“一息絶命”クンダリーニと共にあらん我がヨガ道

 

 
瞑想には,大きく3種類の方法があります.
 
そのうちの一つに,自分自身という存在を深く掘り下げる内省的な瞑想があります.
 
それにより自分の心のクセ,習慣,パターンなどが浮き彫りになり,悪習慣を改善しうる手立てとなります
 
これは,昔からヨガや仏教でよく行われている方法です.
 
あのイチロー選手も,試合後に自分でシューズを磨きながら,今日の反省と,明日への展望を頭の中で色々と考えていたそうです.
 
具体的には,シューズの泥を落としながら今日の反省を,シューズにオイルを塗りながら明日の展望について考えるそうです.
 
ですので,シューズ磨きも人任せにしないそうです.
 
これは,立派な瞑想ですね.
 
私は,こうした自己の内省瞑想以外に,
 
精神生理学的に自分を知る方法もビジネスパーソンやアスリートには欠かせないと思っています.
 
皆さんの周りには,いつもボーっとしている人や,ピリピリしている人がいらっしゃると思います.
 
そして,緊急時でも常に落ち着いている人や,パニックになってしまう人など…様々です.
 
これには,約20種類のストレス関連遺伝子が関わっているのですが,結果として脳波の形として今の精神状態に反映されます
 
つまり,安静状態ストレス状態のそれぞれの脳波を分析することで,
 
自分は,ぼんやりタイプなのか,ピリピリタイプなのか,そしてストレス状態になると,興奮するのか,ボーっとしてしまうのか
 
ということがきちんと,数値化可能になります.
 
脳波計は,これだけfMRIやPETスキャンが普及した現在もほとんどの病院に設置されています.
 
それだけ,再現性が高い,信頼性がある測定器だということです.
 
その理論は割愛しますが,基本的に何度測っても数値が大きく変わることはありません.
 
脳波分析が得意とするのは,脳が興奮しているか,沈静しているか,という脳の覚醒レベルの判別です
 
イライラしていれば,ベータ波と呼ばれる速い周波数タイプの脳波が増え,
 
落ち着いてくると,アルファ波などのゆったりした脳波が混じってきます.
 
そして,脳波の種類には様々なものがありますが,要は,遅いタイプの脳波か,速いタイプの脳波か,に分けられます.
 
基本的にアルファ波よりゆっくりした脳波(アルファ波を含む)のものを「徐波」と呼び,ゆったり系の脳波に分類されます.
 
結局,この脳波の分析で何が分かるのか?何に役立つのか?
 
もし,自分が将来,陸上競技で活躍したい場合,短距離が得意な遺伝子か,長距離が得意な遺伝子かを
 
あらかじめ知れたら,こんなに便利なことはないですよね.
 
そんなことしなくても,「実際に走ってみれば,自分がどっちが得意か分かるじゃないか」
 
と言われそうですが,その通りです.
 
それは,走ってタイム計測することで,パフォーマンスが簡単に数値化できるからです.
 
しかし,脳や精神,メンタルの話となるとそう簡単にはいきません.
 
脳の中は外からは見えず,今どういう状態なのかが全く分からないからです
 
「あっ,アルファ波が脳の中に増えてきたー」という方が,もしいれば,お釈迦様レベルの大天才です.
 
当然,普通は分かりません.
 
そこで,自分の脳のタイプを知ることに長けているのが脳波分析なのです.
 
これを知ることによって,自分は,「ぼんやりタイプ」か,「ピリピリタイプ」かが分かります.
 
「ぼんやりタイプ」は,基本的に自分が興味,関心を持っているものに取り組んでいないと
 
すぐに眠気が混じってき,パフォーマンスが大きく低下します.
 
ただ,アーティストのように創造性は豊かといえます.
 
つまり,パフォーマンスを上げるには,興味のあることを選択的に行う必要があります.
 
一方,「ピリピリタイプ」は,事務作業などを常に一定のスピードでこなせます.
 
ただ,ストレスがたまりやすく,なかなかリラックスできません.
 
