【34】これからの経営者へ 斎藤一人・「出金」をできるだけ減らすこと
この「マイナスをつくらないこと」は、 商売や仕事をやるうえでも、もっとも大切なことです。
商売や仕事で使うお金のことを「出金」といいます。
この「出金」を、最初から、できるかぎり減らすことです。
例えば、あなたが会社をやめて、商売を始めるとしますよね。
「いい場所にお店を借りて、 お店の内装もステキにして、いい看板をつけよう......」
多くの人はワクワクしながら思うことでしょう。
「きっと、仕事の場所や道具にお金をかけたほうが、お客さんがいっぱい来てくれるにちがいない!」
このような幻想を抱いてしまいがちです。
ところが、私に言わせると、最初の時点で、「出金」をどれだけるかで、勝負が決まってきます。
例えば、仕事の場所は、 お金をかけて、いい物件を見つける必要はありません。
「自宅」で事が足りるなら、自宅で十分なのです。
お店を持った場合、 内装だって、お金をかける必要はないのです。
「なんだかこの店は忙しくて、繁盛しているようだな….....」
お客さんがそう思うように見せられれば、お金をかける必要はありません。
私のお弟子さんたちが商売を始めるとき、みんな最初は自宅で仕事を始めました。
いらなくなった机をもらってきて、そこに電話を一台置きます。
これがそろえば、立派な事務所として活動できます。
ちなみに、お弟子さんたちのお店の看板は、ダンボール箱を手ごろな大きさに切って、社名をマジックで書きたもの。
文字は、私の手書きです。
一円もかけずに、立派な看板の完成です(笑)。
ちなみに、ダンボール箱というのは、工夫しだいで、いろいろなことに役立ちます。
例えば、私は、お店を始めたばかりのお弟子さんたちに、「お店のあちこちに、ダンボール箱を積んでおきな」とアドバイスをしました。
なぜなら、お店の中がガランとしていると、「ヒマなお店」というふうに見えてしまうものなのです。
だから、とにかくダンボール箱をたくさん積んでおく。
それだけで不思議なことに「繁盛している雰囲気」になるのです。
ダンボール箱ひとつとっても、アイデアしだいで、使い道はたくさんあるのです。
そんなふうにして始めるので、お弟子さんたちの「出金」は、みんな、ほぼゼロ円です。
「マイナス」がないので、たとえ事業に失敗したとしても、一円も借金を負うことは ありません。
商売で一番大切なことは、とにかく「儲け」を出すことです。
事業で「儲け」が出たら、その「儲け」でまかないながら、 商売を広げていけばいいのです。
「儲け」を出す前に、商売道具にお金をかけてしまうことは、一番やってはいけないことですからね。
商売や仕事で使うお金のことを「出金」といいます。
この「出金」を、最初から、できるかぎり減らすことです。
例えば、あなたが会社をやめて、商売を始めるとしますよね。
「いい場所にお店を借りて、 お店の内装もステキにして、いい看板をつけよう......」
多くの人はワクワクしながら思うことでしょう。
「きっと、仕事の場所や道具にお金をかけたほうが、お客さんがいっぱい来てくれるにちがいない!」
このような幻想を抱いてしまいがちです。
ところが、私に言わせると、最初の時点で、「出金」をどれだけるかで、勝負が決まってきます。
例えば、仕事の場所は、 お金をかけて、いい物件を見つける必要はありません。
「自宅」で事が足りるなら、自宅で十分なのです。
お店を持った場合、 内装だって、お金をかける必要はないのです。
「なんだかこの店は忙しくて、繁盛しているようだな….....」
お客さんがそう思うように見せられれば、お金をかける必要はありません。
私のお弟子さんたちが商売を始めるとき、みんな最初は自宅で仕事を始めました。
いらなくなった机をもらってきて、そこに電話を一台置きます。
これがそろえば、立派な事務所として活動できます。
ちなみに、お弟子さんたちのお店の看板は、ダンボール箱を手ごろな大きさに切って、社名をマジックで書きたもの。
文字は、私の手書きです。
一円もかけずに、立派な看板の完成です(笑)。
ちなみに、ダンボール箱というのは、工夫しだいで、いろいろなことに役立ちます。
例えば、私は、お店を始めたばかりのお弟子さんたちに、「お店のあちこちに、ダンボール箱を積んでおきな」とアドバイスをしました。
なぜなら、お店の中がガランとしていると、「ヒマなお店」というふうに見えてしまうものなのです。
だから、とにかくダンボール箱をたくさん積んでおく。
それだけで不思議なことに「繁盛している雰囲気」になるのです。
ダンボール箱ひとつとっても、アイデアしだいで、使い道はたくさんあるのです。
そんなふうにして始めるので、お弟子さんたちの「出金」は、みんな、ほぼゼロ円です。
「マイナス」がないので、たとえ事業に失敗したとしても、一円も借金を負うことは ありません。
商売で一番大切なことは、とにかく「儲け」を出すことです。
事業で「儲け」が出たら、その「儲け」でまかないながら、 商売を広げていけばいいのです。
「儲け」を出す前に、商売道具にお金をかけてしまうことは、一番やってはいけないことですからね。
ところが、このまちがいを、多くの人がしています。
例えば、カメラマンの人は、最初にいいカメラをそろえれば、いい写真が撮れそうな気がしてしまうのです。
だから借金をしてでも、最新の機能のついた、高額なカメラを買います。
このことが、商売に借金のクセをつける 「出金」だということに、残念ながら気がつかないのです。
食べ物屋さんをやっている人は、フライパンと鍋さえそろっていれば、たいていの料理はつくれます。
それ以外のキッチン器具をそろえる必要はありません。
また、それ以外の器具を使わなければつくれないようなメニューは考えないことです。
この「出金をかけない」というのは、実に大切なことなのです。
このことがわかっているかどうかで、 商売が成功するかどうかが決まってしまうのです。