カバンの中の文庫本 | Maki Murakami Official Blog

11月26日(土)太陽



カバンの中に必ず本をいれて


ちょっと時間のある時に読んでいますが・・・


今日は3冊の文庫本をいれてでかけました。


乙一の「ZOO2」


娘から借りています。結構若者世代に読まれていて


そのなかの「神の言葉」から着想を得て


作曲する人もいるそうです。


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他人の目を意識して笑い、行動する主人公。


しっかりと自分をもっている自信のある人が


好きな私ですが、誰にでも、自分がどう映っているか


不安な気持ちや自意識過剰なところはあると思います。


そんな気持ちが家族を中心におこる


突拍子もない出来事とともに


克明に描かれ、最後にはすべてに納得がいく、そんな


作品。自分で愚かしいと認めるその意識を


吐露する勇気が共感を得ているようにも思います。

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「動かぬが勝」


こちらは、先日ブログでも紹介させていただきました


http://ameblo.jp/murakamimaki/entry-11078889711.html


小川もこさんの朗読の作品「水の匂い」を


収録する文庫本。


私が小学校から高校までを過ごした


「木更津余話」もありますし


表題作の「動かぬが勝」の評判もとてもよいので


ようです。

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こちらは、アフリカを知るための入門書の


トップに挙げられる文庫本。


戦後の先進国の、特に戦勝国の作ったルールで


進んでいる国際社会にいつも私は疑問をもっており


アフリカの53の国の国境のほとんどが


直線であるのも不自然であると思っておりました。


ソマリアの海賊、キリマンジャロのある


タンザニアに伝わる迷信のひとつ


アルビノ(白皮症)の人肉が幸福をもたらす・・・


により人身売買があるなど。


各国の文化や経済、生活、信仰などが


まとめられています。





本当にいろいろなことのあった今年が


終わりへと近づくにつれて


より多くの示唆がほしかったり


自問してみたくなったり


そんな思いでさまざまな本に手を伸ばしています。