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フォルコンブロート

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プンパーニッケル(パンパニッケルとも書かれる)、ゾンネンブルーメン、そしてこのフォルコンブロートと、三種類の全粒ライ麦パンを食べて見ましたが、違いがよくわかりません。

日保ちするので、買い置きしておいて、買い物ができなかった日などに食べてます。どれも名前がカッコいい(笑)

糖質制限食の本でも、玄米と全粒ライ麦パンはオッケーになっています。炭水化物系でも、他の栄養素も豊富だからでしょうか?

糖質制限食と言っても、あんまり厳密に考えないで、糖質半減食くらいで、何でも楽しく食べてます。

電波バトル8、再考、電気自動車

昨日、電気自動車はエネルギー問題の観点から評価して、マイナスになることはあってもプラスになることはあり得ない、と書きましたが、この点について、もう少し詳しく書いてみようと思います。

電気自動車は普通の自動車のようにガソリンスタンドでガソリンを給油するのではなく、夜の間に家のコンセントから電気をチャージして使います。電気自動車用の電気チャージスタンドもありますが、まだまだ数が少なく、チャージに時間もかかるので、家でチャージする場合がほとんどだと思います。

普通の自動車がガソリンを給油して、排気ガスを出しながら走るのに対して、電気自動車は排気ガスを出さずに電気で走るので、クリーンなイメージを抱きやすいのですが、電気は約60%が化石燃料、約30%が原子力、約10%が水力で発電されているので、結局、電気自動車は原子力、石炭、天然ガス、石油、水力を主な燃料源として走ることになります。

100%石油(ガソリン、軽油)で走る普通の自動車と比べて、約10%ほど水力が入っているし、石油に偏らず天然ガス等もブレンドされている分、良いではないか、と思う人もいるかもしれないし、原子力が入っているので悪く思う人もいるかもしれません。特に、夜間にチャージする場合、原子力発電で作られた電気を多く使うことになるかと思います。なので、原子力発電を推進する立場の人は、夜間電力でチャージする電気自動車の利用を熱心に勧めるようです。

将来は太陽光発電や風力発電が増えるので、それと結びつけてクリーンなイメージが作られたりもするようですが、昨日書いたように、太陽光発電と風力発電を合わせても0.6%ほどで、将来、最大限増えたとしても、せいぜい数%程度で、ごくわずかの割合にしかなりません。技術の進歩とかとは関係なく、風まかせ、天気まかせの発電方式の普及には、おのずから限度があります。

電気自動車はガソリンや軽油で走る自動車に比べて燃費が良い、だからエネルギーの節約になる、といった記述を見かけることがあります。しかし、普通に考えれば、発電所で発電して、送電して、バッテリーにチャージして、モーターを回して、といったエネルギー変換、運用過程でエネルギーのロスが発生するので、石油を精製して作ったガソリンや軽油をそのまま利用する普通の自動車の方が、電気自動車よりもエネルギーの利用効率は良いはずです。

ところが、JHFC(水素・燃料電池実証プロジェクト)が公表している資料によれば、1km走行当り一次エネルギー投入量は、ガソリン車が約2.7MJ/km、ディーゼル車が約2MJ/km、そして電気自動車が約0.9MJ/kmとなっており、電気自動車がガソリン車やディーゼル車よりもエネルギー効率が良いことになっています。

しかし、このような計算結果になる理由は、本当に電気自動車の方がエネルギー効率が良いのではなく、走行時に消費される燃料のみを対象として計算が行われ、機械装置・設備の生産・建設やそれに関連する輸送その他の活動で消費されるエネルギーが計算から抜け落ちているからだと思います。

電気自動車の場合、消費されるエネルギーは発電所で使われた石炭や天然ガスやウラン燃料等の分だけではなく、発電所の建設、そのための資材の輸送、発電機の生産と輸送、そのための部品や資材・原材料の生産・輸送、送電や変電の設備・機械の建設・製造と輸送、それらを作るための原材料の採掘・生産・輸送、バッテリーやモーターの生産と運搬、そのための部品や原材料の生産と輸送等々、これら全ての活動でエネルギーが消費されており、本当のエネルギー効率を計算するためには走行時に消費されるエネルギーだけではなく、考慮しなければならない計算要素は膨大な数になります。

