中学受験算数「やまもと算数・数学塾」(山本尚武)

中学受験算数「やまもと算数・数学塾」(山本尚武)

完全マンツーマン指導。JR御茶ノ水駅前にある中学受験算数塾。


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山本尚武

中学受験算数専門家&大学受験数学講師、映像授業講師。JR御茶ノ水駅前「やまもと算数・数学塾」代表。慶應義塾大学卒。41歳。トッププロ集団『学びエイド』映像授業講師。自らも中学受験を経験。SAPIXに通い、渋谷教育学園渋谷中(全学費免除)。学生時代から早稲田アカデミーやSAPIXなどの進学塾の教壇にたつ。講師アンケートではエリアトップの人気講師に。26歳で独立。開業15年間で開成・桜蔭・聖光学院・麻布・女子学院などの最難関校に圧倒的な合格率で合格させてきた1:1指導のプロ中のプロ。

2025年度の募集は、完全満席のためいたしません。
また2026年度の募集につきましても、1~2名程度の限定募集、もしくは募集を行わない場合がございます。
いずれにしましても、当ブログにて告知いたしますのでご確認ください。
(2025年9月10日更新)

きょうで梅雨明け。ひまわりが綺麗です。


 

SAPIX生は、小5夏休みの過ごし方に気をつけないと「危険」です。

 

いま小6を教えていますが「この子、なんでこんな基礎的な知識知らないのだろう」という場面があります。そのような問題をたどっていくと小5夏に集中していることが多いです。

小学5年生。まだまだ中学受験なんて、はるか彼方の未来のように感じているものです。SAPIXから帰宅したあとの午後の勉強のしかたを考えましょう。保護者がどれだけうまく関わってあげられたかが勝負です。

 

さて、「危険」とは何か?

一学期の平常授業ではデイリーチェック、基礎力定着テストなど「ほんとうに理解しているのか」習熟度を確かめるテストがうんざりするほどありました。

小5夏期講習はこのような確認テストがありません。したがって、「どこまで本人がわかっているのか」がわからないのです。

 

どこまで自力でできて、できないか。細かなチェックをしましょう。8月25日のマンスリーは「勉強をした子、していない子」で雲泥の差がつきます。

 

「比と割合」がSAPIX夏のメインテーマです。

(もう塾生全員にわたしは「比」の概念・計算を教えました。)

 

「比」による解法は、保護者の想像をはるかに越えるほど現在では「中学受験の要」になっています。比の理解度は、入試本番の合否にそのまま直結すると考えましょう。

速さは旅人算や点の移動、図形はもちろん相似、面積、体積、割合の王様・「食塩水・売買損益」を比で解かないなんてことはありえません。

難関中学の問題においては、いままで習ってきた解法を「比」を使うとどのように解けるのか、が9月から来年1月にかけてのテーマとなります。

 

熱中症に気をつけてね!といっているパピヨンくん

 7/05 10時30時点

7/05 10時30分現在、空きコマはすべて満員となっております。外部生受講を楽しみになさっていた方、たいへんに申し訳ございません。空きがでた場合、こちらのブログに告知いたします。アメーバブログへ登録をなさって頂ければ、ブログ更新時に直ぐに通知がいきます。


外部生で山本に会ったことがない場合は、夏期講習のまえに保護者様同伴で体験レッスン (90分: 12,000円)を受講していただきます。

はじめて山本の指導をうけるとき

以下の記載のないご連絡には、こちらからの返信はいたしかねます。

  1、現在の学年

  2、住所 〒〇〇〇-〇〇〇〇(郵便番号のみで結構です)

あまりにも遠方からの通塾(片道90分以上)はお子様の健康面を考慮してお断りしております。現在オンラインレッスンはしておりません。対面授業のみです。

  3、性別

  4、お通いの学習塾 または これから通う予定の塾

  5、現在の学力(最近受けた模試の偏差値と集団塾における所属するクラス、志望校などをできるだけ細かく)

期間:7/21(月)~8/31(日)
A: 10:00-12:00 B: 12:30-14:30 C: 15:00-17:00 
・担当講師は山本のみです。

・平常授業は9月1日(月)より開始します。
・夏期講習中は平常授業はございません。間違えて教室に来てしまう生徒が毎年いるのでお気をつけください。講習中、平常授業は自動的にキャンセルになっています。事前予約したコマのみの授業となります。
 

【募集対象】中学受験生(小4~小6)を募集します。


AERA with Kids 2025年 夏号 わたしのインタビュー記事が載りました!

