4月19日(火)
ファンクラブのあり方が
日本人には合っている
そう思うことが多々あります。
推しの人
崇める人のもとに
集まる人たちの和
自然なつながり
ちょうど良い距離感や
素敵なレスペクト
もしかしたら
お遍路さんって
弘法大師 空海の
究極の
でもゆるくてやさしい
ファンクラブなのでは
そう感じます。
愛媛の旅の紹介「いよ観ネット」に
「お遍路」の基本がわかりやすく
まとめられています。
愛媛の26霊場
「お遍路」とは、約1200年前に弘法大師(空海)が修行した88の霊場をたどる巡礼のことで、お遍路する人のことを「お遍路さん」と呼びます。巡礼の旅は徳島からはじまり、高知、愛媛、香川の順にめぐるもので、世界的にも珍しい「回遊型」の参拝ルートが特徴です。その道のりは約1400kmにも及び、すべての札所を巡拝することで願いが叶ったり、弘法大師の功徳を得られるといわれています。最近は参拝する目的も多様化していて、健康祈願や近親者の供養、健康増進、自分探しの旅など、人によって実にさまざま。地元の人の笑顔やあたたかいもてなし「お接待」も魅力のひとつで、四国遍路ならではの風習に心が癒されます。
自分たちの代わりに
まわってくださっていることへの
感謝からの「お接待」
手を合わせながら
トマトやみかんを手渡す
地元の
おばちゃんたちの笑顔は
本当に神々さに
満ちていました。
もっと宗教宗教したものかと
思っていましたが
たくさんの人との出会いが
嬉しくてと
巡る人も多く
バイクや自転車
ジョギングで
回るなど人それぞれ
オランダ女性のヴァレリーも
88の札所をまわるための
綿密なスケージュール表を
しっかり作成していましたが
効率よくまわる事よりも
自分の足で歩いて
そこで出会える人の
優しさに感動して
そのあとは
長い長い山道も歩き続け
いくつもの
感動の出会いに
涙していました。
お遍路さんの
必須アイテム
「納め札」も人と人との交流を
促す名刺の役割が
あるそうです。
納め札の起源を調べてみると
空海を追って巡礼した
衛門三郎がこの札を社寺の柱に
打ったことに由来。
伊予の
情け容赦ないこの豪農
衛門三郎の前に
なんども現れたみすぼらしい僧を
その度に追い払い
しまいには
托鉢の鉢を割ってしまう・・・
その僧が現れなくなると
彼の家に不幸がおそいまくり
夢枕に現れた
弘法大師こそ
あのみすぼらしい僧だったと
知らされます。
(この部分は、そういえば
父が何度も繰り返し
話してくれていました)
お詫びをしたいと
大師を追って四国巡礼へ(順打ち)
それでも会えず、逆回り
これが「逆打ち」として今も残り
12番札所 焼山寺で
息絶えてしまったそうです。
衛門三郎が生き絶える前に
彼のもとに現れた大師が
望みを尋ねると
伊予の領主河野家に生まれ変わり
人の役に立ちたいと
息を引き取ります。
大師は路傍の石に
「衛門三郎再来」と書いて
左手のひらに握らせたところ
河野家の長男が生まれると
左手が開かず
安養寺の僧の祈願により
その手から石が転がり
「衛門三郎再来」
と書かれた石が
出てきたと言います。
今では石手寺と呼ばれ
その石も納められて
いるのだそうです。
由来や起源には
諸説あり
エピソードもいろいろかも
しれませんが
いつかご縁があって
憧れの
四国の旅に
出かける日も
そう遠くないかもしれません。