いつも乗る駅に、鳩の巣があります。半年ほど前、駅長室にある換気用のワクの上に作られました。毎朝私はヒナ達の幼い声にほほえみ、壁に何本もついたフンには青筋をたてていました(笑)。

いつの間にかヒナは成長し、巣にかぶさっている屋根との間で、きゅうくつそうにしていることが多くなりました。

今週、その巣が空になりました。静かになった駅は、私にはすこし寂しく感じられました。

今朝のこと。線路の上にはりだした鉄骨のところで、1羽の鳩が、別の鳩をつついているのを見ました。
「あ、いじめている」

よく見ると、小さいほうは、つつかれて飛び立つのですが、すぐに元に戻ってきます。何度も。飛びにくそうに。なんで逃げないんだろう?

ハッとしました。あの巣のヒナ達と、その親だったのです。いま彼らは、親から最後の授業、飛ぶことを勉強させられているところでした。

ヒナ達がほんとうに巣立つのは、もうすぐです。

『気まずい二人』の続き。対談の中の安達祐美さん(ちゃん?)の回に、ちょっとホゥという思いを。

私、「家なき子」も「ガラスの仮面」も見てないんです。“演技が上手い子役”という評判が逆に作用したようで、避けていました。ところがこの対談を読んだら、面白いですね、この人。
眉は剃らない、髪は染めない、ルーズソックスははかない。これ、ポリシーというか、「校則がそうなっているから」だそうで。(彼女以外は全員ルーズ)制帽をかぶっていたのは彼だけという三谷さんと、息がピッタリの会話をしてました(笑)。

良くいえば真面目、悪くいえば堅物(^^;)。芸能界の空気にも染まらず、ガンコに「普通」を守りとおしてる。なんか気に入ってしまいましたよ、安達祐美さん。第一線で活躍してきたのも、その意志があらばこそ。
あどけなさが残る顔は、第二の賠償千恵子かな? 今後の活躍に期待します!

三谷幸喜『気まずい二人』を読了。初の対談集にして、人見知り克服のリハビリ報告書(^^;)。口下手な三谷氏。これじゃインタビューというよりお見合いだ(笑)。でもなんとなくわかります。この人は口下手だから、いい脚本を書けるんだろうな。心にためたいろんな気持ちを、文章に変えるのでしょう。もちろん語りも上手、書くのも上手な人もいるけれど。

まだ彼のことを知らなかった頃、何気なくつけたNHK-FMラジオで、劇をやっていました。2人芝居で、戦時中に脚本を検閲されている男と検閲官の話。面白くて笑ってしまい、途中でチャンネルを変えようと思っていたのが、つい最後まで聴いてしまいました。
数年後にビデオで『ラヂヲの時間』や『王様のレストラン』を見、彼のファンに。その後TVで『笑の大学』に再会し、「ああ、この人が書いていたのか」と納得しました。

『オケピ!』大人気ですね。見たいな~。

1週間前から、腰が痛い。「自分は姿勢が悪いな~」とはつねづね思っていたけど、ずーっと運動もヨガもしなかった。そしたらとうとう体がガタピシいい始めた。

ウームとうなりながら1週間、ダマシダマシ歩いていたら、なんと、今日は股関節がおかしくなっちゃった。電車から降りようと席を立ったら、股関節に激痛が。声も出ないで立ちつくしました(*^^*)

びっこを引き引き歩いて、なにが辛いって、階段。しかも下り。手すりがなかったら、私は壁によりかかって泣きふしていたでしょう(←誇張入ってます)

駅の階段で、お年寄りが後ろ向きに下りている気持ちがわかりました。エスカレーターの導入で、上りを希望するのは健康な人で、本当に足の悪い人は下りのほうを希望していることも、よ~くわかりました。
駅に下りのエスカレーターを! そしてエレベーターを導入しよう!(と社会的にまとめて、オシマイ)
 

ここ1週間ほど、家に帰るのが楽しみです……いや、それまで嫌だったわけではありませんよ、念のため(^^;)

仕事を終え、通勤電車にゆられて、私は毎日、夜の8時ごろ家路につきます。アスファルトの道路から、家のじゃり道へ。やっと着いた。ああ疲れた、疲れた。
ある日、何かに、ふと私は足をとめました。甘い空気が。パウダーのような、濃い花の香り。それはくちなしのものでした。

