第５話 凡庸の魔女
公式あらすじ
世界トップクラスのフィギュアスケーターである三枝美礼は、日頃から普通の生活に憧れており、今の生活に強いストレスを抱えている。しかし失敗と批判を機に爆発し、魔女となる。美礼は夢世界の中で、普通の生活を楽しもうとしており、遥人は大学生の日常の楽しみ方を教える。
γ´⌒｀ヽ なんだよこのオチ！
⊂（#´・д・） ヘコむわっ！
/:::::::：:ﾉ∪
し―-J |l| |
人ﾓﾌﾝｯ!!
(~)
γ´⌒｀ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:}
好み（エピソード別）
× 第5話 監督：大原実 脚本：大原実、冨田頼子 コンテ：大原実 演出：大原実 作画監督：清水博幸
△ 第4話 監督：数井浩子 脚本：数井浩子 コンテ：数井浩子 演出：北井嘉樹 作画監督：南伸一郎
◎ 第3話 監督：藤井俊郎 脚本：藤井俊郎 コンテ：藤井俊郎 演出：藤井俊郎 作画監督：森悦史
○ 第2話 監督：西森章 脚本：冨岡淳広 コンテ：西森章 演出：鈴木恭兵 作画監督：南伸一郎
△ 第1話 監督：西森章 脚本：冨岡淳広 コンテ：西森章 演出：鳥羽聡 作画監督：乙幡忠志
感想
後味が非常に悪い
最後は凹むオチだった。シリーズを通した後で振りかえらないと、このエピソードが持つシリーズの中で位置付け意味など正確な評価は難しいが、少なからず単体のエピソードで見た場合、今回のオチはあまりに苦い。こういうオチを好む人もいるかもしれないが、受け入れ難いものがある。
主人公の独善
教授に三枝美礼を眠り姫病から救うことはよしたほうがいいと忠告される主人公。だがその忠告は受け入れずに、これまでの経験則から手を差し伸べる。仮に自分が主人公の立場にあったとしても同じような行動を取った。ただ忠告の意味はもう少し問い詰めるだろうが。
三枝は救われたのか？
主人公の行動は結果的に三枝を眠り姫病から呼び覚ますことになる。結果を語る前に、今回彼女は
本当に一時でも心を救われたのだろうか？ 本意に沿わず一度はリンクから逃げた彼女。そして夢の中で自分が憧れていた夢を実現する。
三枝がリンクから逃げた理由はありがちなものであったが、主人公が三枝をリンクに復帰させるために語った言葉は、三枝に救いを与えたとは思えない。非常に雑でやっつけな理由で、そんな空気を押しつけただけに見えるものだから、一瞬でも彼女の心が救われたようには見えなかった。そのため、最後のオチがより後味悪いように見えるものだった。
最後のオチ
眠り姫病から目が覚めた三枝。起きてみれば老婆の姿だった。眠り姫病にかかっておそらく50～70年近く経過していたのだろう。リンクに復帰すると決めて目を覚ましたはずが、もうその決意や夢も叶わない現実に戻ってきたのである。主人公の独善が、こういうケースを起こすこともあり得るというメッセージとしては確かに伝わるものであるが、なんとも気分の良くないエピソードだった。
主人公は本当に現実に存在する人間なのか
三枝の事は記憶にないという主人公。オチを考えれば年代が違うのだから、知らなくて当然といえる。ただ、思えばこの主人公は自分の過去の事を語ったこともなければ、現実世界にいる頃の描写も一度もない。加えて妹と名乗るリリィについても、自分に妹がいるという記憶さえ持っていない。
リリィが作り上げた存在？それとも主人公も眠り姫病患者？
前回までは、主人公も眠り姫病に陥った患者なのではないだろうかという仮説を立てて視聴していたが、もう一つ別の可能性についても考える必要がありそうだ。それは主人公は、リリィがこの夢の世界で造り出した存在であるという可能性である。
まだリリィのポジションが分からないが、リリィが眠り姫病を解決するために、眠り姫病の患者を起こすための存在としてヒロインにあてがった存在だとすれば、主人公が自身の記憶を持ち合わせていない事や現実に帰れずこの世界に引きとめられている事の理由として一応は成立しえる。
現段階では主人公はリリィが作り上げた架空の存在という可能性が高いのではないかと考えている。
リリィ
教授は現実と夢の世界を往復している極めて珍しい存在で、この世界を研究している研究者でもある。そしてリリィについて何か知っているような表現もあったが、教授の前にはリリィは現れない（見えない）。リリィはこの世界の魔女なのか、あるいは教授のように現実と夢を往復している存在なのかまだ分からないが、リリィの正体がこの世界の秘密を解き明かす鍵であるのは間違いない。
主人公をお兄ちゃんと呼んだりするなど、ここの関係も気になるところである。
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|.....||＿＿|| （ ） 視聴中止したいのになんか気になるのよね
|￣￣＼三⊂/￣￣￣/ 視聴者泣かせの悩ましい作品だ
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