『展開図の攻略 立体図形がうかび上がる! 』(学研)大好評発売中!

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暑すぎて元気がないパピヨンくん。

 

 

 

AERA with Kidsに、わたしのインタビュー記事を掲載していただきました。

 

慶應義塾大学名誉教授・今井むつみ先生、学習塾エルカミノ代表・村上綾一先生、算数教育家・安浪京子先生など教育業界の錚々たる先生方に囲まれるかたちとなり、恐縮するばかりです。

 

素敵な紙面にしあげてくださり、朝日新聞出版編集部の方々の並々ならぬこだわりを感じました。

 

AERA with Kids 2025年夏号

AMAZONランキング2位!

 

 

今朝、読んでいた創価大学創立者、池田大作先生の著作にこのようにありました。

「目指すべきは『教育のための社会』である。社会のために教育があるのではない。教育のために社会があり、国家がある。発想を大きく転換して、二十一世紀こそ、子どもたちが『生きる歓び』に輝く世紀としていきたい。」

昨今のあまりに行き過ぎた偏差値競争。

受験システムや学習塾のために、生徒がいるのではありません。価値観の転倒は恐ろしいです。

"結果主義" (数さえ良ければすべて良い)を生み出し、点数と偏差値に振り回しされ、子どもの個性と人格を無視してしまう風潮があります。

子どものために学校があり、子どものために社会があり、子どものために国家がある-このような先見の視座を池田大作氏は1960年代から訴えていたのだと学びました。

これからも地道に"一人ひとりの生徒のために”がんばります。

 

 

散歩の準備をするパピヨンくん

 

 

今年度の進学者は中学受験は開成中学・慶應中等部・渋谷教育学園渋谷中学の3名、大学受験は東京医科大学(医学部医学科)の1名でした。

 

そのブログの記事をとりあげて、「この塾は成績優秀者だけを選んで教えている」と2月に根も葉もない中傷をうけました。いまもSNS上で悪口をかかれております。(どこかの塾講師で、相手にするのも馬鹿馬鹿しいので無視しています・・・笑)

 

わたしの塾に来てくださって実際に受講されたことがあるなら、単なる風評被害であることはわかるので、敢えてとりあげることもないことです。

 

ただ、考え方を示すことは大事かな?と思い、HP上に合格実績についての考え方をかかせていただきました。

 

世の中の有名な算数指導者には、たしかに成績上位層のみを選んで教えている方はいます。また、集団形式でもそのような算数塾がいくつかあることを知っています。(・・・この業界は保護者様の想像以上に狭く、ほぼ知り合いだらけなんですよ。)最上位生のみをターゲットにする。それは、その指導者の考え方なのですから、すべて自由だとおもいます。ぜんぜん悪いことだとは思いません。

 

しかし、わたしはそのような考え方をしておりません。

 

 

やまもとの「合格実績」についての考え方

 

教育の目的は「子どもの幸せ」です。

綺麗事ではありません。この命題に異論はないはずです。

将来の可能性を広げるためにはじめた中学受験。それでも、いつの間にか目先の「偏差値」にとらわれ、子どもを追いつめてしまうご家庭が多いです。「幸せ」のためにはじめたのに、「不幸」を生んでいる。

 

やまもとは、昨今のあまりに過激な中学受験に懐疑的な立場です。巷の偏狭な「偏差値至上主義」に否定的な立場です。

  

わたしのような単科塾は「算数が大好きで、もっと難しいことを習いたい!」という子と、「算数は問題を見るのもヤダ。やりたくない!」という二極化が激しいです。入塾後は、よくできる子も苦手な子も同じエネルギーで、死に物狂いで授業準備をして、熱心に指導しております。

