おはようございます
ひまわりまみーです
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子連れ再婚活①動機はこちら
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私と父の後妻さんとのことを、少し書いてみようと思う。

父が再婚したころ、私は離婚したばかりだった。

父の再婚相手の女性とは面識があったし、別れたご主人のこともよく知っていた。

私の前夫ともよく知る仲間だったし。

なぜ別れたのかは、後に後妻さんから聞かされた。

後妻さんに対しては、悪い印象は持ってなかった。

離婚のとき、相談に乗ってくれたし、話しやすい人だと思っていた。

父がその人を選んだのなら、それでいいと思っていた。

父の人生だから、父が良ければそれでいいと、幸せになってほしいと心から思ってた。

もう私は大人で、父の再婚にも理解ある娘だ、と自分が思いたかった。

父にも後妻さんにも、他人にも思われたかったんだな、というのは後になって気づいたが。

私自身が、2人の子どもを連れて離婚したばかりだったし、もし、父が1人のままだったとしても、父のことまでは世話ができないという気持ちもあった。

1人で暮らしていれば、何かと実家に顔を出さないと父が寂しいだろうし、時々は食事も作ってやったりもしなくてはいけないし、などと考えると、私にはそんな気持ちの余裕がないと思った。

だからなおさら、再婚してくれてありがたいという気持ちの方が大きかったのはたしかだ。

今考えると、冷たい娘だったかなーとか、ちょっと思ったりして。

ただ、離婚したことで、これから先は、2人の子どもを私が養って生活していかなくてはならない、という重圧がかなりあったように思う。

父に頼るとか、実家に戻って暮らすということは全然考えてなかったから。

なので、私は父の再婚をいろんな意味で喜べた。

しかし、母の死後、父と暮らしていた妹は、まるっきりちがったようだ。

そのころ、私は29で、妹は25。

実家は、どっちかといえば狭いほうのマンション。

妹の部屋に、後妻さんの連れ子の小3の女の子と机と荷物がやってきた。

部屋が別々ならまだよかっただろうが、それぞれ年齢はいくつであっても、いろんな意味で大変だったに違いない。

妹のほうが、かなり年上だけに気をつかったかもしれない。

妹の性格は、どちらかといえば内向的な感じだ。

後妻さんは、あまり考えずにものを言ってそうな感じだが、こちらが「え?」と思うようなことを気にするタイプ。

思っていることをあまり言わない妹とは、最初からソリが合わなかったようだ。

まあ、父の再婚相手だといっても、妹にとっては、なおさら他人なわけで、妹は妹で複雑だっただろう。

しばらくたつと、後妻さんは妹への不満というか、悪口(みたいになるよね)を、やたら言いにくるようになった(実家とうちは真向かいの建物どうし)

今考えると、それもどうかと思うが。

私たち姉妹は、小さな頃から気が合わなくて、それほど仲良しではなかった。

でも、身内の悪口を聞かされるのは、気分のいいものではない。

あまりに言われるので、とうとうある日、話しに行った。

後妻さんの話ばかり聞いていた私は、つい妹に説教口調で言ってしまった。

私の妹を責めるような言い方に

「ねえちゃんなんかに、なにがわかるんよ!なんもわからんくせに!えらそうに私に言わんどって!(言わないで) 姉ちゃんなんか、結婚失敗して出戻ってきたくせに!」

妹にそう言われた私は、ブチ切れてしまった。

そう、「姉ちゃんなんか、結婚失敗して出戻ってきたくせに」という余計なひとことに、ブチ切れた。

嫁にもいってないあんたに、そんなことをいわれる筋合いはない、

それこそ、おまえになにがわかるんじゃ、ボケ!という気持ちだった。

話はそこで決裂し、私は、妹と口をきくのをやめ、この件には関わらないことにした。

後妻さんも、さすがにそれ以降は妹のことを言いにこなくなり、妹は家を出て近くのアパートを借りて暮らしはじめた。

ほんとなら、妹は、父が再婚して後妻さんと連れ子が同居すると決まった時点で、自立したほうが、お互いに嫌な思いをしなくてすんだと思う。

しかし、やってみて初めてわかることだから、しょうがないよね。

他人との同居って、最初からすんなりとはいくもんじゃない、ということは確かだと思う。

とくに、なまじ親の立場で途中参加みたいになると、なおさらかも。

ちゃんとひとりひとり部屋があって、共同風呂に共同トイレ、お互いにプライバシーに関与せず、食事も作ってもらうけど、食べる時間までは拘束されず、みたいな下宿人のようなスタンスでいいなら、なんとかうまくもいくかもしれない。

しかし、親としての他人となると、親側も親らしくしなければ、という思いもあるし、周囲の目もあるし(気にしないでいるのは難しいよね)、相性もあるし、なかなか思う通りにはいかないと思うな。

現に、今の次男と夫がまさにそんな状況だし。

とにかく、やってみて、ぶつかりあいながら、時間をかけてわかっていくしかないんじゃないかと、そんな気がするし、その覚悟はもってたほうがいいだろうな。


その点、当時の私と後妻さんの距離感はちょうどよかった。

それでも、父がひとりの場合と再婚してからの、父への距離はグンと遠のいてしまった。

もう今までのように、父に頼ることはできなくなってしまったし、後妻さんからもその気配がした。

だが、それは仕方のないことだと思う。

何かとひきかえに、何かを失う。

何もかも自分の都合のいいようにはいかないと、そういうもんだと思っていたし、今もそう思う。




⑤へ続く


今回も読んでくださってありがとうございました




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