ハチミツを食べる時の注意点 | アレルギーで家族をつなぐ~実践っ!岡夫婦の食物アレルギー体験レポート~

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実践っ!岡夫婦の食物アレルギー体験レポート
written by パパ
※Facebookページ→食物アレルギー体験レポーター岡夫婦

お弁当・代替給食でパンを使いたいアレルギーっこのパパママへ

 

 

みなさまご存知の『ハチミツ』

 

 

寒い冬の時期、少量のハチミツをお湯で溶かして飲むと、

温かくなるし、甘くて美味しくて、気分が安らぎます

 

デザートなどに使うだけでなく、

お料理の隠し味に使うこともありますよね。

 

 

でも、ハチミツには注意しなければいけないことがあるって

ご存知でしょうか?

 

岡パパは、岡ママと結婚してから知ったのですが、

「1歳未満の乳幼児にハチミツを与えると、

 『乳児ボツリヌス症』を引き起こす可能性があるから

 食べさせないようにしましょう」

というのです。

 

 

◆『乳児ボツリヌス症』って何?

 

この『乳児ボツリヌス症』とは、

はちみつに含まれる『ボツリヌス菌』によるもので、

1歳未満のお子様は消化器官が未熟で、

腸内環境が整っていないために発症すると考えられています。

 

この『乳児ボツリヌス症』というものにかかると、

一体どんな症状になるのでしょうか?

 

便秘、活気がない、哺乳不良、泣き声が弱い、

さらに筋緊張性低下、よだれが多い、首のすわりが悪くなった、

眼球運動の麻痺、無呼吸などがでてくるというのです。

 

最悪な場合は、命の危険にさらされる可能性もあり得ます。

 

 

◆いつ頃から食べていいの?

 

このハチミツによって引き起こされる

『乳児ボツリヌス症』は、1歳くらいになれば

消化器官が整ってくるので、発症しなくなると

言われています。

 

では、1歳を過ぎれば、安心してハチミツを

食べさせてもイイのでしょうか?

 

 

◆食物アレルギーとハチミツの意外な関係

 

「よし!1歳を過ぎたから、ハチミツを含む

飲料や食べ物を与えても大丈夫よね!」

と思われる方。

 

ちょっとお待ちください!

 

お子様に食物アレルギーがある場合、

さらに注意しなくてはいけない点があるんです。

 

 

ハチミツって、どうやってできてますか?

 

そう。

ミツバチが、花の蜜を集めてくれてできます。

 

では、お子様に食べさせようとしているそのハチミツは、

『何の花のハチミツでしょうか?』

 

 

食物アレルギー症状が発症しやすい食材ということで、

特定原材料27品目が規定されています。

 

その中に、『そば』、『りんご』、『ごま』といった

食材があります。

 

実は、『そば』、『りんご』、『ごま』の

花だけから採れた蜜を集めたハチミツ

があるんです。

 

 

『そば』、『りんご』、『ごま』といった食材に

アレルギー症状をお持ちの方で、

症状が重篤な場合、

『そば』、『りんご』、『ごま』のハチミツによって

アレルギー症状が発症する可能性があります。

 

 

これは盲点でした・・・

そのアレルゲンとなる食材そのものではなく、

花の蜜にも注意する必要があるとは・・・

 

 

ハチミツ入りの飲み物を飲んだり

食べ物を食べたりして、

アレルギー症状などが出てきた場合には、

できるだけ早くかかりつけの病院などにて

診察・治療をして頂くようにしましょう。

 

また、アレルギー症状が重篤な方は、

アレルギー専門医のお医者さんと

「どんなハチミツなら食べても大丈夫か?」等

よくご相談されてみると良いかと思います。

 

 

注意しておかないと

『チクリと刺される』どころでは

済まされません。

 

でも、上手に付き合っていくことで、

甘くて美味しいハチミツを楽しむこともできます。

 

知っておくことで危険を回避して

美味しく楽しいお食事を取っていただければと思います。

 

 

記事参照元:ウーマンエキサイトはこちらから

乳児ボツリヌス症に関して参照したページはこちらから