  

合格実績はあくまで参考程度にしてください。以下に、やまもとの指導の「幅」をみていただく目的で開示します。

結果として難関校合格者が多いように見えますが、この合格実績はまぎれもなく「生徒のもの」です。

 

 

「きみは毎週来なくても、きっと合格できるから隔週受講でも構わないよ」

「勉強のしすぎだよ。全部やる必要はないから、勉強量をすこしセーブして、読書の時間を増やそうよ」

そんなアドバイスができるような最上位の受講生もいます。・・・小学生だったときの自分よりも明らかに頭がいい・・・。そんな子と難問を格闘する時間は確かに好きです。

 

でも、それ以上に嬉しいのは、はじめて出会ったときに暗かった子が少しずつ明るくなって、生徒に自信がついてきていることを肌で感じる瞬間なんですよね!

(画像は保護者様の許可を得ております)

保護者様から、こんな風に言っていただけるなんて無上の喜びです。

あと8か月で上げられるところまで上げます。どこまで伸びるのか、楽しみです。

 

先週は10年以上前に「分数の通分」ができなかった生徒さんの報告を聞きました。

理系の大学院を卒業なさって、わたしなど比較にならないほど社会的に意義のある大きな仕事をしています。

そんな立派な卒塾生がたくさん、たくさんいる小さな個人塾です。

これが、わたしの「生きがい」です。

 

 ではでは!

 

Don't have a good day. Have a great day!

 

やっぱりベロが長すぎるパピヨンくん

 

 

 

 

 

 

X(旧twitter)にかきたいけど、SNSは変な人がからんでくるのでブログにかきます。

 

去年のちょうどこの時期、SAPIXの小6上位クラスの生徒のAくんを教えながら「なんでこの生徒は思考力が落ちているのだろう・・・」と不思議に思って接していました。

 

成績が不自然に急降下するパターンは必ず理由があります。

 

数年前ですが、視力が急速に下がっていて文章が二重にみえていたのに、本人が周りの大人に言わなかったことがありました。「なんかね、最近文字がぼんやりと重なって見えるの」「・・・め、眼鏡すぐにつくろうね!」(乱視の疑いがあったのでレッスン後、すぐに対応しました)まあ、たいていは親子のコミュニケーション問題なのですが💦これは重たいテーマで長くなるので今回はパス!

 

さて、なかなかそのAくんは原因が思いあたらなかったんですよ……

 

あるときにふと「もしかして最近コベツバっていう動画をみて勉強していない?」

生徒「あー、見てるよ。わかりやすいもん」

 

このとき、偏差値急落の原因がわかりました!

 

最近の中学受験生をみていると、ほんとうにYouTubeやコベツバなどの解説動画に頼る学習が増えています。

予習シリーズの全問解説をする社会常識のない講師もいます。著作権侵害の違法性を指摘したいですが、特に、この記事で訴えたいことではないので・・・。(ただ、最近のSAPIXの保護者会では注意喚起がなされています。)

 

動画授業は一見、手軽で効率的に思えます。

短時間で多くの情報を得られ、「わかりやすい」説明に触れることができるからです。

 

しかし、この「わかりやすさ」

実は大きなデメリットが潜んでいます。

動画をただ眺めて理解したつもりになっても、自分の頭で考え、試行錯誤する力は育ちません。

動画はあくまで「答えを与えるもの」であり、「自分で頭をかかえて、悩みながら答えにたどりつく大切な経験」を奪ってしまう危険性があります。

 

いまの難関中学受験で問われているのは、答えをすばやく知ることではありません。初見の問題を前にして、どう考え、どう進めるかという「思考のプロセス」そのものを聞く問題が多い。

 

その大切な力を伸ばすためには、時間がかかっても、すぐに答えを見ずに、自分の手と頭を動かす経験が不可欠です。

動画授業は、うまく使えば心強い道具になります。…ですが、あくまで「自分で考える」学びが中心にあり、その補助的な位置づけで使うべきです。主軸にしてはいけません。

 

