1月14日(火)
先週末、上野で金澤翔子さんの書を鑑賞。
大河ドラマ「平清盛」の題字もてがけられた方。
ダウン症の天才書家としてご存知の方も多いでしょう。
書作品のなかには、中華料理店やテレビドラマの背景のように雰囲気を醸し出す役割を担うものもあります。
私は個人的には、書作品は文字であるかぎり、基本的に相手に文字として伝わる。つまり読めなければならないと思っております。
もちろん、日常でもあるように、読みにくい筆致も当然あり得ますが、筆の表現とともに、書き手の真意が文字として伝わらなければならないと書道をとらえております。
翔子さんの作品は確実に訪れた人に伝わり、その力強い運筆が心に残ります。
ソーシャルメディアなどでの拡散をということで会場内は撮影OK!
そのせいか会場もゆるやかでここちよい鑑賞や語らいの場になっていました。
自分も書いてみたいと思われた方もいらしたのではないでしょうか。
気負いのない、けれど気骨のある表現とその展示形式に触れられました。