コロナ禍のこと。その2 初めての緊急事態宣言 | 丸市珈琲~銀座駅前の隠れ家カフェ~

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おしゃべり好きな銀座のコーヒー屋店長が、仕事では伝えきれないコーヒーについての思いやうんちくや、たまにコーヒーとは関係ないネタ話などをアップします。
コーヒーとアソブ楽しさ、みなさんに届きますように。

前回のコロナのことが、なんといつものコーヒーのうんちくコラムより3倍以上もアクセス数が多かったのに驚きでしたアセアセ

やっぱりコロナ禍での実態はなかなか報道されることも多くなかったので、知りたい方が多くいるんだなぁと思いました。

それにしても、コーヒーのうんちくの閲覧数を増やすようにもっとがんばらねば…

 

さて、今回は初めての緊急事態宣言に入ってすぐの頃のお話です。

 

第一回目の緊急事態宣言は、その前の土日に休業要請があったからか、比較的混乱は無く始まりました。

うちも含め近隣の飲食・物販の店にとって、気がかりは収入と、それを補う助成金だけで、皆本当に協力的に粛々と休業に入りました。

 

商業施設に入っている当店は、銀座ファイブビル自体が休館となるため店を開けることもできず、通販だけの作業をすることに。

ほぼ毎日出勤していたので銀座界隈を隈なく歩いてみましたが、商業施設だけでなく個人店やオフィスも休業、さらに緊急事態宣言対象にならない近隣の一部の店舗までもが自主的に休業していました。

やっていたのはコンビニや、ランチ営業のみにしたいくつかの飲食店だけ。

 

休業明けに時間感覚を失わないため毎日いつも通り出勤していたのですが、昼前に出勤するとどうしてもお昼ご飯が必要になり、

ランチを入手することがとても困難になってしまいました。

そのため銀座を歩き回っていたのですが、その中で見つけたいくつかの良心的で美味しいお弁当を出していたお店は本当にありがたかったです。

※今はない某ビルの地下にあったイタリアンのお店「アンテプリマ カーサ・クチーナ」。緊急事態宣言下ではテイクアウト1種類のみをがんばって販売していました。本当に美味しくて、営業再開後はお店に行きたかったのですが…

 

ありがたいことに緊急事態宣言直前にTokyo FMの「Blue Osean」にて住吉美紀さんが通販サイトを宣伝してくれたため、休業初日から数十件の注文があり、その後受注数は右肩下がりにはなるものの、通販の受注がない日が一日もありませんでした。

次回のブログに書く予定ですが、このことと持続化給付金の早期入金がなければ廃業に追い込まれていました。

この二つのありがたさは格別で、今でも感謝しています。

 

余談ですが、緊急事態宣言下の店舗運営方針がほぼ固まったくらいの頃に、過労とストレスから店で一人貧血で倒れてしまいました。

なんとかスマホまで這って行って、休みのスタッフに連絡して来てもらえなかったら一体どうなっていたか…

日常が様変わりして、将来への不安が襲ってくると、自覚している以上にストレスがかかると改めて実感した一コマでした。

そういえば、東日本大震災の時も地震の3日後に寝込んでしまったのですが、張りつめていた気持ちがふと切れた瞬間に体に影響が出てくるのかもしれません。