イギリスのバンド「Sad Cafe」が1978年にリリースした2ndアルバム。前作1stの翌年にリリースされた。
曲目は以下のとおり。
1. Restless
2. Send In The Clowns
3. Run Home Girl
4. Let Love Speak For Itself
5. No Place To Go
6. Mario
7. Relax
8. Feel Like Dying
9. On With The Show
10. I Wish This Night Would Never End(Bonus Track)
またしてもジャケがアレですな。1stのセクシーなおねえさんジャケとは打って変わって、なんじゃこりゃ?リリース時は「世界一ショッキングなジャケット」と言われ話題になった。あまりにも不気味なジャケのため、一部をくりぬいたアウターカヴァーを付けて出荷されたらしい。アウターカヴァーから取り出すとこのジャケが現れる。
内容は1stの路線を推し進めたプログレッシヴなテイストを感じさせながら聴き易いポップさを合わせ持ったなかなかの好作。個人的には6曲目のストリングスをフィーチャーしたバラード「Mario」が気に入った。故Paul Youngのヴォイスはこのアルバムでも冴えている。この人は後に「Mike + The Mechanics」でも活躍。残念ながら2000年に心臓疾患で他界している。
時折見せるプログレッシヴなテイスト。その鍵を握っているのはギターだと思う。重いフレーズはまだMANDALABANDの幻影を感じさせる部分もある。
ネットのレヴューを見てみると、Sad Cafeはこれ以降さらにポップ化が進むらしい。とりあえずSad Cafeを追うのはこれで一段落にしようかな。
今回入手したリイシューされたCD。オリジナルと同じくアウターカヴァーに収納されている。
で、カヴァーから取り出すと出てくるこのジャケ(笑)。
このアルバム、オリジナルリリース時の邦題は「殺怒珈琲II」。昭和の暴走族の「夜露死苦」みたいなセンスだな。こんな邦題からは想像できないくらい中身は良質ですがね。


















