2月2日（日）
如月となりました。
寒さで衣服を重ねる「着更着」をはじめ
「生更来」「息更来」「気更来」など
生命が動き出す季節を感じさせる漢字が
あてられていたようです。
寒暖の差はまだまだありますが
明日の節分を前に、幾分
暖かくなってまいりました。
大学の英語の授業、テストの成績も
最後の調整を残すのみとなりました。
久しぶりに
読書やＤＶＤ観賞、茶道、ピアノなど
自分の時間を思う存分に使える日々に
感謝しております。
週末には浅草に出かけましたが
心地よいにぎわいがありました。
少しでも自分の時間ができると
通訳訓練や幅広い英語や
和文化の学び直しなどを
したくなりますが
ネット上でかなりの情報が得られ
動機づけが持続できさえすれば
（ここが一番むずかしいのですが）
独学に勝る学びはないような
気配すら感じられます。
「通訳自主トレ支援サイト」
こちらには
通訳訓練講座で学ぶスキルのすべてが
網羅されています。
さらに、
シャドウイングなど
生の英語をそのまま「影」のように
音源を追うように自分で再生していく訓練などに
最適の無料音源のＢＢＣやＴＥＤなども
紹介されています。
通訳訓練初期の世代の方々が
今の世代を
ほんとうに恵まれていると語られますのも
よくわかります。
多くの方々に
英語の勉強だけでなく
プレゼンや一般知識、専門知識を磨く場として
人気の高いＴＥＤ
Technology Entertainment Design
も
もちろん、
優れた教材としてあげられています。
Ideas worth spreading (広める価値のあるアイデア)の精神
にのっとって
そのスピーチは
多くの人を啓発、魅了していますが、
ＴＥＤのページでは
説得力に富んだパフォーマンス、
面白いもの、美しい人系・・などの
カテゴリー分けされており
その時の自分にあったスピーチを
聴くことができます。
せっかく手軽に利用できる
情報や教材があるのですから
是非大いに活用したいと思います。
ただひとつ。
何をするにも
クリック一つで
大変便利で
自分がその気にさえなれば
どんな能力をも磨く機会が
広くあまねく与えられている時代です。
それがゆえに
脆弱ともいえるのが
便利さの裏にあるリスク。
探し物、目的に到達するために
かつて、あたりまえのように
通過してきた
途方もなく
つまらないもの、必要のないものに
遭遇し、
無駄な時間を
大量に費やして
やっと
意中のものを手に入れてきたプロセス
その経験を失いつつある私たちは
得られることのできたものへの
希少価値やありがたさ
それを得られない経験からの学び
誰から教わらなくとも
身体にしみこんだ教訓
という強みを
失ってしまっているようにも思えます。
浅草駅を降りて
隅田川を臨み
浅草寺を目指して歩いて行くと
小京都のような
内外の観光客であふれる
活気のある町の姿があります。
そして、お昼時には
行列のある店、ない店。
テレビや雑誌での報道の影響もあるでしょう。
ちょっと合羽橋まで。。。と足を伸ばすと
急に
賑わいは薄れ
静かな住宅街
休日だからでしょうか
それとも
営業をやめてしまったのでしょうか。
閉店中のお店が並びます。
そんな通りを
ひたすら
美味しそなお店を探して
歩きました。
巷でも人気で
主人との間でも
お気に入りのＴＶ番組として
楽しみにしている
「孤独のグルメ」を真似して
私たちも
最近は
名の知れた店ではなく
自分たちでいいお店を開拓してみています。
コミック発のドラマは
ケーブルテレビで再放送されています。
主人公が仕事の合間に立ち寄る
下町の美味しい食堂選びから
それぞれのお店での
メニュー選び、
味わいの心境が
細やかにコミカルに描かれているのを
楽しくほほえましく観ております。
誰かのお墨付き
のお店ではないので
「失敗」もあります。
何週間か前には
餃子がどうしても食べたいという主人にあわせて
やはり中華料理にチャレンジ。
全然アツアツでない野菜炒めや
のびきったような焼きそばは
食べきれず
残してしまったりという
お店もありました。
でも新しいお店を見つけようと
チャレンジ
するからには
するからには失敗も覚悟の上ですので
許容できるようになります。
食べ物の恨みは怖い。。
と、言えどもです。
結局、先週は、御徒町近くまで歩いてしまい
行列のステーキ屋さんを横目に選んだ
香港系中華料理に舌鼓
犬も歩けば棒にあたる
幸運でも不運でもあり得ますし
人気のない道だったり
面白みのない道だったりもしますでしょう。
でも
その道筋を通らなければ
決して知りえなかったことが
次の自分のステップに
つながるわけです
食べ物に限らず。。
「気」には
陰陽があるといわれますが
陽の気が更に来る
2月 如月。
ちょっとピンポイント情報だけでは
得られない
まわり道をしてみるのに
いい季節ではないでしょうか。
