実践っ!岡夫婦の食物アレルギー体験レポート
written by パパ
※Facebookページ→食物アレルギー体験レポーター岡夫婦
日本の食卓でも欠かすことのできない存在となっている
中華料理。
その幅広さ、奥行の深さから世界中で愛されています。
最近では、米粉などで作られた
『グルテンフリー麺』や『グルテンフリー餃子の皮』などが
店頭などで購入しやすくなりました。
ラーメン、餃子といった、日本人にとってポピュラーな中華料理は
食物アレルギーをお持ちの方でも食べることができるようになってきました。
以前、岡夫婦が主催するイベントでも、
米粉麺と米粉の餃子の皮を使って作る中華料理イベントを
開催しました。
この日は、餃子を山ほど作って、お腹一杯食べました。
食物アレルギー対応中華イベントの体験レポートはこちらから
しかし、中華料理はラーメンや餃子ばかりではありません。
中国四千年の歴史が生んだ星の数ほどある中華料理。
各ご家庭で作るには、やはり大きな壁を感じます。
特定原材料を使用せずに、安心して美味しい食事を楽しむことのできる
本格的な中華料理を食べることができないのか?
そんな、食物アレルギーで悩む方々の要望に応えてくれたお店が
北海道にあるというのです!!
北海道帯広市内のチャイニーズレストラン「神龍(シェンロン)」の店主
平松一海さんが、卵、乳、小麦の3大アレルゲンを使わない
アレルギー対応の中華料理を考案されました。
◆中国四千年に新たな歴史を刻むか!?
平松さんは、ご自身も卵アレルギーに悩まされていたご経験があります。
地元の市民団体「アレルギーを考える会」に加入され、
多くの方々からの助言などで料理を試行錯誤した末に、
卵、小麦、乳の3大アレルゲンを使用しない
『かに玉』『チャーハン』『ラーメン』『杏仁豆腐』を考案されました。
(画像は記事参照元より)
(左手前がかに玉、右手前がチャーハン、奥が杏仁豆腐)
卵料理の『かに玉』に、卵を使わないって、どうするんでしょう?
平松さんは、卵の代わりに湯葉を使用して、豆乳にクチナシの実を漬けて蒸す、
カボチャパウダーを使って「卵の黄色」を再現するなどして
この『かに玉』を作られました。
チャーハンでは、卵を抜いて、タンパク質を補うために
小さくちぎられた豆腐を使用しているとのことです。
料理のプロだからこその、栄養面などへの配慮も嬉しいですね。
『ラーメン』は米粉で麺を作り、『杏仁豆腐』は牛乳の代わりに豆乳を使っています。
聴いているだけでは、ガマンできません。
う~ん!食べてみたい!!
「アレルギーを考える会」の会長を務める村上さんは、
「中華料理での対応食は十勝初。
アレルゲンを除去するだけでなく、
栄養を考えて代替品を入れて、大満足できる味」と
太鼓判を押されています。
食物アレルギーで悩むご家族にとって、
平松さんのお店のようは存在は、とてもありがたいものです。
平松さんのような存在は、
世界中にいる中華料理を作る方々に対して
良い刺激を与えてくれるでしょう。
もしかしたら、代表的なアレルゲンを使用しない中華料理が
もっと増えてくるかもしれませんね。
記事参照元:十勝毎日新聞ニュースはこちらから