ロータリークラブ 卓話 | Maki Murakami Official Blog

11月10日(木)きもの太陽☀



Maki Murakami Official Blog

元ロータリー財団奨学生ということで


私の出生地でもある市川のロータリークラブに


お伺いし、もうすぐで四半世紀前になる


英国への留学経験が、今の活動にどれだけ

活かされているかなどのお話をさせていただきました。


ふつうは、帰国直後に卓話を頼まれることが


多く、こんなに古くなってもお呼びいただけるのは


本当にありがたいことです。



凸凹 英国からの帰国時から親しくさせていただいている


ロータリアンの方に、スーツか着物のどちらが


よろしいでしょうとご相談いたしまして


着物でハートまいりましたクロネコちゃん


また、娘のアドバイスで、あまり柄のうるさくない


萌黄(もえぎ)色の


スワトウ刺繍の着物、唐織りの帯となりました。


着物という民族衣装は素晴らしく


それをまとっているだけで会話が華やぎ


いつも随分と助けられます。




凸凹 奨学生当時、オリエンテーションをご担当くださった


「鬼教官」もご参加。穏やかなお顔で


「そんなに厳しかった?」


その通りにこほんの少しでも遅刻をすると


奨学金取り消し。そんなのないよね・・・と


奨学生仲間と愚痴をこぼしておりました(泣)


ところが、その背景に、過去、実質的なオリエンテーションに


なっていなかったという反省から


なんとか留学先で役に立つことができないかという


試行錯誤の初めの年であったとお話いただいきました。



凸凹 ですから、遅刻をしないことや


大勢の前でのスピーチ、自分の都合を主張して


むやみに公の行事を断ったりしないなど


「あたりまえのこと」ができるように


訓練いただいたわけです。



凸凹 私は、たまたま、送り出してくださる日本の


地区も、受け入れ側の英国の地区も


ロータリー活動が非常に活発で、他の奨学生は


一度もオリエンテーションも、現地での卓話も


なかったと話していましたが


大変な分、たくさんの経験と出会いをいただきましたキラキラ


その「恩返し」「社会に貢献」したいという気持ちからも


20年ほど前から地域での活動を続けております。



凸凹 私がいつもお世話になっているロータリアンの方は


茶人でもあり、お茶の中で大切にされる


「気配」「音」のおはなしをしてくださいました。


相手を慮る、様子をうかがうこと


障子や襖のある日本家屋から機密性の高い


マンションの暮らしが主流になり、


ひとつひとつ独立した「情報」の価値が高まる


現代に生きる私たちにはなかなか


経験する機会のない日本人の美徳となってしまいました。




凸凹 今年を表わす漢字の候補は「絆」の声が高いようですが


日本人として大切な、決して失いたくない


価値観を漢字にしてみるのもいいですね。


配慮の「慮」もそのひとつになるのでは


ないでしょうか 和