もちろん、ガソリン車やディーゼル車にしても直接消費される燃料以外に考慮すべき計算要素はあるのですが、電気自動車の方が元々のエネルギーを一旦電気に変換する分、ガソリン車やディーゼル車よりもはるかに多くのエネルギーを間接的に消費していると考えられます。

これらの間接的に消費されるエネルギーは、正確に計算することが困難で、電気自動車に限らずエネルギー問題を論じる時には、肯定的な立場の人と否定的な立場の人とで全く違う計算結果が出されることがよくあります。

その場合に最も適切で有効な方法は、コストや価格で評価することです。もちろんコストにはエネルギーコスト以外にもさまざまなコストが含まれているので、そのままエネルギー消費量やエネルギー効率と結びつけることはできませんが、エネルギー効率が良いと言いながらコストや価格が高い場合には、エネルギー効率を計算する時に、間接的に消費されているエネルギーが計算から漏れている場合が多いと思います。

電気自動車の価格が高いのは、他の要因もありますが、電気自動車がたくさんのエネルギーを消費していることの反映でしょう。

電波バトル7、電気自動車

電気自動車や、昨日書いた燃料電池自動車や水素エネルギーといったモノは、エネルギー問題や環境問題の観点から評価するならば、マイナスになることはあってもプラスになることは、ありません。

これらの技術は、エネルギーの利用の仕方に関する技術であって、他の、何らかの方法によって作り出されたエネルギーを消費するシステムです。

電気自動車は火力発電や原子力発電や水力発電等によって作られた電気を使って走る自動車、燃料電池自動車や水素エネルギーシステムは、天然ガスや電気を使って作られた水素等(一酸化炭素などを利用する燃料電池もあるそうです)を消費して、自動車を走らせたり、発電して電化製品を使ったり、という話です。

石油を単純に精製して軽油やガソリンを作って、それを燃料に使って自動車を走らせれば早いのに、わざわざ発電して電気に変えたり、その電気でさらに水素を作ったり、天然ガスから水素を作ったり、その水素でまた発電したり、といった、余分なプロセスが増える分、部分的には効率良くエネルギーを利用できる部分があったとしても、全体としてはエネルギーの利用効率は悪くなります。

どうしてそんな効率の悪いモノが未来の自動車、未来のエネルギーシステムとしてもてはやされているのか?というと、その理由は、将来は火力発電や原子力発電ではなく、太陽光発電、風力発電、水力発電といった、いわゆるクリーンエネルギーによってほとんど全てのエネルギーが賄われるから、ということですが、あり得ません。

資源エネルギー庁のホームページに「発電電力量の構成(2004年度)」という円グラフがありますが、それによると、石炭・LNG・石油等の化石燃料で60%、原子力が29.1%、水力が10%、地熱が0.3%で、ここまでで99.4%となり、残りの0.6%ほどが風力、太陽光等となっています。

データがやや古いので、現在や将来は太陽光や風力がもう少し増えているでしょう。あと太陽光は統計に入っていない発電量もあると思います。

しかし、それらを考慮したとしても、太陽光や風力の占める割合はごくわずかで、水力が将来大きく伸びることは考えにくく、しかも、この数値は電力のみに限定した場合の割合で、電力以外の形のエネルギーも含めると、水力や風力、太陽光の割合はさらに小さくなります。

これから詳しくその根拠を書いてゆきますが、太陽光発電や風力発電や水力発電が、化石燃料に代わって未来のエネルギー供給の主力となることは、あり得ないことなのです。従って、電気自動車や燃料電池自動車、水素エネルギーシステムといったモノも、エネルギーの無駄遣いになることはあっても、エネルギー問題や環境問題の解決に役立つことは、あり得ないのです。