「ぼんやりタイプ」は,好きなことをしているときは尋常じゃない集中力と高いパフォーマンスを発揮し
 
「ピリピリタイプ」は,ホームランは打てませんが,どれも平均的にこなせるタイプといえます
 
ただ,これが,ストレス状態になると,全く別の脳波が混じってきたり,あまり変わらない人,など,それぞれに様々な変化をします
 
ですので,医療検査では,疾患の判別が目的ですので,安静状態での検査しかしませんが,
 
メンタルの分析として行う場合は,安静状態とストレス状態のそれぞれの状態を分析し,その比較をすることが極めて重要なのです
 
今まで,スポーツ分野では,本番前に皆一様に深呼吸を行わせていました.
 
これは,試合時「ピリピリタイプ」なら脳の興奮が下がって,パフォーマンス発揮に有効ですが,
 
試合時「ぼんやりタイプ」が深呼吸をしてしまうと,さらに,ぼんやりしてしまい,集中力の低下を招いてしまいます.
 
フィギュアスケートの浅田真央選手羽生結弦選手の場合,安静時の脳のタイプは分かりませんが,
 
ストレス時,浅田選手はおそらく「ピリピリタイプ」,羽生選手は「ぼんやりタイプ」と想像できます
 
羽生選手のようにストレスがかかっているのに,ぼんやりした脳波が混じってくるなんて
 
信じられないと思われるかもしれませんが,案外多いものです.
 
そうしたストレス時「ぼんやりタイプ」は,金メダル取得を公言したりして,
 
プレッシャーを自分自身にかけることで,脳の一定の緊張感が保て,より良いパフォーマンスが発揮できるようになります
 
対して,一般的に多い浅田選手のようなストレス時「ピリピリタイプ」は,
 
逆に試合結果やメダルの色を気にしない方が圧倒的にパフォーマンスが高まります
 
それは,2014年のソチオリンピックでの浅田真央選手の初日と二日目の演技の違いをみれば一目瞭然です.
 
このように,ストレスが加わると自分の脳はどうなるのか
 
それを事前に知っておくことで,試合当日のメンタル面における戦略が立てられるようになるのです
 
自分の脳タイプが知りたい方は,ストレスプロファイル(メンタル「見える化」カウンセリング)をどうぞ一度お試し下さい.
 
画像クリックで拡大表示
 
メンタル 脳波 科学 分析
 
“May the Kundalini be with you” - Guru Prasad Singh -
 

書籍のご案内

 

最先端科学×マインドフルネスで実現する最強のメンタル

ダイヤモンド社  本体1,400円+税

~ ビジネスパーソン,アスリート向け!

科学的に“ゾーン”にアプローチするメンタル強化の決定版!~

 

歩くだけで やせる!通勤ヨガ Yoga Walk (ヨガウォーク)

山と渓谷社  本体1,200円+税

~ 忙しくても通勤時間にできる“ながらヨガ”,驚きの効果!

自律神経リセット!体質改善!ストレス軽減!アンチエイジング!~

 

ヨガ×武道 ~ 究極のメンタルをつくる! ~

BABジャパン 本体1,400円+税

~ アスリート,アーティスト,武道家,ヨガ実践者にオススメ!

メンタル強化の理論と実践,クンダリーニヨガの実践まで! ~

 

入門案内ヨギ・バジャン直伝「クンダリーニヨガ」求道の会

ヨギ・バジャン直伝 クンダリーニヨガ

筑波大学発 CYBER YOGA Studio

クンダリーニヨガ無料!メール道場

初めての方受講の流れメニュー

受講生の声メディアプロフィール

スタジオ
・JR山手線/京浜東北線「田町駅」徒歩4分
・都営三田線/浅草線「三田駅」徒歩2分
※ご予約時に地図を添付させていただきます.

【営業時間】
・平日: 10時-22時
・土曜日&日曜日: 10-18時
※祝日も通常営業しております.
・定休日: 毎週月曜日,第5週目

【ご予約 / お問い合わせ】
03-5443-5180 / メールでのお問い合わせ