11月8日(火)
本日、高齢者福祉施設にて書道ボランティア
来年の1月には書き初めをやりたいと
スタッフの方々からリクエストがありました。
ビッグイシューでも今年ありましたし
芝の家でもそんな声も。
「書き初め」はクリスマスのように
広く開かれていて嬉しいなと思います。
いつもは、体操とゲーム、麻雀、リハビリなどの
グループ活動ご参加の方々もご一緒に
全員で書きましょうとのこと。
今から楽しみです
今日はレインボーのような
チェニックセーターでまいりましたら
「かわいい」とおっしゃって
びよーーーぉーんとひっぱる利用者さん
なかなか好評でしたが
「先生やっぱり着物がいいね」とのお声も
服装にも関心を持っていただけてありがたいです
そして今日のお題
立冬で朝気温が下がりましたが
日中はやっぱり暖かでしたね。
そんな中で「霜月」「小春日」「酉の市 熊手」
「湯豆腐」をご覧になって
おじいさまがお豆腐やさんだったとおっしゃって
頑張っておいでだったんだというお気持ちを
言葉にしてくださる方あり。
「雑炊」の字はみなさん大きくなりがち・・・
「何人分作ったんですか?」でみなさん
大い。
「鯛焼 むし饅頭」は
それはそれは個性が表れ
パリパリがお好きな方、餡が飛び出していたり
もっちりだったり・・・
みなさん甘党のご様子
小野道風の「屏風土代」の臨書の
「谷静」の行書に挑戦する方も
楷書を書かれる方が多いのですが
行書の線の中での発見もあるようですし
みなさん、とても勉強熱心。
書き順のもご質問もどしどし
「梁塵秘抄」から
(平安末期、後白河法皇編纂の今様歌謡
といわれる七五調四句などのいわば流行歌)
「遊びをせんとや生まれけむ」
字数の多い手本は敬遠されがちですが
書いてみようと筆を運ぶ方々あり
先日購入した、TOTO出版の「紫式部すまいを語る」の
本に引用があり、すぐにお手本にしました。
子どもは遊ぶためにうまれてきた・・・と
子らを見守る女性・・・それが母なのか
一般の大人、遊女かにより解釈も異なるようです。
現代に生きる者にはやや切ない節をもつように
思われ、遊女の後姿も浮かびます。
次回は書き初めの打ち合わせもいたします。
席上揮毫(その場で書く)のリクエストもあり
筆や書き初め用紙、画仙紙のお買いものの
お話もでました。
新年の準備で年末に近づいていることを
感じます