2月18日（日）
「朝茶は難を隠す」
母がいつもこう話して
緑茶を入れてくれていましたが
昨日は
特に思いを込めて
いただきものですが
一保堂の玉露のティーバッグ
二服をゆっくり飲んで
心を落ち着けてから
主人に
外出してもらいました。
というのも
毎晩
バスケや音楽・旅などの
様々なYouTubeを一緒に観ますが
（わがやのお紺も一緒に）
おとといの夜
2月という時期もあってでしょうか
主人がこの1994年の
吾妻連峰雪山遭難事故の
アニメーション動画に
偶然出くわし
偶然ーーー
すべてが必然とも
よく言われますが
計画からの遅れを
取り戻そうという
焦りや
様々な障害・悪天候の中で
起こってしまった
大悲劇に愕然
おそらく
私たちは
育児の真っ最中で
テレビもほとんど幼児番組
このニュースには当時
出逢っていなかったかも
しれません。
昨日の朝出かける前に
予定よりも早いバスに
乗れそう・・・
と急ぐ主人に
とにかくゆっくり
落ち着いて
玉露を飲んでと
ぬるめと熱めの
お茶をすすめました。
そうだねと
すべての準備の後に
ゆっくりと
お茶を含み
それでも
前のバスに落ち着いて
乗れそうでしたので
余裕を持って
出発しました。
極限状態に陥り
生死を彷徨い
死を覚悟した
お一人お一人からの
メッセージだったのかも
しれません。
ある
出来事の外側で
また
その出来事が終わった後には
すぐにわかることも
物事の渦中にいると
見えなくなってしまうことは
誰にでも起こり得ること
今後に繋げていけること
そうすべきことも
たくさんありますが
当事者にしか
わからないこともあることでしょう。
遺された
ご家族やご友人はこの３０年間
1日たりとも忘れずに
この2月のことを
思っておられたことでしょう。
少しでも
お心が安らぐ時が
ありますように。
すべての人にとって
朝茶で
心を整えながら
大切な思いに
ふれるような
毎日でありますように。
