京都国際写真祭は町家の八竹庵から | 宗方玲・詩人が語る京都と歌舞伎

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毎年楽しみな、京都国際写真祭が始まっています。

大正時代建築の和洋折衷町家、「八竹庵(旧川崎家住宅)」が、案内所です。

 

街中が、斬新な写真アートで埋め尽くされます。 今回のテーマは、「BORDER」。

 

入り口を入って、お庭を眺めながら、しばしゆったり。

 

案内を通ると、広間がブックショップになっています。

 

その奥の和室は、ラウンジです。 ああ、このゆったり感。

 

回る,回るよ、世界は回る。

 

畳に座って、過去のダイジェスト映像や、ライブラリーを拝見します。

 

中庭です。 こんな小宇宙を、内に凝縮しているのが京町家。

 

廊下を渡って、奥に向かいます。

 

吉田簑紫郎の、文楽人形がお出迎え。 薄暗がりの中の、妖しさ。

 

「INHERIT 青い記憶」との写真展。 魂をぐっと感じます。

 

2階の小部屋。 障がい者の手話の軌跡を示す、田頭真理子の「ホワイトハンドコーラス」が、印象的。

 

下に戻ると、同時開催中の、ライブパフォーマンスを展開する「KYOTOPHONIE」のラウンジが。

 

2階には、その雑多な展示。 この多様性がいい。

 

もう一度、東側に戻ります。 狭い廊下で仕切られた、広い空間。

 

この上が、洋室風の応接間です。

 

ここには、松村和彦の「心の糸」。 その糸を、たどっていきましょう。

 

認知症の人々を長期取材し、それを空間に表したとか。

 

そんな思いと、小さな窓、外の緑の、微妙なバランス。

 

その思いと糸は、和室にたらされたテキストとミシンで、終着する。