2017冬アニメ 分類・感想 | ながめせしまに@無為

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これ知るを知るとなし、知らざるを知らざるとなす。これ知るなり。

2017年5/4 作品評価の見直しとハッシュタグを追加。同一カテゴリのリンクを追加。

        評価は基準に「いまいち」を追加し、全体的に従前よりもシビアに再検討。
        再視聴などを契機に評価は随時変更しています。
 

【評価分類の判断基準】

傑作  繰り返し何度でも見たい作品。こんな作品に出合えた事に感謝。

      名作に分類した作品の中から特に気に入ったものや物語に感銘を受けたもの。

名作 お勧めしたい作品、不朽の作品、見直す都度良さを感じる作品。

良作 見ていて特に楽しいと感じたもの。次回も見たいと期待させ満足できた作品

楽作 感性にあい、飽きることなく楽しめた作品。上々の評価をしている作品。

気楽 気楽に見られるもの。それなりに楽しかった作品。ほのぼのした作品等

凡作 視聴中はまずまず楽しめたが、お勧めするには迷うものや、候補には上げにくい作品

     ※凡作はネガティブな意味ではなく、ありふれたという意味で使っています。

 

-----ややマイナスベクトル 

いまいち 完走したもののこれといった感想があまりなかった作品。所々ではフフっとなれるような作品。

 

-----マイナスベクトル 好みに合わなかった作品

好みにあわず 退屈に感じた作品、残念に感じた作品、見てるのが辛かった作品、視聴を後悔した作品(地雷)



【傑作】

 ・けものフレンズ

 

【名作】 
 ・この素晴らしい世界に祝福を!2 

 リトルウィッチアカデミア 1クール目(完結後再評価)

 

【良作】

 リトルウィッチアカデミア 1クール目 

  ※春の2クール目を見終えたら再評価する予定です。

 

【楽作】

 

 

 

【ほのぼの・気楽】

 ・亜人ちゃんは語りたい

 ・3月のライオン 2クール目  

 ・幼女戦記

 ・ガブリールドロップアウト

 ・小林さんちのメイドラゴン

 

【凡作】

 ・テイルズオブゼスティリアザクロス セカンドシーズン

 ・信長の忍び2クール目  

 ・うらら迷路帖

 ・弱虫ペダル2期 第1クール

 

【いまいち】

 ・政宗君のリベンジ
 ・龍の歯医者~前後編
 ・風夏   

 ・セイレン    

 ・にゃんこデイズ

 

【駄作】
 ・Rewrite セカンドシーズン
 ・機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ (最終評価)

 

【視聴保留】※時間に余裕ができたら続きの視聴意欲はまだ残っているものなど

  ・霊剣山 叡智への資格(6話まで視聴)

  ・ACCA13区 監察課 (後日まとめ視聴)

  ・南鎌倉高校女子自転車部(5話くらいまで視聴)

  ・Akiba's trip -The animation-(4話まで)

  ・青の祓魔師 京都不浄王篇


【視聴断念】

  ・ハンドシェイカー (1話まで)

  ・スクールガールストライカーズ(2話まで)

  ・チェインクロニクル ヘクセイタスの閃き (2話まで)


【完全未視聴】
 ・ちるらん にぶんの壱   ・鬼平   ・ピアシェ 私のイタリアン
 ・One room  ・CHAOS;CHILDE   ・SUPER LOVERS2
 ・クズの本懐 ・昭和元禄落語心中 助六再び篇   ・BANG DREAM!
 ・エルドライブ   ・アイドル事変  ・銀魂   ・あいまいみー
 ・ALL OUT  ナンバカ2クール目 タイガーマスク2クール目

  

【個別作品の感想】
 ・けものフレンズ 別掲※準備中 
 ・この素晴らしい世界に祝福を!2別掲
 ・リトルウィッチアカデミア1クール目 別掲※準備中


・亜人ちゃんは語りたい
 この作品の良さは、キャラクターはお伽話にあるような特異な存在であるにも関わらず、物語にメリハリをつけ誇張しすぎた結果よく見られる、不自然なシリアスや唐突で意味不明な展開がない点が良い。キャラの良さを上手に見せ、穏やかな気持ちや、人のちょっとした優しさに触れられるような温かい物語となっている点に共感が得られます。そのため億劫にならずに視聴を継続でき楽しめました。

天真爛漫なヒカリや、一番特異な存在であるデュラハンは最も真面目でちょっとシャイというギャップ。そして人に迷惑をかけまいとする結果、孤立する状況に至ってしまったゆきの立ち直りなど、それぞれのキャラの良さを自然に垣間見ることができ満足。サキュバスの佐藤先生も周囲への気配りや、体質から由来する悩みを抱えていましたが、反面コミカルな面を見られたりなんともユニークで温かい人達ばかりです。

