クンダリーニヨガ「呼吸法」
【呼吸法】
「呼吸法」は,呼吸中枢を刺激することで自律神経系に影響を与え,精神をコントロールできる唯一の方法です.
息を吸う時に副交感神経の働きが抑制され,交感神経が活性化し,吐く時に副交感神経の働きが亢進します.
ですので,吐く時間を長くすることで副交感神経の活動が高まり,リラクセーション効果が得られるという訳なのです.
また,呼吸法で使われる主要な筋肉である横隔膜は,ほ乳類だけに備わっており,
これは進化の過程で得られた宝物といえるでしょう.
呼吸法により,空気中に存在するプラーナ(気)を取り込み,その通り道であるナーディを浄化させ,
潜在的エネルギーである“クンダリーニ”をも呼び覚ますためにも,呼吸法はなくてはならない必須のテクニックなのです.
呼吸法には様々な種類がありますが,
基本的には,速さ,長さ,強さ,両鼻,片鼻,口など様々なパターンが組み合わされ,用途に応じて使い分けられます.
ヨガでは特別な指示がない限り,基本的に鼻で呼吸を行います.
・ロングディープブリージング:
これは別名,完全呼吸やヨギックブリージングと呼ばれ,お腹と胸にめいいっぱ空気を入れて行う,吸う吐くが1対1の呼吸法です.
吸う時はお腹⇒胸,吐く時は胸⇒お腹の順になります.
現在は指導者の間でも,通常の腹式呼吸と同一視されていますが,実際は大きく異なります.
プラーナをめいいっぱい吸い込むことが目的ですが,やはり火の呼吸が優先的に行われる傾向にあります.
この呼吸法は,発熱,高血圧症,妊娠などの理由で火の呼吸ができない場合に主に適用します.
メンタルコントロールやリラクセーションにはあまり向いておりません.
リラクセーションには,吸う吐くが1対2の腹式呼吸がお勧めです.
・イダ&ピンガラ呼吸:
「イダ(左鼻:沈静化)」と「ピンガラ(右鼻:活性化)」の片鼻呼吸により精神バランスを整えます.
・火の呼吸:
「火の呼吸」は,1秒間に2,3回のペースで行う非常にパワフルな呼吸法で,
臍下丹田のエネルギーを強烈に高めるクンダリーニヨガの根幹をなす呼吸法です.
座った姿勢から練習し,慣れれば様々なポーズと組み合わせて行います.
バリエーションとして,口で行う火の呼吸に「キャノンブレス」というものもあります.
火の呼吸以外にも,ライオン呼吸,口笛呼吸,シータリー呼吸,シットカリー呼吸,ヴァットスカル呼吸などがあります.
「火の呼吸」の効果:
ヨギ・バジャン師は,「火の呼吸」について以下の効果を挙げています.
・肺,血液,細胞のデトックス
・肺活量の増加と生命力の向上
・ストレスに対する神経システムの強化
・交感神経及び副交感神経のバランスを整え,自律神経の安定化
・臍下丹田と第3のチャクラの強化
・スタミナの強化
・オーラの強化
・タバコ,ドラッグ,アルコールなどの悪習慣を断つのに役立つ
・脳への酸素量が増加し,注意・集中が高まり,精神が安定する
・免疫力を高め,病気に対する抵抗力が強くなる
・生体バイオリズムを整えてくれる
【入門案内】ヨギ・バジャン直伝「クンダリーニヨガ」求道の会
【クンダリーニヨガ】【YouTube】【LINE】
【初めての方】【受講の流れ】【メニュー】
【受講生の声】【メディア】【プロフィール】
【スタジオ】
・JR山手線/京浜東北線「田町駅」徒歩4分
・都営三田線/浅草線「三田駅」徒歩2分
※ご予約時に地図を添付させていただきます.
【営業時間】
・平日: 10時-20時
・土曜日&日曜日: 10-18時
※祝日も通常営業しております.
・定休日: 毎週月曜日,第5週目
【ご予約 / お問い合わせ】
☎ 03-5443-5180 / メールでのお問い合わせ