何故、子供は 親の「幸せになる訳にはいかない」生き方を引き継いでしまうのか | 目覚めるための心のlesson

目覚めるための心のlesson

あなたの頭の中で巻き起こっている不安も批判も
「自分は間違ってない」と主張している思考もすべてが
「本当のあなた」とは何の関係もないとしたら。。。。

 

 

 

 

 

人は皆、

すべての情報を均等に集めているのではなく、

自分の見たいもの、

聞きたいものを集めて現実を作り上げます。

 

 

 

自分が見たい、聞きたいという情報は

誰かの言葉やネットや本、テレビなどによって、

『見たい現実』は上書きされ、

「そうそう!」と確認できた時の安心感で

ますます強固になっていっています。

 

 

 

けれども、大抵

この『見たい現実』には、

『その時の自分(役割)が意識レベルで欲していること』が

大きく影響し

『本来の自分にとって必要な物』とはズレてることが

多くあります。

 

 

 

ここで言う『本来の自分』とは、

切り離したり無視してきたネガティブな感情を

恐れることなくしっかりと感じ切ること、

悩みや問題と向き合い取り組むことで、

未だ受け入れていない本当の自分のありのままの

その全てが受け入れられていく過程で

ズレが解消することで

初めて実現していく全てが統合された自分のこと。

 

 

 

 

誰かの役割を担っているために

欠乏感を隠し持っている人の

『見たい現実』というのは

役割にふさわしく、誰かの役割を演じるために必要な

条件を満たすために正しい、重要だと思える情報しか

集められません。

 

 

 

つまり

私たちはみな 

真実を認識しているとは限らず、

 

無意識に選んでいる役割が重要であればあるほど

本当の自分ではない役割を果たすために頑張っていることへの

評価や賞賛を必要とし、

頑張っていることが正しいことだと

証明してくれるように思える情報だけが重要だと感じ、正しく思え、

結果

見たい現実

=実際の自分よりも上の役割を担っていることを評価されているという幻想が

強化され、

強化されればされるほど、

『本当の自分』はますます自分から隠されていきます。

 

 

 

 

 

本当の自分で生きなければ

本来の自分が欲する世界を生きることができないまま

殊更に

正しさを主張し、勝ち負けにこだわり、

殊更に

自分の優れていることを証明しようとし

いよいよ

生きる力は枯渇し活き活きと生きることはできず

本物の自分と幻想の自分が ますます離れていくことで

本当の自分と偽物の自分のギャップが広がり

対極にある本当の自分に対する

否定感が増し、自信が失われ、孤独になり

自分の中が空虚になるだけでなく

そのような重要度の高い必要な情報を与え合う

空虚な人同士で埋め合う関係が

重要となります。

 

 

 

 

本当の自分で生きていない時

自分の心で感じることも

自分の頭が考えることもできません。

 

そのために

自分自身の本当の感情がわからず

思考ができず、問題を解決する能力もなく

人を助ける力も知恵もありません。

 

 

 

子供達は

親が言ったことよりも

やっていることを真似て学んで身につけます。

 

 

家族という仲間でいるために親と同じでいたいという欲求に

抵抗することができず

親がやっているやり方を無意識に踏襲します。

 

 

 

両親がパートナーとの間で生じる問題を

二人で解決しようとせず、向き合わずに 

相手に対する怒り、不満を抑えているのを

子どもが感じて育ったり、

どちらかの親への不平や不満のはけ口となった子供は

弱い方の親を助けたいという衝動から逃れることができません。

結果

両親のパートナーシップの問題や

人生の選択に口出しをする、あるいは、させられることから

子どもは逃れることができません。

 

 

 

こうして 子どもたちは喜んで

本当の自分で生きるのをやめてしまい

心の奥深くに 深い悲しみと怒りを抱えて生きるようになります。

 

 

 

 

相談の中でよくあるのは

「そんなに嫌なら離婚したらいいのに」

という言葉を引き出され言わされた子供たち。

 

 

 

その場合

親の人生の責任をとるために生きてしまうことが多く

結果 親の親代わりとして生きたり

あたかも

別れたもう一人のパートナーの役割を担って生きようとする衝動から

逃れられなくなり、簡単に自分の人生を歩けなくします。

 

 

この場合

いざ、自分の家庭を築いた後

実際のパートナーと対等ではいられず

相手に敬意を払えず

馬鹿にし、傲慢で支配的でワンマンにふるまう特徴があり

自分の家族の中に居場所を失います。

 

 

 

あるいは

両親がパートナーシップに失敗し離婚を選ぶとき

「お父さんかお母さんのどちらと一緒に暮らすのかを選ばせる」ことでも

自分が選ばなかった親への申し訳なさから

選ばなかった親と同じ人生を生きようとする力に囚われたり

 

 

人生を失敗することで選ばなかった親への申し訳なさを

減らそうとする無意識の衝動から逃れることができず

自分の心身を苦しめるための人生を無意識に選んでいたのが

見つかることは少なくありません。

 

 

 

 

セカンドバースカウンセリングでは

初めに「本当の自分の居場所に戻る」ために

少なくとも3回以上の

セカンドバースカウンセリングを受けることを

お勧めしています。