記憶力について | 目覚めるための心のlesson

目覚めるための心のlesson

あなたの頭の中で巻き起こっている不安も批判も
「自分は間違ってない」と主張している思考もすべてが
「本当のあなた」とは何の関係もないとしたら。。。。

 

 

 

 

覚えるのが苦手というお話をよく聞きます。
 

 


そもそも
「記憶」の仕組みとはどのようになっているのでしょう。

 

 

 

記憶は覚えている時間によって3つに分けられています。


 


道をを歩いていて次々とすれ違う人の顔は 
確かに一瞬目に入りますが、
記憶に残ることはなく、流れすぎていきます。

 

 

 

このような
視覚や聴覚などの感覚器官に入る情報の記憶が
一瞬目にとまるだけですぐに消えるものを
「感覚記憶」といいます。

 


 


アドレス帳の電話番号を見る、電話をダイヤルする、
このときは覚えていますが、
すぐに忘れて、必要なときはまたアドレス帳を見ます。
数字でいえば、普通7つ前後しか覚えられません。
こうした 2-30秒ぐらいの短い記憶を「短期記憶」といいます。

 

 

 

そして
小さな子供が一生懸命、
自分の家の電話番号を覚えてすぐに忘れ、また覚える。
こうして繰り返していくうちに、もう忘れなくなります。
これが「長期記憶」です。

 

 


記憶には
1, 情報を取り込む   (記銘)
2,  頭のなかに入れておく(保持)
3,  必要なときに思い出す(想起) という3つの段階があります。

 

 

 

 

感覚記憶や短期記憶の容量は
大体 5才くらいまでに大人とほぼ同じになる
と言われているのですが
4-5才の子供に お家の電話番号を聞いても
「わからない」といいます。

 

 

 

これは この頃の子供は
まだ 覚えたことを必要とする場面がないために

思い出す方法を知らない(脳のネットワークが発達していない)ため。

 

 


大人の中にも
必要なときに 必要な情報がすぐに思い出せる人と
思い出せない人がいるのですがこの違いは何でしょうか。

 

 


実は
必要なときにすぐに必要な情報を取り出せるかどうかは
覚え方に違いがある
のです。

 

 

 

このテクニックを「記憶方略」といいます。

 

 

 

この記憶方略の代表的なものが二つあります。

 


一つは

覚えるべき内容を口頭や頭のなかで
言葉として何度も繰り返す「リハーサル」という方法

これは
7-8才の就学期に入った頃から使えるようになり
発達とともに質が変化していきます。

 

 

 

 

そしてもう一つが
覚える必要のあるものをバラバラに覚えるのではなく
関連付けてカテゴリーとして覚える「体系化」して記憶するやり方。

たとえば

タコ うさぎ 犬 トラック バス 猫 イカ 車という

バラバラのカードに書かれた単語を覚えるのに
仲間同士(カテゴリー)に分けることで覚えやすくなります。

 

 


幼児期の子どもたちは 脳のネットワークが発達していないため
自発的にこのような記憶方略を用いることが まだできません。

一人で試行錯誤しながら自分の傾向をつかみ

自分で工夫して実際に使うことができるようになるのは
児童期に入ってから
です。

 

 

 


自分は暗記が苦手なのでカードに書いて覚えよう、とか
書くほうがよく覚えられる、などのように
自分自身の記憶力の傾向を自覚し それに基づいて
自分に合う記憶方法を選択したり調整する力を「メタ記憶」といいます。

 

 

 


このようにメタ記憶が発達するには 
ある程度の知的な成熟(脳内のネットワークの質と量)が必要になるために
確立するのは 10才以降と言われています。

 

 

 

勉強したことは覚えていないけれども

友達にされた嫌なことは何年も覚えているということは

よくあること。

(つまりほとんどの物覚えが悪いと自分で思っている人は、

物覚えが悪いのではないのでは無いのかもしれません)

 

 

 


嫌な思い出をいつまでも覚えている人がいたとすると
その人は わざわざ長期記憶されるのに効果的なやり方で
覚えることに成功しているのかもしれません。

(出来事と感情、感覚を結び付る体系化して記憶するというやり方等)

 

 

 

 

必要な記憶を
必要なときに思い出せないというようなことがよくあるようなら
リハーサルや体系化をしてみて
自分の記憶の傾向を調べ
自分にとって記憶しやすいやり方を工夫したり
情報をカテゴリーとして覚えることで
記憶力がアップする可能性がありますので
試してみるといいかもしれません。

 

 

 

もしも

あなたや子供が

本を読んで 何が書いているのかがわかることができない、

人の話を聞いて 何を言いたいのかをわかることができない、

知識が必要な時に思い出せないということが

よくあるのであれば はじめに

本当の自分として生きているかどうかに

取り組んでみるといいのかもしれません。

 

 

 

 

 

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