を振り回し、海賊達を

薙ぎ払いながら白ひげに向かって来た!!

ジョン「広場にゃ上げんぞ白ひげ海賊団!!!」

海賊達「ジョン・ジャイアントだァ!!!!」

   「うわああああ!!」

ジョンが先にしかける!!

ガキン!!

白ひげは難なくジョンの攻撃を受け止める!!

白ひげ「邪魔だな、おい・・・!!」

ジョン「ここは通すわけにはいかんのだァ!!」

白ひげも応戦!!

白ひげが『空気』を掴み・・・・

白ひげ「・・・・・・・・・・・・」

   「ぬう!!!」

ジョン「!!?」

ジョンがバランスを崩し倒れかかる!!

ジョン「え・・・!!?」

   「バランスが・・・・・・・・・・・・」

海兵「わァ!!!」

  「地面が傾く!!!」

広場にいた海兵も次々に転げ落ちる!!

海賊達「オヤッさんには近づくなァ~~~!!!」

海兵「うわァ」

  「地震所じゃねェ!!!」

!!!!

なんと!!

マリンフォード全体が!!

揺れているというより!!

傾いている!!!

海も!!

海兵「島ごと海も!!」

  「傾いているんだ!!!」

グラグラ!!

ドォォォン!!

軍艦が傾く!!

海兵「うわあああああ」

ドフラミンゴ「フッフッフッフッフ!!何てデタラメなジジイだよ!!!」

海兵「うわァ!!立ってられねェ!!!」

建物が次々に崩れていく・・・・

海兵「町が崩れる!!」

ハンコック「ルフィ無事か・・・・・・!?」

海兵「うわあああ!!」

海の波が激しく荒れる!!!

ドパァン!!

白ひげがジョンにとどめの一発!!

ドォン!!

ジョン「!!?」

ジョンが血を吐く・・・・

ジョンに浴びせた「揺れ」が処刑台に向かって突き進む!!

海兵「止まらなねェ!!うわっ!!」

  「ぎゃあああああ!!」

海賊「やっちまえオヤジぃ~~~~!!」

  「処刑台に届くぞ!!!」

  「行け!!ぶっ壊せェ~~~!!!」

が・・・・・!?!?

その時!!

処刑台の目前で攻撃が逸れてしまった・・・!!

海賊「!!!」

海賊「よっしゃァア!!!」

町が再び崩れていく・・・

海兵「町が」!!!

海賊「処刑台には当たってない!!!」

  「なんで逸れたんだ!?」

海賊「あ」

大将3人が攻撃を素手で受け止めた!!

青雉「さっさと包囲壁張らねェからだ」

赤犬「お前の氷のせいじゃろうがい・・・!!!」

黄猿「オー・・・君が溶かせばいいよォー・・・!!サカズキ」

氷に亀裂が走っている!!

ルフィ「ハァハァ危ねェっ!!氷の下に落ちるところだった」

   「敵も味方もねェのかあのおっさん」

ジンベエ「船員たちはわきまえて非難しとるわい!!」

海兵「撃てェ!!!」

白ひげ「構うな突っ込め野郎共ォ!!!」

海賊達「ウオオオオオ」

黄猿「恐いねェ・・・・・・・・・」

青雉「全員が相当お怒りだな・・・・・・」

海賊「走れーーー!!アイツらを振り切れーーーー!!!」

海賊達の後ろにパシフィスタがいる!!

海賊「ここにいちゃ加勢にならねェ!!」

モリア「見ものだな、キシシシ!!」

ルフィは障害物が無くなったことにより一気に処刑台に行こうとするが・・・

ルフィ「邪魔がいなくなったぞ!!上に行ける!!」

が・・・・

その時!!

ルフィ「わ!!」

   「何だ!?」

広場の方だけが壁に囲まれていく!!

海賊「壁ェ!!?」

ガコンガコン

次々に壁が上がっていく・・・

海賊「この!!」

海賊が壁を攻撃しようとするがびくともせず、武器が壊れてしまった・・・・

海賊「囲まれた!!!」

  「何のマネだァーーっ!!」

海賊「くそ!!ビクともしねェ、相当な厚みだこの鋼鉄!!」

  「さっきから言ってた『包囲壁』ってのはこの鋼鉄の防御壁の事か!!!」

  「戦わねェ気かァ!!?海軍ーーーーーーっ!!!」

  「砲口が全部こっちを狙ってる!!」

が・・・?

センゴク「おい、どうなってるんだ!!!完璧に作動させろ!!!」

海兵「・・・それが包囲壁があのオーズの巨体を持ち上げきれず・・・・・・!!」

  「どうやら奴の血がシステムに入り込みパワーダウンしてる模様で・・・!!」

倒れているオーズをエースが見つめている・・・

エース(心)「オーズ・・・お前・・・・・・」

それを見た白ひげが・・・

白ひげ(心)「勝機アリだ・・・!!」

センゴク「締まらんが・・・!!始めろ赤犬・・・!!!」

赤犬の体が変化していく・・・!!!

赤犬「流星火山」

数え切れないほどのマグマの拳が海賊達の船を襲う!!

センゴク「氷を溶かして足場を奪え!!!」

海賊「うわあああああ!!!」

  「!!?」

白ひげ、ルフィがそれを見て、ルフィは驚いているが白ひげはん?って感じ

~ヤベェ!!~