木花之佐久夜毘売 ~日本の理想的女性の代表~ | 神さまの本音・御利益だけでは解らない神々の気持ちと本来の御加護

神さまの本音・御利益だけでは解らない神々の気持ちと本来の御加護

気軽に神社参拝を推奨するブログです。知りたい神様リクエストしてくださいね。

日本の神様って漢字ばかりで意味不明ですよね。文字から噛み砕いて解説してます。

古事記・日本書紀を元に
神名解説とスピリチュアルを融合してお話します。

 今回は「木花之佐久夜毘売 ~日本の理想的女性の代表~」と題してお話をしていきたいと思います。神々の知られていない神格・御利益を見ることにより一層神々と仲良くなれるというものです。大抵の神々は、神格・御利益を記載してあるので今更って思うかもしれません。日本の神々は難解な難しい覚えにくい名前の神々が多くいらっしゃいます。その名前すべてに意味が有ります。

 

~神々の知られていない神格・御利益を見る~

 神々には、その神を象徴する名前が付けられています。ですから名前を読み解けば自然と神々の意味合いが理解できるようになります。これは日本の神々に限らずすべての神々に言えることです。名前が複数あったり別の感じが使われている場合もあります。その場合はそれぞれの面を強調した意味合いで祀られていると思ってくだされば幸いです。

駿河国一之宮 富士山本宮浅間大社

駿河国一之宮 富士山本宮浅間大社

~「理想的な女性の代表」木花之佐久夜毘売~

木花之佐久夜毘売と言えば、理想的な女性の代表ではないでしょうか?見た目・生き方等々、世の女性の虜ですよね。女性にとって、男性神より女性神のほうが人気?が有るんでしょうかね。個人的にはそう思います。

 

【神名】

木花之佐久夜毘売 (このはなさくやひめ) 古事記

木花開耶姫(このはなのさくやびめ) 日本書紀

木花咲弥姫命(このはさくやひめのみこと) 

許乃波奈佐久夜比売命(このはなのさくやびめ) 播磨国風土記

 

【別名】

神阿多都比売(かむあたつひめ) 古事記

神吾田津姫(かみあたつひめ) 日本書紀

神吾田鹿葦津姫(かむあたかあしつひめ) 日本書紀

 

【一般的には】

 神阿多都比売の名義は「神聖な、阿多の女性(巫女)」とされ、木花之佐久夜毘売の神名の「木花」は木花知流比売と同様「桜の花」、「之」は格助詞、「佐久」は「咲く」、「夜」は間投助詞、「毘売」は「女性」と解し、名義は「桜の花の咲くように咲き栄える女性」と考えられる。なお桜は神木であり、その花の咲き散る生態によって年穀を占う木と信じられた。(Wikipediaより抜粋

 

【神格及び御利益】

『神格』 山の神・火の神・酒造の神 

『ご利益』 農業・漁業・航海・安産・子授け・火難消除

 

~漢字から見る木花之佐久夜毘売の加護~

 色々な話がこの神様、語られていますが、これ以外にも意味が有るんですよ。以前にも木花之佐久夜毘売については書きましたが、漢字から見るとこのように解釈できるのではないでしょうか?

 

1.木花之佐久夜毘売の「桜の花(木花)の咲く(佐久)ように・・・」の部分。

から(育ち)咲く蕾は、赤ん坊・幼児を指す。咲くは、開花で成功・達成・繁栄。また、開花から身を付けると解釈し子宝・安産と解釈。

咲く⇒桜は単独では咲かず沢山の花咲きます。⇒多くの花咲かせる多くの花とは多くの生命多くの生命とは⇒組織・国家という集合体⇒故に国家組織繁栄・安寧

 

2.木花之佐久夜毘売の「木花」は、桜を指すそうです

花」(このはな)は木の花⇒は、と解釈。これから夫婦は離れず妻は夫を咲かせる存在で共に栄える。夫婦円満とも解釈できます。また木(夫)花(妻)に栄養(生活)を与え(支える)て次代(子孫)に繋げる。雄木・雌木がある桜ですので他の木(家)と結び繁栄していくと考えられます。また女性は夫(支える栄養・支援者)が居た方が咲くってことなのかなと解釈します。

 

3.木花之佐久夜毘売の「木」は夫と解釈より

 木花之佐久夜毘売の夫は、瓊瓊杵尊です。瓊瓊杵尊とは天孫降臨神話で天照大御神の命により地上に降りた神。夫婦で地上を治めたってことですよね。これを解釈するに・・・良縁を得たい女性には木花之佐久夜毘売に祈願したほうがいいのでは?って思いました。木(夫・瓊瓊杵尊だから玉の輿♡を得る)花(花のように綺麗になる)之佐久(開花していく・成功)夜毘売ってことですからね。

 

~最後に~

 神々には文字に隠された意味合いがあります。深く読み解くことにより神々の隠された意味を理解して参拝するのも面白いと思いますよ。それを理解することによりより一層神々と親密になり加護も深まるというものです。やっぱり深く知り合った方が人でも仲良くなるでしょ?神々も一緒ですよ。

 

~ご興味を持たれた方~

 ご興味を持たれて私に依頼をされたい方は下記のWebサイトまでアクセスください。お仕事のご依頼心よりお待ち申しております。神社総合案内所 受付案内