庭を見回しても、みんな夜の闇に沈んでいます。そのむこうから、くちなしの花の香りが、風にのって流れてきていました。姿は見えないけれど、きっと満開なのでしょう。匂いは庭いっぱいに広がっていました。
虫の声がきこえています。雲のむこうに、月がぼんやりと輝いています。
私は胸いっぱいにくちなしの香りを吸いこみ、そして元気に玄関を開けました。
「ただいまあ」

チケットを買いに行った時のこと。2枚欲しいと用紙に記入し、受付カウンターへ。応対してくれたのはアルバイトらしい、大学生くらいの女の子。パソコンをパチパチ操作したあと、彼女は一言、「申し訳ございません、こちら、1名様分しかお取り扱いできないんですが」。

その言い方がなんとなく微妙だったので、聞き返しました。「それは、1枚しかチケットが残ってない、ってことですか? それとも、2人がそれぞれ別に買えばいい、ってことですか?」 返事はまた、「いえ、1名様分しかお取り扱いできないんですが」。
もう一度同じ質問をし、同じ返事をもらいました。おたがい不機嫌になって別れました(^^;)

私も初めてコンビニでアルバイトをした頃は、口下手なせいもあり、客との会話にはしどろもどろでした。だからとやかく言いたくはないですが……お嬢さん、人がなにを考えているか、読み取る努力をしましょうね。
 

新聞に「ワイン・ブームが去る」という記事がありました。ボージョレ・ヌーボー人気、ポリフェノールへの注目、「失楽園」の影響と、93年からワインの人気はうなぎ昇り。店頭に置けば売れる状態でしたが、ついに99年、出荷が右下がりになりました。今や投げ売り状態だそうです。

それでふと連想したのがキノコヨーグルト、チョコレート、黒酢。「中の成分が、体にいい」と一時は人気だったのに、いつのまにか影をひそめている。「健康」という流行が、ある気がします(独断)。
「体にいい」。一見、健康志向のようだけど、その後、それを食べなくなるのはなぜか。流行だったと考えると納得がいきます。だって、本当に体のためだったら、まずくても毎日食べるもの。

ごはんはおいしい。栄養があればなおラッキー。そういう考えでいきたいな。
私はワインが好きです。ポリフェノール? 私、白ワインのほうを好きなんで、知りません(笑)

夜道を自転車で走っていたら、なつかしい音が聞こえてきました。カエルの鳴き声です。

どうやら道向こうの公園にいるようです。今年初めて耳にした声に、うれしくなりました。車で30分ほど行ったところに、田んぼが広がっています。ここはカエルの格好の住み家で、毎年この時期になると、鳴き声があたりに響きわたります。
1匹だとケロケロ、グワグワと聞こえるカエルの声。これが何十匹もの合唱になると、それぞれの声はかき消され、サーッと、音の海のようになります。なんだか不思議なきれいな音に包まれている、そんな気持ちになってきます。

週末は、ひさしぶりにあの田んぼへ行ってみましょうか。音の海は、真夜中がいちばん聴き頃です。

あじさいが満開です。ピンク、水色、紫……。雨で沈んでいる風景が、パッと明るくなります。まるで、色とりどりのボンボンを持った子供たちが、町じゅうを踊っているようです。

阿保美代という短編専門のマンガ家が、あじさいを使ったすてきな話を描きました。男の子とおじいちゃん(だったかな? うろ覚えです)が、仲良く暮らしています。ある晩、おじいちゃんが熱をだします。男の子は薬を買いにゆくのですが、真っ暗な夜。なにも見えません。 帰り道がわからなくなってしまった男の子は、「薬を持って帰りたい」と泣きます。すると、あじさいが明るくともり、夜道を家まで照らしてくれました。

このマンガ家の作品は大好きです。もうどれも絶版だと思いますので、古本屋で見かけたら、ぜひ買ってみてくださいね。(講談社のフレンド・コミックかな?)

梅雨宣言が出たので、あわてて庭のフキを刈りました。今年は太い茎が多く、豊作でした(^^) フキの煮たのを食べたいな~と、料理の本と首っぴき。最初は順調にいったんですが、途中でえらい目にあいました。

フキの皮取りがこんなに大変だったとは。母と2人がかりで30分以上、ひたすら皮をむき続けてました(^^;)

でもほろ苦くて、おいしかったです。季節の味ですね。


(2000/6/10-2015/5/26)