 主人公鉄男を始め生徒や先生といった登場キャラが大人で、周囲への配慮をしっかり持っている人達が多かったので、不快要素なしで楽しめる良い作品だったと思います。物語の起伏は少なかったですが、起伏をつけるためだけにキャラが振り回されているような作品に辟易している人にはなかなかお勧めできます。

・3月のライオン2クール目
2クール目は島田八段の登場で、物語が一段と豊かになったような気がします。極力人との接触や関わりを持とうとしない主人公が、ある意味人間的な部分を取り戻していくきっかけとなる兄貴分です。
島田八段は将棋との向き合い方をその背中で語る。自分を自立させるための手段と捉え、将棋が好きだという感情を押し殺している主人公の呪縛を解放してくれそうな存在です。島田八段の持つ素朴な温かみや懐の深さが、人間味をどこか失ってしまっている主人公に良い影響を少しづつ与えている様子が嬉しい。
本シリーズでは、川本家三姉妹、島田八段、先生、理科部の仲間そしてライバルといった登場人物が、個性的で温かみのあるキャラが多い。心を閉ざし気味の零が、この先どのように成長していくのかいっそう楽しみな作品です。

天性の素質を持った主人公の将棋の才能の片鱗を2クール目では見ることができましたし、いずれは名人とも渡り合う時もあるのでしょう。今のところキャラの掘り下げなど、ドラマ的な部分をゆっくり消化している感じはしますが、ヒカルの碁のような将棋でもライバルと熱い戦いが見られるとなお満足です。

・幼女戦記
 空戦の様子を描いた作品としては、例えばISやストライクウィッチーズなど、他の作品のクオリティ
を圧倒していたように思います。戦闘シーンは迫力あるアニメでした。

この物語では存在Xという神のごとき存在が、主人公を異世界に飛ばす装置として登場します。この存在Xが神のような異能を持ちながら、一個人の内心が自分の意に沿わないからという理由で、主人公に頻繁に絡んでくる関わり方が理解し難いものがあります。しかし、主人公がとばされた異世界において、軍人という特殊な環境に置かれながらも、自分の生き方に対する姿勢をなんとか曲げずに生き抜いて行く様子は面白く描かれており楽しめます。

幼女という設定は、コミカルな面やアクセントをつけるのに役だっているものの、もともとはサラーリーマンの中年のおっさんということを思い出すと複雑な心境にw最終的な着地点は、存在Xと主人公との相反する主義の決着になるのだろうか。どうすれば、この終わりのなさそうなせめぎ合いに決着がつくのかよく分からないのですが、あまり難しく考えても仕方ない気もするので、異能を持った幼女の戦争での活躍と思ってみるほうが気楽に楽しめます。

他で興味深いのは、異能がある世界であるものの、異能は必ずしも万能ではなく軍隊の組織の一部に組み込まれた戦術兵器という位置づけに過ぎないというのは、他の作品とは一風変わった点だと思います。終末のイゼッタなど、他の作品では異能者が軍兵器を圧倒する作品が一般的なトレンドで、兵器の物量には異能を持ってしても太刀打ちできないという設定は面白かった。

・ガブリールドロップアウト
 サターニャのポンコツぶりを愛でる作品。天使がソーシャルゲームで堕天するというきっかけは面白かったものの、それ以外は他の日常作品と特段変わったものはなかったかな。主要の四人の天使と悪魔はとても可愛いキャラデザなので、それだけで見られる強みがあります。
 個別のエピソードでお気に入りのものは、やはりサターニャに関するものが多く他のキャラはややキインパクトに少し欠けたような。主人公でありながらいまいちキャラが弱かったガブリールは、最終話で姉とのからみでようやく面白味がUP。この作品、綺麗なガブリールでは話が転がらないことを再認識w

・弱虫ペダル2期1クール目
 三年が卒業し、新一年を加えての新たなインターハイへ向けての挑戦。キャラの濃かった三年の不在は寂しいものがありますが、そのぶん今までにスポットが与えられていなかったキャラをクローズアップすることで、新しいドラマが生まれています。そうした代表には選ばれなかったキャラが己に負けることなく弛まず努力を続けて強くなっていく様子は、まさにスポーツ漫画の王道ともいうべき展開で熱い。
 自転車競技ではあるものの、見所はこうしたキャラのおりなす人間ドラマの部分にある作品だと思っています。おそらく全てを出しつくしてもそれでも届かなかった経験がある人には、杉本のドラマは共感できる部分も多かったのではないかと。自分の弱さを認めたうえで、あきらめず努力するということは本当に難しいこと。

