資生堂にロトスコープのアート | 宗方玲・詩人が語る京都と歌舞伎

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歌舞伎座での團菊祭、昼の部と夜の部の合間に、資生堂ギャラリーに行ってきました。

 

 

実写映像をトレースしてアニメーションにする、ロトスコープを駆使する、岩崎宏俊の作品展です。

 

 

お洒落なお菓子売り場から、階段を下りていきます。

 

 

途中に小さな作品。

 

 

では、会場へ。

 

 

 テーマの「ブタデスの娘」とは、古代ローマのプリニウスの「博物誌」から。

 

 

その中に、戦地に赴く恋人の影の輪郭をなぞり写したのが、絵画の起源とのエピソード。

 

 

作者は、パンデミックで会うことができなくなった、人や風景の記録をトレースする。

 

 

アニメーションの創作過程を、追憶と表現している。

 

 

周り灯籠のようなのぞき窓に、移り変わる記憶。

 

 

アクリル板に転写された作家の記憶が、段々と脳に忍び入り、自分の記憶と重なりそうになる。

 

 

溺れそうな世界から抜けて、ちょっと酸素補給。

 

 

では、過去から現代に繋がっている、人間劇の世界に戻りましょう。