もっとふみこんで言ってしまうと、よくSAPIXや予習シリーズのテキストは「説明がわかりにくい」と言われていますよね?でも、わかりやすい説明なんて、本質的にはよくないんですよ。

「なんでこの式からこの考え方へ行くのだろう?」

すこし立ち止まって考える時間が必要です。

"・・・あー、苦しい・・・" 

でも、ここで脳の前頭前野が働きはじめる。

 

(20分ほどかんがえて)『・・・あー、そうか!オレはなんてアホなことを考えていたんだ!』このときに大量のドーパミンが放出されて、算数・数学が「快楽」になるんです。達成感とともに、ますますチカラがついていきます。

 

動画を利用するなら、その「使い方」に注意しましょう。

⚠️ 動画授業を全面否定する気はありません。私自身が数百もの解説動画を作ってきましたし、いまの所属先の「学びエイド」のように、著作権もクリアしてプロ映像授業講師として働いている方もたくさんいます。大変にすぐれた講義をしていらっしゃいます。

訪問トリミング中。大好きなお姉さんで満足するパピヨンくん。

 

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もっとも尊敬していた算数の先生だった。

 

40年以上も前。

僕が生まれるまえからあった老舗の中学受験塾。

 

1つの教室でクラス分けはない。

学校のテストですらおぼつかない子から開成志望の偏差値70越えの生徒までいっしょにいて、しかも両方から「楽しい授業だった!」と成績を上げることができる授業。

 

今までたくさんの先生の授業を見てきたが、どの大手塾のエース講師でも、あのK先生の授業には及びもつかないだろう。

 

その塾の歴史が今月で終わる。

 

コスパやタイパばかりを求められるこの時代。

 

いまの忙しい中学受験生のように、がむしゃらにやらせる指導ではなく、テストは月にたった1回だけ。毎日の計算課題もなし。

のんびりとした昔ながらの寺子屋のような雰囲気だった。それでも、御三家合格者を毎年だし、勉強が苦手な子でもまさかの逆転合格をかなえてきたまさに奇跡のような塾。

 

もう、こんな塾は二度と出てこないだろうな。たくさんの指導方法を学ばせていただいた。

僕は指導歴23年。その2倍以上の指導経歴。

偉ぶるところなんて、微塵も感じさせない。

 

お話しをしていて、だれよりも刺激的で、嬉しかった。

「山本先生、いま差集め算の教え方を変えようと思っていてね、こんな教え方はどうかなあ?」と仰った言葉が耳朶から離れない。“……70歳近くになって、まだこの先生は指導をアップグレードしようとなさっているのか!完成したのかと思っていたのに、まだ前進するんだ!”と感動した。

 

また、お会いしたい。

 

学校現場では、かけ算の「順序」がちがうとバツ

はじめての入門で、はじき図(速さ)やくもわ図(割合)からはじまる授業。

 

中学受験現場では、"まだそれは教えていないからバツ"。

 

以前『指数』をつかったら、SAPIXの未熟な講師に直された子がいた。アルファ層は当たり前につかっているのに・・・。バツをつけるって「間違い」ってこと。数学的に完全に正しいのに、その空間ではエラーなのだと。

 

 

こんな状況にぼくは猛烈な憤りを感じる。なぜなのか考えてみた。

ちなみに数学で解いていいというのはSAPIXの公式見解。朝日新聞の以前の記事によると、有名中学で数学で解くことを禁じている学校は0です。

 

べつに日本の理系教育を憂えているわけではなく、ある思考を子どもに「おしつけ」ているのが我慢ならないのだ、ということに気がついた。

 

教えるのが下手な人は、「ちがうよ、正しいやり方はこっち」と相手の考えを聞かないで修正する。

 

教え上手な人は「なるほど、こう考えるだね。・・・そっか。じゃあ、そのやり方ですすめていこう。(ホワイトボードに書きながら)こうなったよ。正解にならないね。なんでだろう?」という具合。

 

議論が対等であり、リスペクトがある。

生徒の思考をつぶさないように、議論を「延長」させながらうまく誘導させていく。

 

ぼくの尊敬する先生はみんなそう。

 

勉強に限らないけど、「思考のおしつけ」はほんとうによくないよね。

教育という名の「洗脳」になってしまうから。

 

一冊の本の成功からこんな無名講師がこの場所に呼ばれるなんて光栄です。

ホームページにて夏期講習日程をアップしました。

 

内部生限定レッスン始動!