・小林さんちのメイドラゴン
 カンナちゃん無双。結婚もしていなければ子供もいない小林さんがその役割を疑似的に果たしていくのですが、そうした不慣れなことにも次第に他人を思い遣ることができるようになる。相手の気もちに気付く察しの良さをもった小林さんと、個性豊かな面々がおりなす家族愛が素敵な物語でした。

お気に入りのエピソードの8割がカンナちゃん関連で、残り2割がファフニールさんという具合で、ヒロインのトールのキャラが弱かった。トールの掘り下げが少なかったために、小林さんに執着する理由が良く分からず、くどいくらいに尻尾を食べさせようとするお決まりのくだりも、何か理由があるのかギャグとして捉えていいのか良く分からなかったのが残念。小林さんはあえてキャラをたたせないことで、周囲のキャラを立たせるのには役立っていたような気はするがやはり物足りない。

 現代社会の労働環境でやや心が死にかけている小林さんが、トールやカンナといった特殊な存在との関わりを通じて、人間がもつ良い部分を育てていく様はなかなか面白かったです。カンナちゃんは幼女ドラゴンなのに、小林さんにあまり我儘を言いすぎず自分を抑えたり、それに気づきカンナちゃんの気持ちを汲んであげる小林さんの行動は心温まります。欲を言えば、トールの掘り下げがもう少し欲しかったのが正直なところ。

・テイルズオブゼスティリア ザ クロス
 原作が良い意味で改変されたと珍しい方向性で話題になったアニメ。原作がよほどひどかったのか、原作組の魂は救われたというような声もしばしば目にしました。ファンタジー作品ですが、物語自体に目新しさはなかったかな。途中ありがちな不殺を言いだす主人公にややドロップしかけましたが、それ以外はほどほどにグラフィックや演出を中心に楽しむことができました。

最終話が一か月先になったこともありまだ最終的な評価はできない状態ですが、ラスボスが撒き散らす負の感情の根源が思った以上に浅かったため、何やら拍子抜けしてしまった。世界観は大きく風呂敷が広げられていただけに、期待したほどの広さや深さといったものは感じられなかったのが残念。キャラはいいけど、魅力に溢れる何かを持ったような感じはせず感情移入できなかった。ほどほどに楽しめましたが人にはお勧めしにくい。

・政宗君のリベンジ
定番のラブコメに、ヒロインへのリベンジという一風変わったスパイスを入れた物語でしたが、終わってみればリベンジ的な要素は回収される様子がなく、普通のラブコメをやっていたような気がする。リベンジという、特殊な動機に至る主人公の背景や理由の掘り下げが弱く共感しにくかった。
それでもキャラが可愛いのでほのぼの楽しめますが愛着はわかない。コメディ部分が際立って面白いわけでもなく、メインのリベンジ部分も有耶無耶のまま終わってしまったので、そんな終わり方でいいのかという具合に、尻切れ感が否めずちょっと残念な終わり方。
   
・うらら迷路帖
 ご注文はうさぎですかの難民先かという具合に見ていたのですが、どうもしっくりこなかった。ご注文はうさぎですか2期はわりと楽しんでいたのですが、うららでは同じように楽しめなかったのは何の差なのだろうか。キャラも似たような萌えデザインで、舞台も共通する要素は多分にありますが、見続けたので最後まで完走したいという義務感で見るようになってしまっていた。

気づいた点はやたら女の子キャラがくっつく演出が多く、一言でいうとやりすぎてあざとい。少女キャラ同士が顔をくっつけたり密着してキャッキャウフフしてれば喜ぶのだろうというような演出が多すぎて、くっつくつ必要性があまりないようなとこでも過剰にやるため、かえって不自然さが目についたような気がします。
昇格試験をパスしないと母親を探しに、街の場所によっては入ることができないなどかなり強引な設定にも困惑。占いという設定上、なかなか成長の様子を描くのが難しい物語でもありますし、成長の要素は排除していっそ日常部分を強調したほうが楽しめたような気もしますが、舞台が舞台だけに話しの広げかたが難しそうです。

・セイレン
 アマガミが好きだった私としては見逃せない作品。アマガミの雰囲気はあるものの、アマガミに求めた何かは得られなかった。主人公の変態紳士ぶりが足りなかったのか、あるいはヒロインにブヒブヒ要素が足りなかったのか、その両方が足りなかったのかは分かりません。物足りなかったものの原因は考えるのが億劫なので、アマガミを見直そうと固く心に誓った。

・風夏
 当初の視聴予定にはなかった作品でしたが、メインヒロインに衝撃的な展開があるという口コミを目にして継続視聴。しかし、この部分は原作改変がされ平和な世界線になったようです。一昔前、いやだいぶ前によく見かけたようなラブストーリーものの作品でした。

