グッと!スポーツ【編集後記】
NHKさんのサイトで,先日のヨガ特集の記事を書いていただいています.
リンク先の記事内の「▼もっと見る」をクリックすると全文が読めます.
記事によりますと,浅田選手のパートが最も盛り上がったそうで,
少しだけ関わらせていただいた私としましても嬉しい限りです.
浅田選手のパフォーマンスは,相葉さんの「グッと!ポイント」にも選んでいただきましたね(*v.v)。
“今回ヨガを取り上げて印象に残ったのがやはりヨガは「心の落ち着きにも効く」ということでした”
ということも書いていただいています.
ヨガはどうしても,アメリカのモダンスタイルのヨガのイメージから,ポーズが注目されがちですが,
ポーズと呼吸法,瞑想法はあくまでもパックであって,それぞれに役割があるのです.
………
収録の数日前に浅田選手の脳波をチェックさせていただきました.
安静時の脳波はとてもバランスが良い状態でしたので,
プレッシャーがかかっていない状態,ウォームアップなどではかなり良いパフォーマンスが発揮されるタイプです.
しかし,
プレッシャーがかかるとハイベータ波と呼ばれる緊張に関わる脳波の成分が増加し,パフォーマンスが低下してしまうタイプでした.
それは,放送をご覧になっていただいた結果からもご理解いただけたかと思います.
ですので,本番ではリラクセーションが効果を発揮するという典型的なタイプでした.
ただ,スポーツの場合,通常のリラックスと異なり,ある程度の集中が必要で,
どの程度まで覚醒を下げるかで,パフォーマンスが大きく変わってくるのです.
ダーツ場での自己コントロール後のパフォーマンス低下は,リラックスし過ぎたために起こりました.
その原因は,マインドフルネスを行った後にさらに呼吸法を行ったために麻酔に打たれたような状態となってしまったのです.
そうしたダーツ場での失敗を踏まえて,スタジオではマインドフルネスだけを行ったので,
リラックスしつつも程よい集中状態が保て,結果パフォーマンスが向上しました.
いずれにしましても,放送をご覧になられた方は,
ダーツ場での自己コントロールの後は,きっと素晴らしいパフォーマンスが見れるんだ!と思われたかもしれません.
しかし結果的には,リラックスし過ぎによるパフォーマンスの低下という形に終わりました.
ただ,NHKさんの記事にも書いてある通り,
本当に全て1回のみのガチの測定だったんだ!というリアリティーは感じていただけたかと思います.
そして,スポーツパフォーマンスには,リラックスと集中のバランスが大事なんだ!というメッセージもお伝えできたかと思います.
このバランス度合は,個人によっても,競技種目によっても異なってきます.
⇒見逃された方は,12月19日0時55分~1時45分(月曜深夜)に再放送されます(*v.v)。
………
最高の精神状態である「ゾーン」は簡単につくれる!という自己啓発本,ビジネス本は多いですが,
実際はこのように少しの精神状態,覚醒レベルのズレがパフォーマンスを大きく左右させてしまうのです.
つまり,「ゾーン」を目指すという方向性,ベクトルは良いのですが,
その状態に完全に入ることを目指すことは,それこそ現実離れしていて,リアリティーのない話なのです.
ゾーンや変性意識については,ニーズがあればまた別の機会に書きたいと思います.
また機会がありましたら様々な競技のアスリートのパフォーマンス中の精神状態の測定を行いたいですね.
P. S.
最近,ハマっているブルボンの「フェットチーネグミ」…
何とも言えない噛み応えで,噛んでいるだけでゾーンに入れそうです…(*v.v)。
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