まず初めに夏季休業のお知らせを
2023年8月21日(月)は店舗も通販サイトも休業いたします。
ビルの休館日のため、当日は銀座ファイブ地下道も通り抜けできなくなりますので、銀座にお越しの際はご留意くださいませ。
それでは今回のコラムです。
数回のシリーズになりますのでお付き合いくださいませ。
【店長のうんちくコラム その13・コーヒーの味わいを決める組み合わせ part1】
コーヒーを自分好みに仕上げたいときの工夫って、どんなものがあると思いますか?
お湯を冷ましてみたり、ゆっくりじっくり淹れてみたり、豆そのものを買い替えてみたり。
お客様とお話しする度に、普段からいろいろな工夫をされていると分かります。
そこで今回から数回にわたって、コーヒーの味わい変化の工夫について簡単な例を挙げていき、最終回に詳細を解説したいと思います。
全部で4回を予定しています。
第1回目の今回は深煎りのコーヒーが好きな方向けの淹れ方の例です。
〇酸味が少なく、濃くて苦いコーヒー豆の淹れ方
まずは多少でもいいので油がにじんでいるコーヒー(中深煎り~深煎り)を選んでください。
油が出ているコーヒーは劣化(酸化)が早いので、できれば新鮮なものが良いです。
中煎り・浅煎りのコーヒー豆の場合、濃く抽出しても苦みに比例して酸味も出てしまいますのでご注意を。
・挽き目と淹れ方のポイント
後口に苦みがしつこく残るのが嫌いな場合は、挽き目は多少粗め(中粗挽き~粗挽き)がおすすめです。
深煎り豆は成分が出やすいため、細かく挽くと苦みが一気にドバっと出てしまいます。
その上で、苦みに隠れている甘みや香りを楽しみたいときは、お湯の温度も多少低めがおすすめです。
90℃以下、できれば80~85℃くらいがまろやかに美味しく淹れられる温度です。
ドリップポットを使用している場合は、ヤカンで沸かしたお湯を、サーバー(カップに直接淹れるときはカップ)を温めるついでにたっぷりお湯を入れ、そのまま温めていないドリップポットに移して使用してください。
だいたい80~85℃くらいになっています。
ちなみに、もう挽いてあるコーヒーの粉を使用する際、苦くなるのを避けたい場合はお湯の温度を下げるのも手ですが、抽出をさっと速めに落とすのもおすすめです。
後口に苦みが残るのを多少避けることができますよ。
逆に濃くて苦いコーヒーが好きな場合は、挽き目は比較的細かめに、お湯の温度は高めで、ゆっくりじっくり淹れるとガツンっとインパクトのある味わいになります。