京都市立芸大で、京都駅東に移転した記念特別展が開催中です。
開学時からの歴史を、4期に分けて紹介するイベント。 まずは、明治13年の、京都府画学校から。
若き日の巨匠たちの、卒業作品が並びます。 入江波光と村上華岳が、素朴です。
小野竹喬の「南国」と、土田麦僊の「髪」が、既に個性を見せています。
山下摩起の「ユウカリの図」は、しなやかな猫がアクセント。
同じ美人画でも、自然な松宮芳年と、デロリの岡本神草では、全く印象がちがう。
中村大三郎の「花をもてる聖者」は、何を想う。 前田萩頓の「風景」が、若いのに渋い。
不染鉄の「冬」は、伝統をしっかり引き継いでいる。
革新のエネルギーに満ちた、初期の作品が貴重です。 作家のプロフィールがおもしろい。
開学からの歴史を振り返ります。
長い歴史、こちらは現代まで。
市立絵画専門学校(カイセン)の見取り図。 ぎっしりと歴史が詰まっている。
学生さんたちの写真で、明治を偲びます。 おや、ここはあの場所か。
バンカラの時代に、みんなどことなく、おっとり。
もう一度、作品を。 堂本印象の卒業画、「世相三題」に既に独特の解釈が、
いやあ、歴史の熱い力を感じました。 このあとは、近くで熱いラーメンを。