子供の可能性を伸ばすのは 親の役割です | 目覚めるための心のlesson

目覚めるための心のlesson

あなたの頭の中で巻き起こっている不安も批判も
「自分は間違ってない」と主張している思考もすべてが
「本当のあなた」とは何の関係もないとしたら。。。。

 


子育てセミナーをしていると 

子育て中のパパやママから

 


「どうしたら子供の~を直せますか?」という
 ご相談を沢山いただきます。


 「~は 直さないといけない、と感じているのですか?」と
 よく質問させていただきます。


 親は 自分にないもの、自分に禁止している行動を 
子供が持っていたり やっているのを目にすると
 すぐに禁止するなど 悪いこと、短所と 決めつけてしまい
変えようと働きかけることが多くありますが
「思い通りに振舞ったり表現する自分、親と違う自分には価値がない」
ということを 子供に思い込ませてしまうことが多く 
 子供の自尊心が低くなるということがよく起こっています。

 

 例えば 資質について言うと
「好奇心が弱い」や「心配性」性質の親から「好奇心の強い子」を見ると
「衝動的」に見えたり「飽きっぽく」見えたり「気性が激しく」見えたりします。

 

ここを 短所だから「変えよう・改めよう」とすると
 せっかくの資質が伸びることなく 芽が積まれてしまうということが起こります。

 

 自分は心配性だと 知っている親は
心配性だから安全に生きていくことができるのだと自分を肯定しつつ
「そもそも自分は心配性なのだから 自分が思うよりも
現実は大丈夫なのだ」と考えれば 衝動的に子供を変えたくなる行動を
調整できるようになります。


また
粘り強くない子の場合 粘り強い人になることを目標にするのではなく
「あと一歩だけ」余計にやるように提案してあげることもできます。


 人の粘り強くなさは 物事にこだわらず、執着せず、さっぱりとした
物わかりの良さとして 愛しても行けるし、人からも愛されます。

 

 親が子供の「足りないところ探し」をする中では
子供は自分のいいところを見つけることはできません。

 

 生まれ持った性質は その人、その子によって 親とも兄弟とも違って
一人ひとり異なっているものです。

 

 全てのもって生まれた資質(強さも弱さも)を長所とするには
 まず 大人も 子供も 人は一人ひとり違う性質をもって生まれてきていると
 いうことを知る必要があります。

 

 自分が生んだ子供だからといって 自分と同じであることにはなりません。
 自分の性質にしろ 子供の性質にしろ しっかりと観察をし
仮説を立て、検証していくことで素晴らしい「長所」となり得ます。


このような「長所」とするサポートが 子育て 自分育ての役割だと思います。


 人は本来 素晴らしい性質をもって生まれています。


それを上手く生かすことで 人生は本来の可能性に満ちたものに
 なるでしょう。

 

 親が子供と一緒にいられるのは ほんのわずかな時間です。


 一生が90年として そのうちの長くとも せいぜい2-30年ほど。


 土台作りに重要な
思春期までであれば 12-3年のことになります。


その短い時間で 親が子供にしてあげられる大切なことがあるとすると
 それは 子供自身が大人になったときに
自分の性質、資質をよく分かりそれを人生に生かす上でのちょうど良さを知る 
うまく付き合っていく土台を作るための練習をさせてあげることだと
私は考えています。