この言葉をつかう生徒、ケアレスミスが多いです。
「凡ミス」
平凡な間違いだから、惜しかった!というニュアンスなのでしょうか。
算数・数学学習においては、そして1点で泣く熾烈な受験競争においては、やはり許してはならない言葉です。
ケアレスミスだから。
凡ミスまたしちゃった。
…という軽く言うタイプは
間違い分析の解像度が低いです。
ミスといっても、いろいろな種類があります。
模試をこれから受けながら「どういうミス」なのか分析する習慣、そして「自分はどういう心理状態のときにミスをしやすいのか」のメタ認知が必要です。
生徒と話し合ったときの板書一例
・そもそもケアレスミスではなくて、単元の理解が足りなかった。
・長めの文章題(この数年のトレンド)で、条件整理に失敗した。
・1:3と書くべきところを3:1とかいた転記ミス。
・字の汚い。特に男子!4と7が同じに見える。
(小6後半になって実力がついてくると、読みとりミスの戦いになりますね。)
すこし話はズレますが、
アルファ生が成績がいつもいいのは、ミスが少ないからです。
難問が解けるからではありません。
特にアルファ1をキープする生徒は、見直しがしっかりとしているんです。
ところで「しっかりとした見直し」とは何ですか?と疑問に思われるはずです。
校舎の上位数名の算数が得意な子は、試験時間内に全問題を2〜3周はします。
「えっ!どういうことですか?」と思われるかもしれませんが、本当です。
1周してから、さてミスを見つけよう!とモードチェンジして、
2周目、3周目で自分の間違いに気が付くのです。
計算力が圧倒的に高いのです。
いま御三家にはいった中高生たちを教えています。
「サピの基礎トレ10問解くのに、どれくらい時間かかっていた?」
「う~ん、57秒が最高」
数名に聞いてきた事実です。
1問10秒切ります💦
気に入った木の枝を見つけたパピヨンくん