大手個別や一部の悪徳家庭教師センターのような「課金ゲーム」は嫌なので、この設定にしました。

集団講師の「無理でしょう・・・」という予想をひっくりかえすのが、わたしの役目。

そのへんの算数講師には負けません。

(・・・まあ、個人の自由なんだけど、なんで1コマ20万円なんていうバカげた受講料に騙されるのなあ。受験生はピークアウトしていますし、このおかしな中学受験バブルもあと数年で終わるでしょう。)
 

メールを開いたら、編集者から催促が💦 

昼間は原稿もがんばります!

 

 

 

ウサギの耳をもらったので、

つけてもらう。

嫌がるパピヨンくん💦

 

 

 

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3月のSAPIXの「復習テスト」(出題範囲は決まっている)について:

5年、6年ともに、なかなか点数としてアウトプットしづらい問題構成でした。両方とも平均点を敢えて低めにだそうとしているのかなという印象を持ちました。ただ、6年については平均点73.3点という点数の低さは意外でした。「想定よりも実戦力がまだみんなついていないのだな」と。ここからまずは5月のGS特訓にかけて、山登りです。

 

 

ポイント1 横のつながり を意識すること

小5の夏期講習で「比」を習いましたね。そこから小6夏までの課題は、その比の考え方を応用して、いままで習ったさまざまな文章題について(たとえば割合の食塩水&売買損益、速さなど)もう一度、新しい角度からとらえなおす」ことです。

 

あまりにも有名な問題です。06テキスト 速さ(1)から抜粋しました。

この問題のSAPIXの解説は差に注目した考え方を利用していますが、これでは小5と同じだよね、ということで…

120:100:80=6:5:4 ときれいな比になおし、上記のように図を描いて1分で終わらせます。

これは『別解』というよりは、入試本番の解き方そのものです。両方説明する講師が多いはずですが、難関中学を受けるなら、一度、講師の説明を聞いたら今までの解き方を、アップデートしなければいけません。

(どの大手塾においてもそうですが、下位クラスにいることのデメリットは上のような「賢い解き方」を教わることができないことです。小5の解き方の確認で終わったという生徒がいました。構造上仕方のない問題ですが・・・。)

 

「比って図形の相似で使うやつでしょ・・・。」程度の認識だと、ここから厳しいです。もはや比の解法は中学受験算数スタンダードです。この視座を体系化した本としては、(わたしは15年前の初版が好きですが)熊野先生のこの一冊をおすすめします。

中学受験「比」を使って算数の文章題を機械的に解く方法 https://amzn.asia/d/fVpWT3j

 

ポイント2 タテを意識すること

5年生で横軸に広がったカリキュラム設定にたいして、タテ軸を考えたいです。つまり、1問1問に対する理解度を深めることです。

 

30!(階乗)の末尾の0の個数を求める問題はだれでも瞬間的に解けます。

これから成績が下がるのは、このような問題を単なる「作業」として解いているタイプ。

 

「10」ができるのは2×5があるからだよね?

なんできみは5に注目して、÷5、÷25・・・と計算しているの?

 

この質問に答えらない子は、下の2番できかれている「6で割り切れるのは何回なのか」という質問に右往左往してしまうのです。きちんと本質的にわかっていれば、1番と2番は同じ問題です。苦手な子は2番がまるで「別の問題」に見えてしまっています。

2日前にTwitterにアップした頌栄女子の今年の問題はまさに直球勝負の一問でした。

なぜこうなるのか「説明しなさい」と要求してきています。

学校の先生からのメッセージですね。

 

    あなたは「作業」をしていませんか?

    きちんと「理解」して解いていますか?

 

単元同士のつながりのヨコの目、問題を深く掘り下げて考えるタテの目を意識していきましょう!

 

 

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