伊勢神宮最後の参拝
帰る前にもう一度と思い、豊受大神宮に3度目の参拝。
正宮の参拝終わって、多賀宮に向かうと、横たわり地蔵の額の上に10円が乗っかっていた。
また10円かよーーーーー(゚Д゚)!!
早朝参拝では無かったから、その後に置かれたモノか。
いくら何でも、地蔵の顔に10円玉張り付ける(実際は乗せてるだけだが)のは不貞だろ。
また10円。この10円の対処で、伊勢神宮の神々の態度は変わる。一世一代のジャッジタイム。
ガチで考えた。
①放置。地蔵の顔に10円玉はヤバいやろ。
②賽銭。近くの宮に賽銭する。
③賽銭(自分の賽銭として)。だから、これは窃盗だってばぁ。
結果、②を選択。2拝して地蔵の額の10円を賽銭で入れて、(2拍手は自分の願いなので、今回は省略。)、そして1拝。
再度、自分の賽銭を入れて、2拝2拍手1拝。
これで、赦してもらえると良いが。
休憩所に行こうとすると、ドングリが2個不意に足元に落ちてきた。
(・・;)状況が解らずにいると、突然の天気雨。
昼から雨だと思ってたけど。もう振るの?
雨が止んだから、内宮向かうと。
誰か天岩戸開けてくれ~。
40分休憩所で待機したけど、止む気配無し。
小一時間で少し小降りになったから、内宮参拝を半分あきらめてバス停にダッシュ。
バス停に着くと、突然、傘300円が目に入った。
諦めるな!!!って、事か。
それなら、仰せのままに。
傘買って内宮に再突入。
手水舎済ませて、五十鈴川行くと、見事に濁流で濁ってる。どう考えても禊は無理。
仕方ないと思っていると、不意に「異形なれど。」と呟き。
傘から、左手出して、次に右手、そして左手。
雨で手水の禊を実行。
自分の行動に、ちょっと驚いていると。
「雨は天照のおわす天の水。天の水にて祓いて候う。」これまでの伊勢神宮参拝で、カブキモノ達は雨の中、絶対に言ってたと思う!!
そんな事が頭に浮かび。濡れた玉砂利を踏みしみて、正宮へ。
正宮向かうと、正宮前の階段に参拝者が多くて(雨宿りしていた参拝者が、小降りになって一斉に参拝に向かったって事だろう。早朝参拝とは格段に人の多さが違う。)、階段で待ってると、不意にビニール傘越しに日光を感じた。見ると太陽が出てきた。でも雨はまだ降ってる。見事な天気雨。
階段を上がり正宮を参拝して。もう一度見上げると太陽が暖かく照ってる。階段降りる頃には雨は上がった。
思わず、「天岩戸が開いた」と思った。
雨降って、内宮の正宮にたどり着くと、太陽が出て、参拝終わると雨が止んだ。
天岩戸の神話の簡易版を、伊勢神宮で体験するなんて、こんな贅沢な事はない。
凄く嬉しくなって参道を歩いてると、目の前に、肩幅ぐらいの小さいアーチ状の虹が表れた。画素数の荒いCGみたいな虹。
多分2~3秒だと思うけど、目の前に虹が現れるなんて初めて。
もちろん、伊勢神宮の木々に貯まった水滴が落ちてきて虹の幕を作っんだろうけど。
「お伊勢参りは、参拝する事より、参拝後が大切。」
その意味を、深く刻んだ、2日間でした。
その後に、おかげ横丁でサメたれも買ったし。
駅前で、赤福と抹茶セット食べて。
伊勢神宮ミッション。オールコンブリート。
お伊勢参りの為に、酒と四つ足肉を避けてたから。
家に帰ったら、肉と酒を食らうゾーー。
それと、伊勢名物のサメたれで、酒呑もう。
伊勢神宮早朝参拝
5時開門に合わせて、まずは豊受大神宮に。
自分の歩く玉砂利を踏みしめる音だけの静寂の参道。
正宮参拝しようと向かうと、正宮の方から、早朝の静寂を破るギギギギギィーーって怪音。
正宮に着くと御幌が向かって左半分だけ開いていて、右半分には扉が。
そしてまた、ギギギギギィーーって怪音で右半分の扉が開いて御幌が全面に。
これは早朝参拝のタイミングだけだろうけど、なかなか貴重なものを見た。
それから多賀宮行くと
普通に歩いていたオラに
「それ、石じゃないよ」って不意に年配のご婦人から声をかけられた。
「へっ?(・・;)」となってると
「これ。みんな石だと思って踏むけど、お地蔵さんなの。横たわり地蔵。」
確かに、良く見ると、お地蔵さんだ。
なんと罰当たりな事をしたものだ。
つうか、なにゆえこんな所に横たわっているのか?
話をしてると、外宮の近くに在住のご婦人で、毎朝下宮を散歩してるとか。
ご婦人が去ったあと、若い女性が1人で参拝。
思わず知ったかぶりで、横たわり地蔵の説明をしてしまった。
って事で、内宮へGo。
空気が生きている。と言うか、凛とした空気が身を引き締める。
さて、何か美味しいもの食べて帰ろうかな。
伊勢神宮
神宮会館からバス乗って、外宮へ。
豊受大神宮行って、まずは正宮、風宮、土宮、そして多賀宮。
それから少し歩いて、月夜見宮。
それからまたバスで皇大神宮へ。
そのバス内で、10円拾った。
自分の財布に入れるのも盗んだみたいだし、と言って、これを持ったままだと手水舎で困るし。
結局、自販機に10円入れて、誰か使うだろうと、そのまま内宮へ。
(この10円が、最後まで穢れとして俺の伊勢参りを苦しめる。)
五十鈴川御手洗場で手水するのが気持ちいい。
次に瀧祭神にお参り。
でも、天照大御神に嫌われたようで、前の人の時まで揺れていた御幌が、ビターっと止まって正殿を覆い隠した。
荒祭宮行って天照大御神の荒魂に謝って。
それから月読宮行って、
さらに倭姫宮。
倭姫宮で2拝した瞬間、雷が鳴り響いた。
今回の参拝では、女神に嫌われてるようだ。
少し雨が降ってきたから、伊勢徴古館へ。
タイミング良く係員の解説に間に合って、神饌の話には興味しんしん。
ともかく、伊勢神宮は秋の紅葉の時期だと、本当に綺麗だと思う。
明日は、早朝参拝で新たな気分に浸ろう。
今回は、伊勢神宮以外の参拝では、いつものように晴明神社の御朱印帳を使うつもりだったけど、なぜか持ってくるの忘れた。
神宮に別の神社を持ち込むな!って事かな。
まぁ、俺が忘れただけなんだけど。










