昨年から今年にかけて、キツネ神の指示でワールドツアーを行ったBABYMETAL。
古来の神に招聘されて、やって来た最終公演の地は琉球。 その映像を収録した映画。
それが、「BABYMETAL LEGEND - 43 THE MOVIE」。 首(ヘッドバンギングのこと)の準備はいいかぁ。
ぎらぎらのスクリーンを背景に、獣神マスクをかぶった4人の神バンドが、ソリッドなリフを繰り出す。
そこに、花道(?)奥の鬼神頭像から現れた3人。 最近は、狐面ではなく直面です。
「SU-METALです」、「MOAMETALです」、「MOMOMETALです」。 「さんぺいです。」(こらお呼びちゃうて)
出だしでお馴染み、「BABYMETAL DEATH」。 ここから、「Distorition」、「PA PA YA!」と続きます。
祭りだっ。 Dolbyサウンドのド迫力、入れ目なく点滅するスクリーン、近く遠くぶれながら変わるカメラ。
ああ、これは頭がくらくら。 それでも、3人の特徴がしっかり映っているのがうれしい。
SUはシャウトなし、フェイクなし、ヘッドボイスなしで、これが妙にヘビメタ音になじむ。
スクリームとダンスのMOAとMOMOは、出すぎず、さがり過ぎず。 3人が同じ背格好なのが、妙に調和。
ダンスは、チアか、盆か、パラパラか、スリラーか、はたまた一世風靡かと、どこか懐かしい振付。
バラードはなく、ときに「Shanti Shanti Shanti」などがエキゾチックに。 この辺が、欧米で受ける理由か。
でも、基本はやっぱりヘビメタ。 ギター2人、ベース、ドラムスの、さりげないテクニックは聞きどころ。
時々しつこくない煽りが混じりながら、観客も自然にノリノリのキツネポーズとヘッドバンギング。
「ギミチョコ!!」にほっこり、「KARATE」にせいやっ、「メタり!!」に琉球太鼓の乱舞と、短い時間の曲の連発。
こうして、人間界に降臨した「メギツネ」たちの83分が完結しました。 ああ、Adoとのコラボが見てみたい。
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