(また厳しめの文体です・・・。)
過去問の時期になると、時間内に終わるかどうかということばかり考えてしまう。
終わらないと焦り、2度も3度もまったく同じテストを使い、またタイマーをつかって時間内に終わるかどうかを試し、時間と労力を無駄にする生徒が多い。
時間配分は確かに重要だが、経験上、時間内に問題が解き終わらない場合は計算スピード不足というよりも、よくでる問題に対する解法が頭にはいっていないことのほうが圧倒的に多い。
「この問題に対してはこう解く」という力が弱いために、難問を難問と判断できずに、何度も文を読み返したり、見当はずれの解き方をしたりしてどんどん時間がたりなくなってしまう。(難問の判断については、生徒の力のわかっている信のおける指導者に聞けば、「この問題はできなくても大丈夫、でもあの問題はできないと合格できない」とアドバイスをくれる。)
時間内に終わらない子は、計算スピードが遅いのではなく、よくでる典型問題にたいする解法力が弱いのだ。仮に時間を無制限に与えたとしても解き方がわからないから結局正解できない場合が多い。
解法がよくわかっていないのに、何度も同じ年度を繰り返したり、過去問(←二度と出ない問題)を10年分やれば大丈夫だろうと無計画に考えたりする。自分ができない問題と向き合わず、逃避してしまう。
小6の11月から計算力を鍛えてもできることはたかがしれている。だったら「できなかった問題」の類題を探し、とことん弱点をつぶし解法を覚えていったほうがいい。
首都圏の受験算数に関しては、近年ネタ切れ状態で難関校でさえ新しい問題はつくりにくい。今までの有名問題(「予習シリーズ」の例題・あるいはSS特訓の解法力テキスト)の解法パターンを完全に身につけることで仮にいま時間不足でも合格に近づけることができる。