バンドを舞台装置として使っていますが、楽器に触ったこともない主人公がめちゃくちゃ短時間でプロが認めるほどの腕前になり、作曲しちゃったりするのは何か違和感が。恋愛の本筋のほうは大きく予想を裏切るようなこともなく着地。それぞれの我儘や気づきのなさに、周囲が振り回されていく話が多かったので途中から視聴がしんどかったですが、物語は軟着陸してきっとよかったんじゃないな・・・という特段の感想もなくおわり。
  
・にゃんこデイズ
 2分という短いアニメですので特に感想はなし。にゃんこ is Loveのフレーズだけが頭に残った。キャラの名前やねこ名前さえろくに覚えられなかったw   
 
・Rewrite セカンドシーズン
 熱心に見たいという気持ちも湧かなかったため、半ば惰性で見ていたのですが、途中から何を見ているのか良く分からない状態に。おそらく筋はこういうことなのだろうというものは理解しても、果たしてその理解でいいのかまったく確信が持てず、結局原作組の補足の解説が必要で、アニメだけでは拾いきれないことが多かったです。

丁寧にやりきれるだけの十分な枠があったら面白くなかったかも微妙に感じましたが、それでもこの作品の場合、圧倒的な尺不足が原因でアニメ組は中身がスカスカに感じたのではないかと思う。物語自体の分かりにくさもありましたが、キャラの見せ方もあまり良いものではなかったように思います。主人公がどこを向いているのかも不明瞭であまり共感できなかったのも、この作品に対して興味が持てず、作中に散りばめられているヒントを熱心に拾おうという気になれなかった要因の1つかもしれません。もう少し楽しむつもりで見ていたら多少評価は違うものとなったかもしれませんが。

・機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ 4クール目
 1クール目2クール目はなかなか良い評価をつけていた作品ですが、このハードランディングぶりはひどい。4クール付き合ってこの醜態では、もう50話近くあるガンダムには怖くて付き合えない。
まだ最終回を残していますので、最終回後に加筆するつもりですがここまで急転直下で評価をガタ落ちさせる作品も過去あんまりなかったような気がする。

加筆を予定していましたが、あまりに長くなりそうなため中止。見返すこともこの先なさそうです。
この作品の評価については、各種のSNSで辛辣な評価が多いですがだいたいそれらに綺麗にまとまっている感想と概ね同意です。


【印象に残ったOP・ED】
 OP  
  けものフレンズ ようこそジャパリパークへ どうぶつビスケッツ
  この素晴らしい世界に祝福を!2 Tomorrow   Machico
  リトルウィッチアカデミア Shiny Ray   YURiKA

 ED

  けものフレンズ  ぼくのフレンド  みゆはん
  幼女戦記   Los! Los! Los!  悠木碧
  テイルズオブゼスティリア2クール目 INNOSENSE  FLOW
  鉄血のオルフェンズ4クール目  フリージア  Uru
  3月のライオン  Orion  米津玄師
  リトルウィッチアカデミア 星を辿れば  大原ゆい子

 EDは歌詞と作品の関連性も含めてけものフレンドのED ぼくのフレンズが素晴らしい。楽曲の良さもさることながら物語の暗喩をうまく拾いながら作品の過去現在未来をうまく表現しているセンスに感銘しっぱなしです。こういう印象を受けたのは 化物語 君の知らない物語以来かもしれない。また、OPのようこそじゃぱりパークも何度も聞いていると心にしみてきていつのまにか大好きなOPになりました。

【初登場お気に入りキャラクター 女性】

特別1位  サーバルちゃん&かばんちゃん けものフレンズ
1位  カンナ  小林さんちのメイドラゴン
2位  キタキツネ  けものフレンズ
3位  サターニャ  ガブリールドロップアウト 
4位  アッコ   リトルウィッチアカデミア

5位  ゆんゆん この素晴らしい世界に祝福を!2

その他
  ・ロッテ スーシー アーシュラ先生   リトルウィッチアカデミア
  ・ヴィーネ   ガブリールドロップアウト
  ・安達垣愛姫 小岩井吉乃   政宗君のリベンジ
  ・千矢  うらら迷路帖
  ・桃野今日子 上埼真詩  セイレン

【初登場お気に入りキャラクター 男性・他】
 
 1位 ボス けものフレンズ
 2位 島田八段 3月のライオン
 3位 ファフニール 小林さんちのメイドラゴン
 4位 バニル この素晴らしい世界に祝福を!2 
 5位 朱里小十郎 政宗君のリベンジ
   
その他 
 ・パイシーズ先生 リトルウィッチアカデミア

 

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